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ベスト・クリスマス & ホリディー・ソング(リスト)

2012-12-25 | Weblog


Holiday Music
Holiday music is generally that end of the year, winter solstice, snowy city sidewalk music that makes very little reference to the actual, original meaning of Christmas, and only the most subtle nods to the Birthday Boy.

1. Rudolph The Red-Nosed Reindeer - Gene Autry (or Burl Ives) 2. Frosty The Snowman - Jimmy Durante (or The Ronettes) 3. All I Want For Christmas Is You - Mariah Carey 4. The Christmas Song - Nat King Cole 5. Jingle Bells - Rosemary Clooney (or Frank Sinatra) 6. White Christmas - Bing Crosby 7. Santa Claus Is Comin To Town - Bruce Springsteen (or the Jackson 5) 8. Most Wonderful Time of the Year - Andy Williams (or Johnny Mathis) 9. Have A Holly Jolly Christmas - Burl Ives 10. Happy XMas (War Is Over) - John Lennon and the Plastic Ono Band 11. Winter Wonderland - Johnny Mathis (or Eurythmics) 12. Baby It's Cold Outside - Dean Martin (or Ray Charles and Betty Carter) 13. We Need A Little Christmas - Angela Lansbury 14. The Chipmonk Song - Alvin and the Chipmonks 15. (There's No Place Like) Home For The Holidays - Perry Como (or The Carpenters) 16. It's Beginning To Look A Lot Like Christmas - Bing Crosby (or Michael Buble or Johnny Mathis) 17. Let It Snow, Let It Snow, Let It Snow - Dean Martin (or Frank Sinatra) 18. Last Christmas - Wham! 19. Rockin Around The Christmas Tree - Brenda Lee 20. Someday At Christmas - Stevie Wonder 21. Do They Know It's Christmas? - Band Aid 22. Have Yourself A Merry Little Christmas - Judy Garland 23. Give Love on Christmas Day - The Temptations (or The Jackson 5) 24. The Christmas Waltz - She and Him (or Frank Sinatra or The Carpenters) 25. Little Saint Nick - The Beach Boys

Christmas Pop Standards

Christmas Pop Standards are those enjoyed by everyone, from children to grandparents. Most of these songs are 40 or more years old.

1. Jingle Bells 2. It's Beginning To Look A Lot Like Christmas - Perry Como 3. The Christmas Song (Chestnuts Roasting on an Open Fire) - Nat 'King' Cole 4. Little Drummer Boy 5. White Christmas - Bing Crosby 6. Peace on Earth/The Little Drummer Boy - Bing Crosby and David Bowie 7. Sleigh Ride - The Carpenters 8. Have Yourself A Merry Little Christmas - Judy Garland 9. The Most Wonderful Time Of The Year - Johnny Mathis 10. Silver Bells - Johnny Mathis 11. Oh Christmas Tree 12. My Favorite Things - Tony Bennett 13. Mary's Boy Child - Harry Belafonte (or Boney M) 14. The Christmas Shoes - Newsong (or Alabama) 15. Christmas Time Is Here - Vince Guaraldi 16. (It Must Have Been Ol') Santa Claus - Harry Connicj, Jr 17. Wonderful Christmastime - Paul McCartney 18. Welcome Christmas - Boris Karloff 19. Merry Christmas, Whereever You Are - Judy Collins 20. Sleigh Ride - Johnny Mathis 21. Shake Hands With Santa Claus - Louie Prima 22. Rudolf The Red-Nosed Reindeer - The Crystals 23. Pretty Paper - Willie Nelson (or Roy Orbison) 24. Frosty The Snowman - Ronettes 25. White Christmas - Louis Armstrong

Easy Listening Christmas Instrumental Pop Songs
1. Greensleeves - Vince Guaraldi 2. Dance of the Sugar Plum Fairies 3. Hallelujah Chorus - Handal's Messiah 4. Welcome Christmas - Villagers in Whoville 5. Auld Lang Syne - Guy Lmbardo 6. Fur Elise - Vince Guaraldi 7. God Rest Ye Merry Gentlemen - Mannheim Steamroller 8. Babes In Toyland/March of the Toys 9. Good King Wenceslas - Mannhiem Steamroller 10. My Little Drum - Vince Guaraldi 11. Skating - Vince Guaraldi 12. Silver Bells - Kenny G 13. Parade of the Wooden Soldiers 14. Pat A Pan - Mannheim Steamroller 15. Riu Chiu - The Monkees


Christmas Pop Music

1. Santa Claus Is Coming To Town - Bruce Springsteen 2. It's Christmas (Baby Please Come Home) - U2 3. Christmas Eve (Sarajevo 12/24) - Trans Siberian Orchestra 4. Christmas Wrapping - The Waitresses 5. Christmas Is The Time To Say I Love You - Billy Squire 6. Little Saint Nick - Beach Boys 7. Merry Christmas Baby - Bruce Springsteen 8. Happy XMas - Plastic Ono Band (John Lennon) 9. Run Rudolf Run - Chuck Berry 10. Rock and Roll Christmas - George Thorogood 11. Jingle Bells - Brian Setzer Orchestra 12. Santa Baby - Madonna 13. I Saw Mommy Kissing Santa Claus - John Melloncamp 14. Thank God It's Christmas - Queen 15. I Wish Everyday Could Be Like Christmas - Jon Bon Jovi 16. Christmas All Over Again - Tom Petty and the Heartbreakers 17. Step Into Christmas - Elton John 18. Little Drummer Boy - Bob Seger 19. Merry Christmas (I Don't Want To Fight) - The Ramones 20. God Rest Ye Merry Gentlemen - Barenaked Ladies 21. Do They Know It's Christmas - Band Aid 22. Feliz Navidad - Jose Feliciano 23. Please Come Home For Christmas - The Eagles 24. Wizards of Winter - Trans Siberian Orchestra 25. Merry Xmas Everybody - Slade

 

 


 

 

 
 

 

 





 



[生活保護] 自民党政権誕生の恐怖

2012-12-25 | Weblog

「将来が怖い」と不安がる声が続々、自民党政権誕生に脅える人々の叫び (プレジデント)

今回の衆議院総選挙の結果を受けて、不安定になっている人たちがいる。

 筆者は、周囲の当事者の様子を見ていて、「炭鉱のカナリアに似ている」と、誰かが引きこもる人たちについて表現していたことをふと思い出した。そんな本人たちが「将来が怖い」などと不安がっているのだ。

◆「生活保護1割削減」に脅える女性

 自分の特性などから仕事に就けず、生活保護を受給しているという首都圏在住の女性は、「生活保護が1割削減されるという噂がある。また、現金ではなく、フード券などの現物支給になるとの話も出ています。そうなると“フード券使えます”というステッカーが貼ってある店を見つけなければならず、店の人にも(受給者であることを)知られることになる」と、脅える。
 
 また、いまアルバイトしている、都内在住の元引きこもり当事者の男性は、「最低賃金をなくすという流れになるんじゃないかとも感じられて、恐ろしい」と話す。

 さらに医薬品についても、生活保護受給者には原則的に、価格の安い「ジェネリック(後発医薬品)を使用すべきだ」という提言が、今年11月、政府の行政刷新会議の「事業仕分け」でも示されたばかり。すでに、以前から、厚労省は各自治体に、生活保護受給者への投薬にジェネリックを使用するよう指導していて、この義務付けは自民党政権によって加速するものと思われる。

◆憲法9条改正問題のドサクサに紛れて、生存権が脅かされるのではないか

「ここ最近、怖いんです。役所の人が怒るんですよ。うつになりそうです」(当事者自助グループの関係者)

 1年ほど前、「発達障害的な特性から会社を辞めざるを得なかった」という関西に住む30歳代の男性は、いまも失業集で、このところ落ち込んでいるという。

◆「取り戻す」というフレーズは悪魔のささやき

「景気が大事だと言っても、“引きこもり”など、いまの社会に生きづらさを感じている人たちの問題は、自民党政治が続けてきたような旧来型の価値観がベースだとしたら、解決できないと思っている。だから“取り戻そう”という言葉を聞くと、げんなりします。

 憲法改正も、9条の問題より、基本的人権の生存権が脅かされるほうが怖い。日本は元々、生存権を企業に依存しすぎてきたせいで、こういう生活障害が大量に生まれてきたと思っています。9条ばかり騒がれますが、ドサクサ紛れにコソッと生存権が脅かされそうな流れになっていて、何か気持ち悪いんです」

 これまで長年、自民党政権のつくってきた日本のシステムの結果が、時代の流れとともに、歪みや格差を助長して、生きづらさを感じる人たちを数多く輩出してきた面は否めない。

 そんな人たちにとっては、2009年の政権交代で世の中が変わると期待していたら、その後の体たらくによって、民主党への幻滅が広がってしまったのだ。

 かといって、自民党総裁の「取り戻す」というフレーズは、かつての自分の状況とオーバーラップして、「悪夢のささやきのように響いた」と話す人もいる。民主党に幻滅を感じる一方で、自民党時代に戻したくない人たちの票が、2党以外の各党に分散してしまったようなのだ。

「引きこもり問題を解消するには、国が国民の生活を保障して、富める人から貧しい人に利益の再配分をする、そして、あらゆる層の国民に公平なセーフティネットをつくるべきだと思うんです。しかし、それができない今は結局、経済力のある個人の家庭のなかで引きこもり当事者を抱え、家庭内で利益の再配分が行われてしまっている。本来、国は彼らが自立できるように雇用などのセーフティネットを充実しなければならないのに、経済力のある家庭に依存している。そういう国が、(引きこもりを抱える)家庭を問題視すること自体、責任転嫁だと思うんです」(前出の男性)

自民党政権誕生で遠のく社会

関西に住む、別の30歳代の男性も、非正規雇用の職に就いていたものの、会社の事情で辞めざるを得なくなり、次の職場がなかなか見つからず、数年にわたって「引きこもり」状態にある。自立をしようと考えるものの、なかなかうまくいかなかったという男性は、「怖さを感じてしまった」と話す。

「強制労働をさせられるようになるのではないかとかいう言説も、ネット上には溢れている。情報がないので本当かどうかはわからない。ただ、徴兵制とかになるのではないかとかいう声もある。若干、あきらめかけていた部分もあるんですが、今後、本当に仕事に就くことができなくなるのではないかという複雑な思いがあるんです」

 今回の選挙結果を受けて、虚ろな社会がますます遠のいていく。そんな不安を感じると、彼は明かす。

「どうやったら、今の状態から抜け出せるのか、自分でもわからない。でも、また企業中心の世の中に戻るのではないか。こっちには目を向けてくれないのではないかという不安がありますね。もしも最低賃金制度の廃止にでもなったらいちばん怖い。もう生きていけなくなるのではないか。生活保護は、敷居が高いイメージがあるので…」

 これまで「引きこもり」問題や「貧困」「障害者」といった弱者の支援のために、熱心に奔走してきた政治家もいた。

 東北地方で支援活動を続ける当事者グループの代表は、こうショックを隠さない。

「引きこもり問題の解決のために、一生懸命に取り組んで来られた初鹿明博議員(当時民主党議員、解散後は離党して日本未来の党へ)が落選したことが、大変残念でした。この問題に理解のあった民主党政権には期待していただけに、今回、自民党政権に代わって、引きこもり問題がどうなるのか、とても心配しています。ただ、公明党の山本博司議員(参議院)も熱心に支援してくれていますし、これからの政権がどういう対応をするのか、注視したいと思っています」

自分の生活は自ら声を上げて守るしかない

西日本で、当事者の支援活動を続ける関係者も、筆者に、こんなメッセージを寄せてくれた。

「選挙の結果にも怖さを感じますが、こんな選び方をしている有権者たちの感性も怖さを感じます。この先どうなるのか不安ですが、自分のできる範囲でしか動けません」

 そう、生活保護基準は引き下げられ、セーフティネットもなくす方向に、この国は進んでいくのかもしれない。

 でも、どんな世の中になっても、思い切って声をかけ、みんなで手をつなぎ合わせて、絆を深める。そして、一歩一歩、前へ踏み出していくことが大事なのではないか。

「池上さんみたいに強くなれない」「闘って、何かいいことがあるんですか?」などと、当事者からよく叱られる。でも、そういう自分も弱い人間であるし、実は小心者だったりする。

 自民党政権になろうが、非自民党政権であろうが、大切にしなければいけないことはあまり変わらない。自分の生活は、自分で声を上げて、心ある人たちの助けを借りながら、守っていくしかない。

 

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生活保護どうなる 自民、維新は抑制策推進

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 生活保護受給者数が増え続けている。景気低迷で雇用環境が悪化していることや高齢化が背景にある。各党の公約は抑制から充実まで、制度改革の立場は大きく異なっている。 (上坂修子)

「生活保護の受給者数が過去最高を更新している原因は受給者にあるのか。デフレ、非正規雇用の増加。それは私たちのせいか」 (東京都、男性、45歳)

 うつ病を発症して会社を退職し、生活保護を受けながら療養している読者から、政府が進める生活保護見直し議論に怒りの声が寄せられた。

 生活保護受給者数は二〇〇八年のリーマン・ショック後、急増。昨年、過去最多を更新して、一二年八月で二百十三万人余に上る。一二年度予算の支給額は三兆七千億円に達し、十年間で約一・七倍になった。

 厚生労働省は九月、扶養を断る親族に説明責任を課すことや受給者の資産、収入などに関する自治体の調査権限強化を提案。財務省は生活扶助費の4%減額を提唱した。

 自民党は「手当より仕事」を基本にし、生活保護水準の原則一割カットを打ち出し、保護費の半分を占める医療扶助の適正化を公約に盛り込んだ。

 日本維新の会は維新八策で(1)支給基準の見直し(2)医療扶助に自己負担制導入(3)現物支給を中心にする-との抑制策を打ち出した。

 みんなの党も「生活保護制度の不備・不公平、年金制度との不整合などの問題を解消」と切り下げを示唆している。

 共産党は「必要とするすべての人に受給権を保障」と公約に明記。社民党は「生活保護制度を守る」とした。

 抑制に積極的な自民と維新、反対の共産、社民の中間が民主党。マニフェストに不正受給防止のため国や地方自治体の調査権限強化や一定期間ごとの受給要件の再確認を明記したが、支給水準下げは盛り込まなかった。日本未来の党は二日に公約を発表する。

 

 


[貧困社会] 弱者を痛めつける日本の政治(追い詰められる若者達の孤独死)

2012-12-25 | Weblog

「若者の死因、半数が自殺」はなぜ起きたか
就職できない、生活保護も受けられない若者の孤独 (プレジデント)

 年間自殺者が3万人下回る見通しだが…

 2012年の日本の自殺者数は、15年ぶりに、年間3万人台を割り込む見通しであることが明らかになった。

 内閣府自殺対策推進室が7日に公表した「警察庁の自殺統計に基づく自殺者数の推移率」をみると、今年1月から11月までの自殺者数は、2万5754人。昨年の同時点と比べて、2800人減少した。

 ご存知のように、自殺者は、金融危機による倒産や失業者数の増えた1998年、一気に3万人を突破。以来、昨年まで年間3万人を超え続けていた。

 しかし、2006年10月に、自殺対策基本法が施行され、内閣府に「自殺対策総合対策会議」を設置。2010年には「いのちを守る自殺対策緊急プラン」が策定され、ワンストップ相談窓口の整備や早期対応体制強化などの様々な取り組みが、ようやく功を奏してきたのかもしれない。

 一方で、気になるデータもある。

「お父さん、眠れてる?」というキャッチコピーの『自殺総合対策パンフレット』(2010年に内閣府自殺対策推進室が発行)によると、2008年における20歳から24歳の死因の50%は自殺だった。

 同じように、死因に占める自殺の割合は、25~29歳で47%、30~34歳で40.7%などと、若者世代で40%を超えていた。
 
 また、東京都が行った『自殺に関する意識調査』(平成24年)で「自殺したいと思ったことがある」と答えた該当者に対し、「自殺を考えたとき、誰かに相談したか」という質問をしたところ、「相談したことがない」と答えた人は、73.1%にのぼった。心理的に追い込まれた人たちが、気軽に相談を打ち明けられるような人間関係もなく、社会とつながっていない孤立の実態も浮かび上がる。

生活保護申請も窓口で追い返されることも

とくに、なかなか仕事に就くことができず、生真面目で、日々の生活費の支払いにも困窮しているような引きこもり当事者や、その家族にとっては、ますます深刻な事態に陥りつつあるという。

「一昔前までは、小泉構造改革のしわ寄せで、中小企業を経営しているようなお父さんたちが、会社をつぶされて亡くなる人が多かった。でもいまは、若い人たちの仕事がないことが問題なんです」

 こうして、自殺には雇用の問題が大きいと指摘するのは、引きこもり当事者支援などを行うある自立支援団体の関係者だ。

 親世代がイメージしている高度経済成長の時代と違い、いまは大学を出ても、高学歴であっても、なかなか就職先がない。それに一旦、会社を辞めると、なかなか再就職できなくなるという現実も加わる。

 そんな若い世代が、当面の生活費に困窮したとしても、なかなか生活保護を受けさせてもらえないという。

「1人で生活保護の申請に行っても、まず窓口で追い返されますね。“ハローワークへ行きなさい”とか“相談する場所はここではない”“ここは君の来るところではない”などと言われるんです」(前出関係者)

◆生活保護申請の“水際作戦”が強化、さらに追い詰められる若者たち

 しかし、これまでの連載でも報じてきたように、ハローワークへ行っても、面接にたどり着けなかったり、やっと採用されたと思ったらブラック企業だったりと、問題がすべて解決するわけではない。セーフティーネットが不備なままであるにもかかわらず、その場しのぎ的な“水際作戦”の強化によって、生活保護のハードルが高くなったことも、若い世代を追いつめるきっかけにつながっているのかもしれない。

 しかもここ数ヵ月、その“水際作戦”がとくにひどくなってきているという。

◆親や実家に甘えなくてはいけないのか?

「新しく提出する書類の様式が変わってきて、履歴書のように自分の経歴を細かく書きなさいという紙が付いたんです」

 経歴に空白期間のある「引きこもり」経験者は、ありのまま引きこもっていたと明かすしかない。しかし、彼らにとっては、ここでも敷居が高くなっていて、プレッシャーやストレスになる可能性もある。

 そうすると結局、「親や実家に甘えなくてはいけないのか?」という話になってしまう。生活保護を受けるにあたっては、親に照会が行く。そこで、親に知られたくないからという理由で、申請しないで我慢している人たちも少なくない。このように一生懸命頑張ってきた人たちが、誰にも相談できないまま追い込まれていくこともあるという。

「ある30歳代の男性当事者は、(障害や特性などのために)仕事に就けず、実家で年金生活の親とともに生活に困っていました。(障害者が地域で自立した生活を送るための)グループホームの入居手続きに行ったら、役所にいる保健師から、グループホームに入れてあげる代わりに生活保護を受けないようにと言われました。いかにこっちが正当であっても、一連の水際作戦によって、根拠もなく、このような嫌がらせを受けるようになったんです」(前出関係者)

 このように、家賃の補助は受けられても、今後の光熱費や食費などには困窮してしまうケースも最近、複数出ているというのだ。

「1人でも頑張れる人なら、大丈夫なんです。でも、対応のひどさによって、頑張れなくなってしまうのが、引きこもりなどの当事者の特性でもあるんです」

◆このままでは生存権さえ危うい?、1人ひとりの投票が今こそ重要

 夢も希望もなく、将来の目標も立てづらいという状況では、もはや絶望しかない。しかし、こうした仕組みを変えられるのは、政治家の政治力であり、彼らを選ぶのは、私たち有権者である。

◆候補者や政党の政策や訴えを注意深く見て投票を

多党化で注目されている今回の選挙では、「生活保護基準の引き下げ」や「最低賃金制度の廃止」の是非なども争点になっている。選挙の結果次第では、基本的な生存権すらも見捨てられるような政策も行われかねない。

 一方で、今春「わが国の伝統的子育てによって発達障害は予防、防止できる」という考え方で問題になった「親学」の教育を推進しようとしている議員連盟や団体を背景にした候補者や政党もあり、発達障害の当事者は「特性であることも理解せずに、当事者に精神論やトレーニングを課すのは筋違い」と心配する。

 党派を超えて、日頃から「引きこもり」当事者や家族などに寄り添いながら、問題の解決へ向けて、行政に働きかける取り組みを熱心に行ってきた候補者も少なくない。

 気がついたら、引きこもる高齢者や障害者などを想定したような「生産性の低い人はいらない」という世の中になっていた…などということにさせないためにも、衆院選候補者や政党の政策、あるいは訴えを注意深く見て投票していくことがいま、私たち1人ひとりに問いかけられている。

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若者の雇用 「金の卵」は育ててこそ

 若者たちの雇用が細っている。十二月に主な企業の会社説明会が解禁され大学三年生の就職活動が始まったが、状況は依然厳しい。社会を支える世代への雇用支援は大きな政策課題だ。

 若者たちの就活は厳しい。来春卒業予定の大学生の就職内定率(十月一日現在)は63・1%、高校生(十月末現在)は60・9%で、いずれもリーマン・ショック以前の水準に戻っていない。就活中の四年生約十五万七千人が内定を得ていない中で、三年生の就活が始まった。

 無職のまま卒業する若者もいる。今春、大学を卒業した五十六万人のうち、約八万七千人が就職や進学をしていない。非正規職など安定的な仕事に就いていない人は二割強いる。若者の失業率は今夏で7~8%と全世代の倍近い。

 正社員の職を得ても使い捨てにする「ブラック企業」がある。辞めた後は非正規になりやすい。

 就職できない状況は改善したいが、就職できても非正規では技術や経験を積み、職業人として成長する機会が限られる。不安定で低収入のため結婚も難しく、少子化に拍車をかける。

 十月施行の改正労働者派遣法は肝心の製造業派遣は経済界などの反対で禁止が見送られた。来年四月に施行される改正労働契約法は有期雇用から無期に転換を進める狙いがあるが、待遇や人材育成面での正社員との格差は残ったままで不十分だ。

 厚生労働省調査では、パートの若者で「正社員になりたい」人は二十~二十四歳で約六割、二十~三十四歳でも四割を超える。その理由に収入や雇用の安定とともに「より経験を深め、視野を広げたい」ことも挙げている。

 自分を磨き自立したい若者を支える雇用環境こそ必要だろう。

 二〇一二年版の労働経済白書は中間層の拡大を目標に掲げた。企業に「人への投資」を増やすことを求めていることは当然だ。

 職場での非正規の職業訓練機会は、正社員の半分しかない。これでは人は育たない。企業は正社員化や能力開発など待遇改善と人材育成に努めるべきだ。

 国は雇用の受け皿となる成長分野を育て、働く環境の改善を進める必要がある。人を育てたいと考える中小企業や介護など業種もあるはずだ。若者には、仕事の魅力を探す就活をしてほしい。

 若者は経済成長の原動力と同時に社会保障制度を支える「金の卵」だ。しっかりと育てたい


[悲報] 時代が記憶すべき人、「はだしのゲン」作者死去

2012-12-25 | Weblog

広島原爆で愛する家族(父・姉・弟・妹)を失い、自身も被爆し、そのうえ被爆者としての差別をうけながら、その悲しさや苦しさを天が自分に与えた使命ととらえ、漫画を描くことで、戦争の悲惨、平和の尊さを訴え続けてきた中沢氏。ご冥福を祈ります。

しかし中沢氏がいま眠りにつき、原発推進・富国強兵をおす自民が蘇ってきたことはまことに皮肉だ。それに天職をまっとうした中沢氏と比べ、自民の安倍にしろ、維新の石原にしろ、職責を任期途中で投げ出し、国民を欺いた極右派のふらつきモノたちだ。

結局、ゴタゴタ続きの家庭には福が寄り付かないのと同じで、日本は完全に国運にみはなされたようだ。2011年は東電の前会長・勝俣恒久が引き起こした福島原発人災事故、そして今年は先代の外交努力を無とかし、日本の産業界に計り知れない経済的損失をまねいた前都知事石原慎太郎の尖閣購入計画。2013年は、よくはならないということだけは確かだ。本ブログ管理人の一言。

 

漫画家の中沢啓治さん死去 「はだしのゲン」作者

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「はだしのゲン」(c)中沢啓治/汐文社

  MAINICHI:19日に73歳で亡くなった漫画家で「はだしのゲン」作者の中沢啓治さんは、原爆投下と戦争の「責任」を問い続けた。漫画の主人公のゲンさながらに、ユーモアと明るさで包んだ怒りを、頑固に発信し続けた。

 8月6日の広島・平和記念式典に自分の意思で参加したことはなかった。「だって全然問わないからね、戦争責任を。平和宣言やって、鐘鳴らして。こんなもんじゃないだろう。もっと怒りを持たねばならない」。09年に「はだしのゲン」の原画を広島市に寄贈したことから、11年夏に初めて式典に招待された。「今生の別れのつもりで見届けたが、(ハトが飛ぶ演出など)空虚に感じた」とやはり手厳しかった。

 米軍による広島、長崎への原爆投下を「実験場にされた」とみていた。原爆以前から反戦運動をしていた日本画家の父晴海(はるみ)さんが投獄され、一家で「非国民」といじめられた経験、日本人自身が昭和天皇やA級戦犯の戦争責任をうやむやにした怒りを漫画に込めた。きれいごとを嫌い、「自由にものが言えなくなる」と、団体に一切属さなかった。

 怒りの矛先は原爆にとどまらなかった。「原子力」の利用そのものにも鋭い批判を向けた。旧ソ連チェルノブイリ原発事故から25年となった11年4月26日夜、広島市内であった自伝映画の上映会でのあいさつで東京電力福島第1原発事故に触れ、「人間の手で制御できない原発ばかりに頼るのは危険だ。これを機に自然エネルギー利用に転換すべきだ」と語った。被爆者が差別された経験から、福島でも同様の事態が起きないよう強く願った。

 若くして離れた故郷への愛着が、憤りを一層激しくしたのかもしれない。絵描きの才能を発揮した中沢さんは中学卒業後に看板屋に就職し、1957年完成の旧広島市民球場で看板広告を描いた。11年に式典に出席した前夜、新球場「マツダスタジアム」に初めて足を運び、カープの試合で始球式のマウンドに立った。力いっぱい投げ込み、子どものような笑顔を見せていた。

 既に肺がんが体をむしばみ、再発や転移を繰り返していた。抗がん剤や放射線治療をしたが副作用が強く出て中断。退院すると精力的に講演活動などを行い、今年8月6日の広島原爆の日にはラジオ番組に出演していたが、秋から肺炎で入院していた。

「踏まれても踏まれても、たくましい芽を出す麦になれ」。被爆死した父の教えは「ゲン」のテーマでもあり、その言葉通り中沢さんは何度も復活し、最後まで戦い続けた。

 中沢さんは家族に、家族葬が終わるまで死去したことを他言しないよう言い残していたという。

 【ことば】はだしのゲン

 小学2年の主人公、中岡元(ゲン)は広島の自宅で被爆し、奇跡的に助かるが、父や姉弟たちは家の下敷きになって亡くなる。ゲンも原爆症で髪が抜け落ち、死への恐怖に襲われる。母と原爆投下後に生まれた妹のために焼け野原を奔走するが、その後2人とも亡くなってしまう。ゲンは絶望のふちに追い込まれながらも立ち上がり、戦後の苦難を力強く生き抜いていく。

 

 


 参考:インタビュー記事(pdf)

http://www.japanfocus.org/data/Microsoft%20Word%20-%20genisangry.j.original.pdf

 

参考:経歴ほか

1945年8月6日、広島市立神崎国民学校(現在の広島市立神崎小学校)1年生だった時に広島で被爆。友達の母親に呼び止められて自身は建物の塀の影に入って熱線を浴びずに奇跡的に助かるが、父、姉、弟を失った。これは『はだしのゲン』の原爆投下時のエピソードとほぼ同じである。父は日本画家だった。

終戦後、手塚治虫の『新宝島』を読んで感動し、漫画家になる事を決意。

中学卒業後に看板屋で勤め、そこで当時の中卒最高額の給料を貰った。昼間は看板修行、夜は漫画修行、日曜の休みに三本立ての映画を見たと言う。その後、漫画の投稿を何度も行い、『おもしろブック』に時代劇の読みきりを描いて応募した作品が入選作となった。

1961年一峰大二のアシスタントになるために上京し、山手線日暮里駅のそばのアパートに住んだ。漫画家デビューは2年後の1963年とされる。

レースカーと産業スパイをからめた『スパーク1』(『少年画報』)でデビューしたが、打ち切られた。一からやり直すために、辻なおきのアシスタントになり、『週刊少年キング』では『宇宙ジラフ』を三ヶ月連載し、締め切りに追い込まれプロの厳しさが分かったと言う。

上京当初は周囲の原爆被爆者に対する差別の視線から、もう二度と原爆と言う言葉を口にすまいと決心し、自らが被爆した過去を語りたがらず、専ら少年向け漫画誌に原爆とは無縁の漫画を描いていた。

転機となったのは1966年の母の死で、広島に戻り火葬した際に放射能のために母の骨がなかった事に怒り、原爆という言葉から逃げ回るのでなく、漫画の世界で戦うと決意した。

初めて原爆を題材とした漫画『黒い雨にうたれて』を描き始めるが、最初はどこの出版社からも掲載を断られた。『漫画パンチ』のH編集長には感動されたものの「CIAに捕まるかも知れない」と言われたが、「喜んで捕まりますよ!」と答え、描き上げてから2年の時を経てようやく掲載された。『黒い雨にうたれて』は好評となり、『黒い川の流れに』『黒い沈黙の果てに』『黒い鳩の群れに』といった作品も描いた。

『はだしのゲン』は、33歳の時、出版社の企画で描いた自伝の漫画『おれは見た』に感動した編集長に長期連載を勧められ始まったもので、広島の原爆で父、姉、弟を喪った主人公の少年、中岡元(なかおか げん)が逞しく生きる姿を描いている。主人公・元の姉と妹の名前は中沢自身の姉と妹の名前をそのまま使用しているなど自伝的要素が強い。

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被爆者でありながら悲惨な被爆体験のため2010年まで平和記念式典に出た事はなかった。「原爆に触れるのが嫌だった。(慰霊の日)8時15分が迫ると気分が重い。逃げ回った姿が蘇る」と述べている。2010年に肺がんで生死をさまよった事を契機に、2011年、初めて出席した。

中沢の漫画は妻に手伝ってもらう他には一人で描いている。これは中沢がアシスタントを雇って作業する方法を嫌っており、自分一人で描くというポリシーを持っているためである。そういった中沢のこだわりもあり、違う職業の人としか顔を合わせないこともある。理由は、原爆漫画家と同業者からレッテルを貼られていることが不快で、自分の顔を見られることが嫌だからと語っていた。

最高戦争責任者だった昭和天皇の戦争責任を主張しているため、戦後も国家元首だった昭和天皇を激しく嫌い、その憎悪から天皇制を絶対に許せない物として強固に廃止する事を求めており、天皇に対する怒りは一切の妥協を許さない程厳しく、広島に行幸した天皇を『人間の神経をもたない冷血人間』と評している。

「天皇や軍部はポツダム宣言を無視し、その結果、広島・長崎で多くの人が亡くなった。なのに戦後、天皇が広島に来た時には日の丸を振るように学校で言われた。なぜ万歳なのか。今でも腹の中が煮えくり返る思いがある。日本人は甘いと思う。」と述べ、さらに「天皇ヒロヒトと皇族を助けるために広島と長崎は犠牲にされたのだ。」と過激な発言を述べている。

また日本の戦争責任者の昭和天皇が生き延びた事がイタリアの戦争責任者のベニート・ムッソリーニが逆さ吊りにされてイタリア国民に石を投げつけられる末路と正反対である事を比較している。しかし中沢は作中で天皇制批判を描いても嫌がらせがなく拍子に抜けたと言い、自伝や週刊誌や新聞で天皇制批判を載せている。

『はだしのゲンへの手紙』では読者に「天皇は憎いですか?」という質問に対し、「天皇の名によってアジアで2000万人、日本では300万人も殺された、私は天皇が憎い」と返答しており、一方、昭和天皇が1975年の日本記者クラブで「戦争中の事だからやむを得ない」と失言した事に対しては「被爆者に対して土下座して謝って欲しかった」と述べている。

原爆投下の当事者のアメリカに対し怒りを持っており、原爆投下をしたアメリカにはナチスドイツホロコーストを批判する資格はないと述べている。アメリカの原爆投下について『黒い雨にうたれて』では「勝てば官軍、負ければ賊軍、でも勝手すぎる」『はだしのゲン』では「喧嘩両成敗」と主張している。ただし、アメリカの国力もしくは文化には敬意を示しており、ウォルト・ディズニー白雪姫が戦前のカラー映画である事に気が付き舌を巻いたと言う。アメリカの児童やオバマ大統領とその子女に英語版『はだしのゲン』を読んで欲しいと述べている。

日朝関係に対しては、日本統治時代の植民地支配を批判し、朝鮮に対し贖罪意識を持っており、朝鮮語版『はだしのゲン』を北朝鮮に持ち込みたいと述べている。

日中関係に対しては平和交流を期待しており、「日本人が被害者ぶるのではなく他の国で何をしたのかも知っておく必要がある。南京虐殺の資料が出てくると、なんと日本人が酷い事をしたのかというのが出てくる。申し訳ない気持ちでいっぱいになります。」と述べている。

また、原爆を題材にした漫画の他、『グズ六行進曲』『お好み八ちゃん』など、主人公が一人前の職人や調理師等を目指して努力する「仕事シリーズ」や、「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」等の怪獣映画コミカライズも多数手掛けている。


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