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休日のバッハ(9.10.11)

2011-09-10 12:55:13 | 休日のバッハ
今日の「休日のバッハ」は、ポリーニによる平均率クラヴィーア曲集から、プレリュードとフーガ(BWV862)、それにBWV867からプレリュードです。

平均率といえば、スビャトスラフ・リヒテルの盤がもっとも秀逸であり、筆者もこれまでにリヒテル盤を中心に聴いてきました。しかし、このポリーニ盤も他のピアニストに比べれば素晴らしい演奏です。変な虚飾がなく淡々と演奏は流れていきますが、音楽表現の骨格はしっかりしております。

それにリヒテル盤と比べて、何と言っても録音がよいので音の輪郭と深みが明瞭に出ておりますね。

この平均率クラヴィーア曲集を聴いていれば、どこか宇宙を彷徨っているような感覚にとらわれます。時空を超えた音楽と言ってもいいかも知れません。何度聴いても飽きない音楽。バッハの音楽そのものがそうなんですが、とりわけ、このクラヴィーアの音だけの簡素な音楽、(しかし現代のピアノの方がよほどこの音楽を高めていると思いますが。)どれを聴いてもそれぞれが個性をもって調和している、そんなバッハの代表作です。

どれを選ぶのか苦労をしますが、とりあえず、上述の曲を選んでみました。これ以外も当然に素晴らしい出来映えです。

いつものようにここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。
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市場概況(9.9.11)

2011-09-10 08:32:33 | 市場概況
9月9日(金)の市場概況です。 先物は午後3時15分現在。下に9日の海外市況

◆日経先物:8650円(-140円)OSC39%(-4%)9月1日のOSC54%、終値9060円から下落に転じる。RSIは48%(+3%)
◆日経平均:8738円(-55円)OSC40%(-2%)9月2日のOSC53%、終値8951円から下落に転じる。RSIは54%(+1%)
◆TOPIX:756(-2)OSC40%(-3%)9月2日のOSC52%、終値770ポイントから下落に転じる。RSIは56%(+3%)
◆マザーズ指数:427(-2)OSC33%(+-0%)9月2日のOSC59%、終値446ポイントから下落に転じる。RSIは49%(+7%)

◆騰落レシオ(25日間)
 東証1部:99.8%(+6.9%)-9月9日現在。
 マザーズ:91.76%(+6.17%)-9月9日現在。

◆10日高値移動平均値超の銘柄比率20%(-2%)
◆10日安値移動平均値未満の銘柄比53%(+6%)

今日は、寄り付きと大引けがほとんど同じ値動き。それにしては、機械受注が悪かったせいで、6954ファナックや6135牧野フライスは、じりじりと下げる展開。レーティング下げの4751サイバーエージェントも、好調な3632グリーと正反対の動き。日足で見ると、この両者のトレンドが明らかですね。一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったファナックが、ここまで落ち込むのは、今の相場を映し出しているようです。

今日は7606ユナイテッド・アローズで少し取っただけ。この株、久しぶりに見ましたが、結構しぶとく上げてましたね。売りが出来ないので少々やりずらい。

持ち越しはありません。

以下は9日の海外市況

◆ドル・円:77.61円(+7銭)OSC64%(+2%)9月5日のOSC46%、終値76.91円から円安方向へと切り返し中。RSIは60%(-2%)
◆ユーロ・ドル:1.365ドル(-0.023ドル)OSC23%(-3%)8月19日のOSC59%、終値1.44ドルからユーロ安継続中。RSIは23%(-4%)
◆USドルインデックス:77.19(+0.95)50MA(74.62)を下から抜き急伸。(9日現在)
◆10年債利回り:1.93%(-0.07%)50MA(2.57%)を大きく割り込み、再度下落中。
◆米3ヶ月国債:0.01%(-0.01%)対10年債スプレッド:1.92%(-0.06)3%切ると要注意。
◆NYダウ:10992ドル(-304ドル)OSC43%(-5%)RSIは54%(-3%)8月31日のOSC65%、終値11614ドルから下落中。
◆Nasdaq:2468(-61)OSC48%(-4%)RSIは61%(-2%)8月31日のOSC66%、終値2579から下落中。
◆上海総合:2498(-1)OSC39%(-3%)RSIは47%(+2%)8月29日のOSC56%、終値2576から下落中。
◆VIX指数:38.52(+4.2)200MA(20.64)を遙かに超えて2度天井つけ乱降下中。
◆WTI原油先物:87.01ドル(-1.64ドル)200MA(95.46ドル)を下回るも再度接近中も反落。
◆CRB指数:340(+-0)200MA(341)上で揉み合い中。
◆NY金:1860ドル(-12ドル)50MA(1697ドル)を回復して、乱高下するも結局は上げた分を下げながら高値圏浮遊中。
◆バルチックドライ指数:1782(+-0)200MA(1488)を抜き急上昇中。
◆セミコンダクターインデックス:348(-4)50MA(372)の下でダブルトップを形成中。
◆シカゴCME(円建て):8510円(-140円)

NY株は大きく下落。G7は開かれておりますが、ユーロが大きく売られ続け、USドルインデックスは皮肉にも大幅上昇。これは米国企業が海外からの資金引き揚げの際に見られる現象。ユーロを売ってドルに換えるから上がる訳です。ギリシャのデフォルト懸念が深まっております。そしてユーロを離脱するとの噂も。

当然VIX指数はまた上がっておりますが、ゴールドは少し下げております。金の場合は、リーマン・ショックの時にも大きく売られたように、現金化が容易なことから、いざという時のためにキャッシュ化されやすい傾向があります。従って、例えば、ギリシャのデフォルトでEUそのものが大きく揺らぎ、リーマン・ショックに匹敵するような大きな金融危機が生じると、金も大きく売られます。今はまだ、小幅な下落であり、そのような金融危機の兆候はないと思われます。

米国債には当然に資金が流入。あのピムコのビル・グロスが敗北宣言をしたそうです。彼は、アメリカの格下げや財政赤字問題から、早くに米国債から資金を引き揚げておりました。しかし、彼は実体経済を3-4倍も上回る投機資金の動きについて、彼ほどの人間すら見誤っていたようです。

世界でもっとも大きな市場は債券市場です。その債券市場を守るためなら他の市場は見捨てるほどの大きさであり、今の資本主義経済を支えているもっとも大きな幹なのですが、そこを見誤ったようです。投機資金の最後の逃げ場といっていいのが債券市場ですね。

しかし、これによる金利の低下は、国家財政にとっていわば諸刃の剣。借金の金利負担は軽くなるものの、その分、追加の借金をする誘惑にかられやすい。日本の過去20年がそうです。従って、この債券バブル、いずれ崩壊した時が、本当の世界経済の危機、いや、崩壊につながる、極めて重大な「事件」となることは、この際念頭に置いておいた方がよさそうですね。その最後の橋頭堡を何としても守らないとなりません。
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9月9日(金)のつぶやき

2011-09-10 02:48:17 | 株に出会う
11:10 from web
前場終了段階の10DHMA超の銘柄数%は22%(+-0%)、10DLMA未満の銘柄数%は45%(-2%)と、ほとんど変わらず。寄り付きからも方向感なし。前場は7606ユナイテッド・アローズで少し取ったトレードのみ。グリーも一時マイ転するも、しつこく切り返す。
15:11 from goo
市場概況(9.9.11) #goo_mariomari http://t.co/5rl1JGE
by mariomariot on Twitter
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