ルンルンと背中を押された気分になった。
朝日新聞今日の朝刊。漢字学習に関して、小学校の先生からの投稿が掲載されている。藤井千代子氏 大分県の小学校の先生 『分解し部首と音符覚えよう』。
書かれている内容は、私が授業で、実践していることだった。
小学生にとって、漢字学習が大変なように、留学生にとっても漢字学習は、日本語のハードル イコール 漢字 だといわれるくらい大変だという。もちろん漢字圏の生徒は漢字が得意であるが・・・。彼らにとっては、訓読みが大変ではあるのだが・・・。
私は漢字の書き方を教える際には、必ず漢字をパーツに分けて説明する。立ち木の傍で見ているのが親 と教えてしてくれた小学校の先生、あの時の新鮮な感動がそのまま今の私にも残っている。実際この例は留学生にも容易に理解できるようだ。だから、漢字は意味を考えること、それだけで、漢字がわくわくと面白くなる。
どんな難しそうな漢字でも、パーツに分けることができる。そのパーツの中にこそ、面白い発見がある。加えて、訓読み。これは面白い。訓読には、和の知恵がたくさん詰まっている漢字が いえ 感じがする。
藤井先生の説明で私にもやっと『わかった』ことがある。部首の問題だ。漢検二級をUSで受けた時、部首を『どうして、これが部首になる?』と、考えるのは不可能だと思った。法則性が見えなかった。わらなかった。そこで、特徴的ナ、間違えやすい部首を覚えるという方法で、漢検は乗り切った。
今回、先生の説明はすばらしいよ。部首は そのものずばり その漢字の本質を見極めればいいと。聞く 悶々とする 間 門 部首は すべてが 門構えではない。
なんで?全部門構えなのに・・・。聞くは ずばり 耳で聞くのだから 部首は 耳
悶々と考えるのは ずばり 心だから 部首は 心
門は・・・・行間を読んで はない。門は 門構え。
すばらしい。やっとわかったよ。先生が例に取り上げられているのは、梨 梨は木だから ずばり 部首は 木 ですよ。
漢字に関する授業は、先生の間でも論議が分かれる。かけりゃいいのよ~とおっしゃる先生も。そう、究極的にはそうです。でも、どうしたら、頑張れるか・・・物事は面白くなくっちゃ続かない。好きこそ続く漢字学習。
あ~なんだか、すっきりした。気分が晴れた。
余談だが、藤井先生の記事の下に、北村郁子さん(日本福祉大教授) の『寄り添うよさ』という、記事も掲載されていた。偶然にも、外国人の問題に関する記事だ。私が最近ブログで使った言葉でもあるので、吸い寄せられるように読んだ。こちらには、ただただ涙が流れた。
晴れたり、泣いたり、忙しい朝だ。
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