まろねふの廊下からの呟き

中年オヂさんの呟き転じて、人生備忘録となる…

思い出のマニ60

2011年01月30日 | 廊下から
楽しみにしていた、今月のRMLを手にしました。

幾つかのサイトで、表紙がマニ60だとは知っておりましたが、手にとってその番号を見て、思わずお股の方が生暖かくなる所でした(笑)



何と表紙の車両は、浜田の108番だったんですよ! この車両は大変馴染み深い車両で、何度もその姿を見たものでした。そして、中を見ると同じく浜田の103番までもが掲載されているでは…
何故、この番号を知っているかと言うと、ウチのお袋の仕事から帰ってくる列車がマニ60を連結した列車で、重たい買い物袋を持つ為(アタシ的には汽車が間近で見れるから!)に駅まで度々お迎えに出ていたので馴染みあるんですよね…また、小・中学校の通学途中で毎朝見ていた列車も、このマニが帰ってくる列車でした。 

さて、京都で撮影されたこのマニは、『米荷2』で運用中であったと思います。子供の頃は何日か後に浜田へ帰ってくるとしか判りませんでしたが、10数年前に偶然見つけて購入した、JRR刊『国鉄客車ガイド』に運用が出ており、子供の頃の謎が氷解しました。

その本から引用すると、この『米荷2』運用は、『米9』運用と共に浜田を536レで米子へ向かい、米子で『米9』運用と別れ翌日の820レで京都へ向かいます。京都で解放され翌日の835レで出雲市まで戻り、翌日の521レで浜田へ帰区していました。面白い事に、全ての列車で『米9』運用に連結されており、前々日又は数日前に浜田を出た『米9』運用とペアを組む、大変興味深いものでした。

浜田のマニ60は59-2改正で、汐留(だったかな?)から転属してきたマニ50と、宮原から何故かやって来たマニ36-2240に置き換えられ廃車となりました。

古の“山陰シリーズ”では絶対必要なマニ60…キットは確保していましたが資料がなく手付かずのままでした。この資料を発表してくれた方には大変感謝致します!

思い出のスユニ50

2011年01月23日 | 廊下から
まだ買ってはいませんが、今月のRMLはマニ60やスユニ61が特集だとか… 心擽る特集なんで早く手にしたいものです。

さて、マニ60は浜田区に数両いたので、よく目にしており馴染みある車両でしたが、スユニ60や61は早くから、スユニ50へ置き換えられたので印象が薄いんですよね。でも実物は見た事はありますよ…


544レ(浜田発東舞鶴行) 昭和56年頃 

827レ(出雲市発下関行) 昭和60年頃

さて、そのスユニ50なんですが、53-10改正の少し前から運用を始めたと記憶します。この改正で、急行『だいせん5・6号』が20系に、『さんべ5・6号』が20系と12系の混結編成に置き換えられ、それらに連結される郵便荷物車も置き換えられました。

当時の山陰線の郵便輸送は、宮原区の『大郵111』『大郵113』、出雲区の『米郵1』の3運用で行っており、京都(大阪)~下関~門司及び大社線をカバーしておりました。
このうち、急行列車に運用されていたのが、『大郵111』の大阪~出雲市~大社間、『米郵1』の出雲市~浜田間でした。また、夜行鈍行だった『山陰』号にも運用されており、下りは『大郵113』が上りは『米郵1』が連結されていました。
面白い事に、大郵と米郵では車両の向きが反対で、大郵の荷物室は下り側に向いていました。

参考までに出雲市~浜田間でスユニが連結されていた列車と順位は次の通りです。

【下り】
805レ(米子発博多行 さんべ5号)前1位
827レ(出雲市発下関行)前1位
831レ(豊岡発門司行)前3位

【上り】
544レ(浜田発東舞鶴行)後1位
824レ(門司発福知山行)後2位
828レ(下関発出雲市行)後1位

805・544レ『米郵1』
827・824レ『大郵111』
831・828レ『大郵113』

あの59-2改正では、郵便輸送も護送便だけとなり、郵便荷物車の運用も大幅に変わりました。
『米郵1』は門司区から転属してきたオユ14(1~4)・オユ10-1002に置き換えられ浜田以東の運用に、『大郵』は出雲市以西の運用が無くなり、新たに『米郵2』がスユニ50で運用されました。
60-3改正では、『米郵2』はそのままでしたが、出雲市以西の50系化に伴い『米郵1』のオユ14が、札幌から転属したオユ11-2500に置き換えられ、61-11改正(その前だったかな?)で他の荷物車達と共にその役目を終えました。

まだ買ってもいない本の特集から、ふと思い出したスユニ50。旧型客車に挟まった低い車体を初めて見たときは強烈な印象を受けました。

今ある写真は何となく撮影したものばかり。『大郵』で運用されていた2017番以降の写真を撮っていないのが、返す返す残念…(息)

緩急車…

2011年01月18日 | 工作室から
今月の例会で久々に黒貨車を持っていったので、ヨ3500と5000以外の緩急車も紹介しちゃいます。


ワフ22000

言わずと知れたホビーモデルのプラキットを組んだものです。ステップは製作に失敗したエンドウプラキットからの流用ですが、特に拘って製作したものではありません。
実車は、島原鉄道で撮影しましたが、古くは三江線の荷物車(?)代用に使われていて、それに乗ろうとして怒られた、かすかな記憶が…(笑)


ワフ29500

同じくホビーモデル製のキットを組みましたが、こちらは真鍮キットです。某模型店で足回りの一部が欠品だった製品を購入し、アダチ製の足回りを取り付けました。
車輪の転がりが悪いのが欠点で、KATOの単台車に交換しようかと検討中です。


ワムフ100

これもホビーモデルのプラキットです。床下配管や車内(便所の便器もあった筈…)まで作り込んであるキットです。
窓から見える手洗器にまで色指しをして、排水管を取り付けてみました。屋根布の継ぎ目を塗装で表現してみましたが、効果は薄かったようです…(涙)

番外編…

今回持っていった貨車の中に、当鉄道唯一のコンテナ車コキ5500が居ました。



実はこれ、KATOのコキ10000から改造しております。
床下配管は、製品のものは殆ど撤去し、真鍮線でそれらしく自作。ブレーキシリンダも取り付けました。手摺は真鍮線で全て自作です。

どうも、泥沼へのお手伝いをしたつもりが、アタシも一緒に…

『あ~れぇ~』(笑)

KATOのヨ5000

2011年01月12日 | 泥沼より
昨年から行っている仕事に、やっとゴールが見えそうな気配を感じていたら、無常にも終わった筈の仕事にやり直し命令が… お陰様で連休も一人出勤して悶々としておりました。

そんな中、知人から来た一通のメールが…

『例のブツを買ってしまい、黒貨車が欲しくなった…』

泥沼に飛び込もうとする方を黙って見過ごしたとあっては、モデラーの名折れですね。ここは全力で、とどめ…いや、お助けしなければ…(爆)

黒貨車と言っても、“ピンきり”ですから、まずは緩急車で背中を押してみましょう。
お手軽なプラ製品の緩急車で、ちょっと弄るだけでも楽しめるのが、KATOのヨ5000では無いでしょうか?
それまでは、真鍮キットを拘って作るしかなかったので、この車両がプラ製品で発売された時は狂喜乱舞して数両購入しました。当時は、薄緑色に塗り替えたりしたい等と、大きな野望を持っておりましたが、結局行ったのは屋根上の加工だけ… それだけでも印象は変るので楽しめます。


ヨ14094

まずは製品そのままです。ずっと以前にネタにしましたが、緩急車が現役だった頃にたまたま撮影した車両が、製品のタイプでした。
常備駅が米子だったので、“一応”山陰シリーズですね(笑)


ヨ14213

これは、確か周防大島に島流しとなった一団の写真を見て作りました。Fおぢさんが大畠駅に留置中だった同車の写真を持っておられ、それを見て作ったと記憶します。
加工は屋根キャンバスの継ぎ目のモールドを削って、ベンチレータの数を変えただけです。
実車の常備駅は高島となってました。


ヨ3500

薄緑色は断念しましたが、ナンバーを変えただけで楽しめるヨ3500を作ってみました。しかもEF62を持っているので、横軽通過列車専用のを製作してみました。
加工と言っても、屋根の加工、デッキと窓枠への色差しだけですけど…(汗)
古い鉄道雑誌から写真を探し出し、番号が判別できたものを作って見ました。


ヨ4206

ヨ4792

実車の常備駅は長野だったようです。

最後に現役時代のヨ5000と、島流しにあったヨ5000の写真を




貨物列車の殿から緩急車が消えて四半世紀… やっぱり緩急車があった方が良いですよね。

さて、次は何で泥沼にお誘いしようかしら…(爆)

“南”のがやって来た…

2011年01月05日 | 廊下から
今年の正月休み前半は実家の方へ大掃除を手伝いに帰りました。

元日の午後には広島へ帰ったのですが、当然ながら大雪の為に広島からのバスが中々到着しません。
本来でしたら乗車整理券が出る便なので、整理券を貰ったらどこか暖かい場所で待っていようと思ったのですが、元旦なので乗客が少ないのか配布は無く、おまけに“臨時便なし”との事なので、雪の降る中、バス停で並んで待っておりました。

そして、20分近く遅れて到着したバスを見て思わず…

『うわっ…』




いつもと違う車両がやって来ました。しかも番号を見ると“南”の車両。すかさず車内名札入れを見ると『廿日市営業課』の文字。どうも、臨時便の応援に来ている車両がやって来たようで、しかもツーマン運行でした。

浜田市街を抜ける頃には雪が強くなり、浜田道に入ると横殴りの雪…



いつもでしたら眼下に集落が見える邑南町付近では、横殴りの雪で下は全く見えません。

このような時期でしか見られない、この車両と行先板の組合せなので、休憩地では犬も喜ばん位に寒い中、周囲から変な目で見られながらも携帯電話でバスの写真を撮っておきました。

これで良しとしたい所でしたが、シートが窮屈で少しくたびれました。

やっぱり、いつもの車両が楽チンですわ…