まろねふの廊下からの呟き

中年オヂさんの呟き転じて、人生備忘録となる…

懐かしの列車シリーズ…だいせん

2006年10月13日 | 廊下から
模型で『だいせん』の話をしたので、今度は実物写真を。題して『懐かしの列車シリーズ』… ♪ドンドンドン パフパフパフ…

時は西暦1992年4月4日、『TAP山陰路観光キャンペーン』が展開され、出雲市まで“夢空間”がやって来るとの事だったので、有給休暇をとり実家に帰省し2日間ほど始発列車で出雲市まで通いました。当然、親は呆れていましたが…(笑)

さて始発列車で、出雲市に到着するとすぐに『だいせん』が到着し、留置線に引上げたばかりの『だいせん』号をゆっくり撮影する事が出来ました。しか~し、絶好のポジションに停車しているにも拘らず、形式写真を撮影していない私…おバカですねぇ(息)
この日の『だいせん』は、その筋の方々が多く乗っており一目見ただけで『夢空間』狙いだと判ったものでした。
実際この日は、臨時列車や臨時増結が多く見られました。


『だいせん』到着。この時、12系は3000番台に変更済み


引上げ後。この後本務機は『出雲』の附属編成を引き上げて、その日の上り『出雲』の牽引機となった。


急行用14系は3段寝台。後に特急に復活するとは思いも寄らなかった。

いつか撮ろうと思いつつ、結局時間だけが過ぎてゆき、次に『だいせん』を撮影したのは最末期の気動車の時代… 本当に不真面目な客車マニアやなぁ…(涙)

KATO 12系

2006年10月13日 | 工作室から
KATOから発売されている、HOプラ製品の初期製品に12系客車があります。わが鉄道にも急行列車用として数両配備されていますが、この度『急行だいせん』を再現すべくTomix製14系寝台車と混結するための専用車両がお目見えしました。改造内容はKATOカプラーをTNカプラーに交換しただけですが、車両間隔もより実感的になり見栄えするものとなりました。今回は少しだけディテールアップしたスハフ12と一緒にご紹介してみましょう。

まずは、加工前に車体を分解しますが、不要である伸縮ドローバー関連のパーツを全て撤去します。続いて床板の加工ですが、TNカプラー取り付け穴をあけますが、伸縮ドローバーの欠き取り部分と干渉するので、床板上面にt1・0のプラ板を貼り付け欠き取りを塞ぎます。
次に穴あけですが、床板の端から11mmの位置に枕木方向にケガキ線を入れ、次にレール方向に床板中心線を入れます。枕木方向のケガキ線上に、中心線から左右9mmの場所に2ヶ所、2mmの穴をあけます。
TNカプラーの加工ですが、本来の取付用である爪をカットし、上面をフラットにしておきます。最初から取付穴はあいておりますので、これ以上の加工は必要ありません。
次に取り付けですが、M2×5ネジで固定するのですが、ネジ頭を車内側に入れて床下側から黒染めナットで固定します。車内側にナットを入れた場合、室内モールドのパーツと干渉し浮き上がる部分が出来ます。見栄えが若干悪いのですが、加工の手間を考えるとベターな方法だと思います。


下から見ると、このような状態です。


TNカプラーに交換後のオハ12

実際に連結面間隔を比較してみると、その差は歴然です。全てを確認したわけではありませんが、通常の曲線通過には全く問題なく、亘り線通過も問題がありません。Tomix14系寝台車とほぼ同じ間隔になります。


加工前

加工後(方向幕はモリヤ製パーツを使用)

14系と連結しても違和感がありません。

オハ12はカプラーを交換しただけですが、スハフ12は若干のディールアップをしてみました。
まずは屋根上の排気管ですが、製品では筒状の突起があるだけですが、これを削り取りKATO製キハ82の排気管をはめ込みます。さすが最近の製品だけあって、排気口のメッシュ部分までモールドされており、より実感的になっております。ただし、このまま取り付けると嵩高になってしまいますので、実際よりも深くはめ込みます。
この排気管パーツは、キハ82系には余分に入っており、また製品自体が再生産されていますので、Assyパーツとして入手が簡単に出来るのではないでしょうか?
正面の元だめ管コックは、珊瑚製のエアーホースのホース部分をカットした物を取付ています。トレインマークは、モリヤ製の絵入りマーク(品番1439)をt1・0プラ板に張り付けて厚みを持たせて、縁を銀色に塗って接着剤で貼り付けています。
機関車側のカプラーを、Kadee5番に交換すれば完成です。


完成したスハフ12。判りにくいのですが排気管部分をウェザリングしてみました。

こうして、簡単な加工で『急行だいせん』用の12系客車は完成しました。お手軽プラ製品を少しだけ加工する事で、もっと楽しめるのではないでしょうか?

皆さまも、少しだけ楽しんでみませんか?