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[衆院選] 最終日、 日本未来の党 嘉田・小沢初の合同演説

2012-12-15 | Weblog

嘉田・小沢初の合同演説 聴衆、マスコミ報道との違いに驚き

剛腕で鳴らした小沢氏らしからぬ場面に会場が沸く。女性が主役の時代となったことを告げるシーンだ。=15日、有楽町イトシア前。写真:島崎ろでぃ撮影=

剛腕で鳴らした小沢氏らしからぬ場面に会場が沸く。女性が主役の時代となったことを告げるシーンだ。=15日、有楽町イトシア前。写真:島崎ろでぃ撮影=

 新しい政権の枠組みを決める衆院選挙は明日(16日)投票が行われる。選挙運動最終日のきょう、有楽町で嘉田由紀子・未来の党代表と小沢一郎氏が初めて一緒に演説した。

 「未来の党に大物の影」「嘉田代表は小沢氏の操り人形」…新党結成直後マスコミが喧伝したこともあり、小沢氏は選挙戦序盤つとめて表に出なかったのである。

 小沢氏は真っ向からマスコミを批判した。国会議事堂前での昨夜の演説よりも遥かにトーンアップした―「選挙戦に入って“原発”“消費税”“TPP”がマスコミ報道からどんどん消去されてゆく」「政・官・業の癒着による既得権益構造のメインは官僚機構、メディアがこの中に組み込まれている」。

 小沢氏は北朝鮮のミサイル発射や中国機の領空侵犯で勢いづく右傾化に釘を刺すことも忘れなかった。「選挙戦(真っただ中)の時期に憲法改正を議論すべきでしょうか?」

 嘉田代表は党のイメージカラーである淡いグリーンのジャケット姿で現れた。選挙期間中ずっとこのカラーで通した。

 「あの原発事故で郷土のきれいな水と命が蝕まれた。福島を忘れてはいけません」。公示日(4日)に飯舘村であげた第一声と同じである。「福島を忘れない」、選挙戦の最後に来て「未来の党」の原点に立ち返った。

 嘉田代表は女性の立場からも訴えた。「(景気対策には)稼ぎ手を増やすこと。今稼げていないのが、子育て世代の女性。この人たちが稼げば7兆円、女性全体で稼げば25兆円の内需拡大となる。消費増税分は出るんです。女性が稼げば子供も増える…(中略)憲法改悪して子供を戦争にやるようなことをしてはならない。それが母親の願いです」。

冬の冷たい雨の中にもかかわらず、大勢の有権者が足を止めて耳を傾けた。=写真:島崎ろでぃ撮影=

冬の冷たい雨の中にもかかわらず、大勢の有権者が足を止めて耳を傾けた。=写真:島崎ろでぃ撮影=

 小糠雨の降るなか、道行く有権者は足を止めて耳を傾けた。

 「初めて小沢演説を聴いた。新聞・テレビが“小沢は悪玉”をデッチあげていることが分かった。(自民過半数の報道については)会社の同僚に自民に入れるという人はいない。マスコミの意図的なものを感じざるを得ない。もし自公で300議席を超える事態になったら、戦争に行きたくないので海外に逃げる」(会社員・30代男性=文京区在住)

 「マスコミは未来について報道しない。不公平だ。マスコミの選挙予想が本当なのか、信じられない。大ドンデン返しが楽しみ」(自由業・60代男性=亀戸在住)

 安倍自民は“国防軍”など日本の実情にそぐわないテーマを作りあげ、“原発” “TPP”など自らに都合の悪い政策は争点化しない。マスコミは見事なまでに同調する。

 報道機関が進軍ラッパを吹き鳴らした大政翼賛体制は「いつか来た道」につながりはしないだろうか。

田中龍作ジャーナル《文・田中龍作 / 諏訪都》


[衆院選] 違憲のなかでの16日投票日、一票のおもみと格差

2012-12-15 | Weblog

  東京新聞によると、衆院選終盤情勢の分析で、自民党が単独過半数を上回る勢いであるという。当然ながら、獲得議席が多いほど、選挙後、国会運営を有利に運ぶことができる。たとえば、

 <241議席>「過半数」。与党として衆院で最低限必要な議席は過半数。この数がないと、法案や予算案は通せない。

 <252議席>「安定多数」。国会運営を取り仕切る議院運営委員会など計17の常任委員会のすべてで半数の委員を確保し、委員長も与党で占められる。委員による採決で賛否同数になっても、委員長の賛成で可決できる。

 <269議席>「絶対安定多数」。委員長を与党で占めても委員の過半数を確保する絶対安定多数になる。

 <320議席>「衆院の三分の二」。与党にとって参院で否決された法案でも、衆院の三分の二の賛成で再可決し、成立させることが可能になる。衆参両院で各三分の二を得ていれば、改憲の可否を問う国民投票を実施することもできる。

 二〇〇九年衆院選で民主党は戦後最多の308議席を獲得したが、連立を組んだ社民党、国民新党を足しても、320には及ばなかった。

 一方、自民党は二〇〇五年衆院選で296議席を得た。公明党の議席を合わせて320を超えた。これにより、福田政権は二〇〇八年一月、参院で否決された新テロ対策特措法を衆院で再可決し、成立させた。

 衆院選で自公両党が合計で320議席を超えれば、理屈上は両党がすべての法案を成立させることができる。

 選挙戦で劣勢に立たされている民主党にとっては、100議席以上を獲得できるかが一つの目安となる。

 一九九六年の衆院選で二大政党制の実現を目指して小選挙区中心の選挙制度が導入されて以来、第二党は必ず100議席以上を確保してきた。民主党が二大政党の一角にとどまって反転攻勢を目指すためには、100議席は割り込むわけにはいかない一線だ。

 中小政党にも国会で活動していくうえで目標となる議席数がある。党首討論への参加、法案や内閣不信任決議案の提出には、それぞれ必要な数がある。一党で確保できなくても同じ考えの政党が連携して「数のハードル」越えを目指すことになる。

 

 

 

 


 

 

1票の格差:2.425倍 2倍超は72選挙区

毎日新聞 2012年12月17日 13時06分(最終更新 12月17日 14時25分)

 総務省は17日、衆院選投票日当日の有権者数を発表した。300小選挙区のうち、最も有権者の少なかった高知3区(20万4196人)と、最も多かった千葉4区(49万5212人)の「1票の格差」は2.425倍だった。最高裁が違憲状態とする09年衆院選の最大2.30倍から拡大した。

 衆院選挙区画定審議会設置法は、1票の格差が「2倍以上とならないことを基本とする」と定めている。今回、2倍を超えた選挙区は72となり、格差が最大だったのは野田佳彦首相の選挙区となる千葉4区。都道府県別にみると、2倍以上の選挙区が最多だったのは東京都の18で、神奈川県(11選挙区)、愛知県(7選挙区)などとなった。

 与野党は衆院解散した先月16日、格差是正のため、福井、山梨、徳島、高知、佐賀の5県で定数を1ずつ減らす「0増5減」案を盛り込んだ法律を成立させた。しかし、今回の衆院選は区割り見直しが間に合わず、違憲状態のまま選挙を実施。最高裁から違憲状態と判決を受けたまま衆院選が実施されたのは1983年の中曽根康弘内閣以来で、現憲法下では2度目の異例の事態となった。【

 


1票の格差:衆院選広島1区と2区の無効求め提訴−−広島高裁

毎日新聞 2012年12月17日 東京夕刊

広島高裁へ提訴に向かう弁護士グループ=広島市中区で2012年12月17日、黄在龍撮影
 
広島高裁へ提訴に向かう弁護士グループ=広島市中区で2012年12月17日、黄在龍撮影
 

 「1票の格差」を是正せず、違憲状態のまま実施した今回の衆院選は無効だとして、広島の弁護士グループが17日、広島県選管を相手取り、広島1区と2区の選挙無効を求める訴えを広島高裁に起こした。別の弁護士グループも全国の高裁と高裁支部で同様の提訴をする予定。

 「1票の格差」を巡っては、最大格差が2・30倍となった09年の衆院選について、最高裁が昨年3月に違憲状態と判断した。今回の衆院選は、09年と同じ区割りのまま実施されており、司法の判断が注目される。原告代表の金尾哲也弁護士(広島弁護士会)は「違憲状態が続いているのに、立法府には格差を改善する動きが見られない」と批判している。

 訴えでは、全都道府県に1議席を別枠として割り振り、残りの議席を人口に応じて配分して地方に議席を手厚く配分する現行の「1人別枠方式」を批判。人口に比例していないため、31都道府県で議席の過不足が生じるとし、憲法が定めた「選挙権の平等」に反すると主張している。

 今回の衆院解散に先立ち、国会では小選挙区の定数を5減らす「0増5減」関連法が成立したが、新たな区割り作業は間に合わなかった。【


[衆院選] 日本未来の党 小沢一郎脱原発演説、子供達・孫達の将来に一票を

2012-12-15 | Weblog

再稼働反対集会に小沢氏登場 参加者「マスコミ帰れ」の怒号

自民党の大立者だった小沢氏が脱原発演説をする。時代が変わったことを象徴する光景だった。=14日夕、国会議事堂前。写真:島崎ろでぃ撮影=

自民党の大立者だった小沢氏が脱原発演説をする。時代が変わったことを象徴する光景だった。=14日夕、国会議事堂前。

 マスコミ不信が一気に噴出した夜だった。新聞・テレビのカメラマンたちに向けて「帰れコール」が飛ぶ、前代未聞の事態となったのである。

 “小沢氏が金曜恒例の再稼働反対集会に来る”―― ツイッターで昨夜から情報が流れていたため、14日の集会はマスコミのカメラマンが大挙、国会議事堂前に集結していた。カメラマンたちは少しでも高い位置から撮ろうと脚立の上に立つのが習性だ。それも最前列で。

 カメラマンたちの体で遮られて、参加者はステージが見えなくなる。さもマスコミの特権であるかのような振る舞いに、反感を抱く人は少なくない。

 それを意識してか、スピーチ台に立つ参加者の多くは、マスコミを批判した―
 「パブコメでは国民の8割もが原発ゼロを望んでいるのに、マスコミの選挙予想では原発を3年以内に再稼働させる自民党が単独過半数を取るというのは、どういうことでしょうか?」女性は声を振り絞るようにして訴えた。マスコミのカメラマンが陣取る方に顔を向けながら。

 右傾化、原発再稼働…すべてマスコミが仕組んだと決めつける男性もいた。

 小沢氏がそろそろ到着する7時20分頃だった。目の前を遮るカメラマンたちに対する参加者のイラ立ちはピークに達した。寒いなか「小沢目当て」で来ている参加者にとっては肝心の小沢氏が見えないのである。

 「テレビカメラどかせ」「マスコミ帰れ」「日本をメチャクチャにしたのはお前たちだ」参加者から怒号が飛び交い収拾がつかなくなった。

 「カメラを下げてください。(参加者の)皆さんは早くから来て待ってたんです」。主催者はカメラマンたちに命じて脚立の上から降ろさせた。マスコミの特権が崩れた瞬間だった。

さも当然であるかのように参加者の前に立ちはだかるマスコミのカメラマン。この日は人々の怒りが爆発した。=写真:島崎ろでぃ撮影=

さも当然であるかのように参加者の前に立ちはだかるマスコミのカメラマン。この日は人々の怒りが爆発した。=写真:島崎ろでぃ撮影=

 歓声に迎えられて会場に到着した小沢氏が演説した―

「総選挙に入っても脱原発の声は広がっておりません。新聞・テレビで脱原発を争点から外している。これは日本社会の歪です。マスコミがそういう中に組み込まれている。こんなことが罷り通ったら日本は真っ暗闇になる…(中略)国会で脱原発を通すなら、脱原発を唱える議員が多数を占めなければなりません…(後略)」。

 集団リンチのように小沢氏を叩き続けたのもマスコミなら、原発安全神話を振り撒き、再稼働まっしぐらの自民党を政権復帰させるべく世論操作をしているのもマスコミだ。

 明日(16日)は衆院選と東京都知事選の投票日である。マスコミによる刷り込みを撥ね除けて、有権者の大多数が自分自身の判断で投票することを願う。

 田中龍作ジャーナル《文・田中龍作 / 諏訪都》

 

(( 小沢氏演説の文字起こし))キティも応援してます、

小沢一郎でございます。
夜分にまで、お寒い中、本当に皆様の粘り強い、力強い行動に心から敬意を表します。

今、総選挙はなされていて、もうわずかな期間しかないですけども、その総選挙において、いくつかの政党が選挙にのぞんでいる。その中で、明確に脱原発を期限をきって、党として主張しているのは、われわれ未来の党だけでございます。この我々の主張に対して、いろいろな所から、いろいろな批判がよせられています、攻撃がよせられております。そんなことはできっこないとか、そんなことをしたならば、経済がおかしくなるとか、あるいは電力の供給ができなくなる、ということがいわれていますけれども、決してそういうことはありません。私は、自分の信念として、自信をもって、脱原発はやればできると考えている所でございます。

しかしながら、本当に、皆さんによく考えていただきたいことなのでありますけれども、この総選挙において、脱原発その声は、必ずしも広がっておりません。その意味におきまして、私は、非常に心配いたしております。なぜ、そうなってしまっているのかといいますすと、選挙の前から、この脱原発ということおが、総選挙の議論の争点からはずされてしまっているんです。まさに、新聞でも、テレビでも、脱原発という言葉を使わないように、そういうような状況にあります。それは、わが党が議席なんぼあるか、どこの党が、議席どのくらいとるのかというの以上に、日本の社会が本当に既得権の癒着の中で、マスコミさえも、そういう中に組み込まれてしまっているということが、非常に、これは、いま日本社会の持っている、本当に大きなミスであります。こんなことが、まかり通っていたならば、かならず、日本の将来は真っ暗な道に進んでゆくこととなると思います。

どうか、皆さん、わたしどもも、多勢に無勢の中で、一生懸命脱原発でがんばっておりますけれども、どうぞ、この皆さんのお力を、この声を、本当に、子供たちのこと、孫たちのことを、日本の未来を将来を心配する、皆さんの声を、一人でも多くの国民みなさんに伝えてください。あと、選挙戦は、今日、そして明日一日でございます。私も、ずっと今日この話をしつづけてきました。残された時間はわずかでございまうすけれども、民主主義は、数であります。多数であります、多数決です。ですから、国会でこの脱原発の声を出す人たちが、その考えを持っている人たちが、多数でなければどうしようもあありません、結果だせません。どうか、そういう意味において、私たちも、最後の一秒まで、脱原発をうったえて頑張りますが、みなさんも、どうぞ、最後の最後までのご努力も、よろしくお願い申し上げます。どうぞ、ありがとうございました。

 


[衆院選] 忘れられた3月11日、東電原発事故(日本人の良識 #2)

2012-12-15 | Weblog

室井佑月氏「あの司会者が謝らなきゃいけないっておかしくない?」(週刊朝日)

「原発反対」とあるテレビ番組で言った司会者が問題になり、詫びを入れる事態となった。作家の室井佑月氏は、この件に関して疑問を投げかける。

*  *  *
 朝のワイドショーの有名司会者が番組の中で「原発反対」という発言をし、問題となったみたいだ。司会者の方は、後日、番組内で、「選挙の争点の一つである原発問題について、司会者の立場としては中立性を欠く発言をしてしまいました」。そうお詫びすることになった。

 原発問題はたしかに今度の選挙の争点の一つだ。でも、選挙の争点であるというのは小さなこと、それ以上の国の大問題じゃない?

 別に司会者の方は、「わたしは原発反対だから××党を応援する」といったわけじゃないのだ。孫もいて不安に思うっていったぐらいで謝らなきゃいけないって、おかしくない?

 このことがあってからテレビでは、原発についてどう思うのか、具体的なコメントは良くないこととなった(はっきりいわれたわけではないので、言葉通りのニュアンスです)。

 衆議院選が近いからだというけれど、あたしは納得できない。不自然じゃん。

 選挙でどいつが受かろうが、どいつが落選しようが、たぶん誰も事故を起こした福島原発の心配を無くしたりできない。ってことは、いつ話題にしてもいいことなんじゃないの? むしろ、いつも話題にしなきゃいけないことなんじゃないの?


[衆院選] 山本太郎候補 (東京8区石原親子と戦う) #4

2012-12-15 | Weblog
太郎の応援にジュリーが来た

「若者がちゃんと打って出てくれた」と64歳のジュリー。=14日、JR荻窪駅北口。撮影:中山栄子=

 JR荻窪駅北口ロータリー広場。ステージの前には、1時間以上前だと言うのに2、30人ほどの中年女性たちが群れをなしていた。今日は、ジュリーこと沢田研二さんが、長い芸能生活で初めて選挙の応援演説に入るというのだ。
 
 沢田さんは福島原発事故の後、F.A.P.P.(フクシマ・アトミック・パワー・プラント)という曲の作詞を手掛け、話題になっていた。「バイバイ原発」のフレーズが何度も登場する。
 
 午後6時過ぎ、沢田さんはサングラスにラフなTシャツ姿で現れた。この頃には1,000人ほどもいただろうか、広場には立錐の余地もないほど人が溢れ、後ろからは「押さないで」「見えないよ!」の声も飛び交った。
 
 「今、ほとんどの表現者が口を閉ざしている中、事故が起こるずっと前から皆さんに対してメッセージを発信し続けている、素敵な先輩がいます。」立候補後、多くの芸能関係者に「応援を」と声をかけては断られたという山本候補は、沢田さんをこう紹介した。
 
 「僕は、誰にも頼まれていないんですが、(憲法)九条を守ろうという歌とか、3.11の時の歌とかを勝手に書いて歌っています。そういう時は、気持ちが大事なんで、自分がそうしたいから、そうするしかない。選挙に出ようなんて気持ちはありません。もうただのジュリーです。正確に言うと、昔ジュリー、今ジジイです(笑)。でも山本太郎のように勇気のある38歳の若者がちゃんと打って出てくれました。」
 
 「以前から僕は、テレビで仕事がなくなったと聞いた時点で、何か力になれることはないかと思ってました。そうしたら声を掛けて頂いた。とにかく、今原発を止めることが一番大事なんだと。他のことは決まらないんだと。今日だって、地震が起こるかもしれないんですよ、そういう国に僕たちは住んでるんです。これはなんとかしなければいけない」沢田さんの力強いメッセージに聴衆が湧いた。
 
 「杉並区民でなくて残念です。区民なら一票入れられたかもしれない。昨日、どんなふうにやってるやろかと、ひそかに西荻で演説を聞きに行ったんですよ。ちゃんとチラシも渡されました。帰りに(推薦の)ハガキをもらって、切手を買って、電話帳を調べて杉並在住の知人、友人の名前を書いて封筒に入れました。応援の言葉をちょっとしか言えないのが残念です」。
 
 沢田さんの山本候補を見る目は暖かい。まるで太郎さんのことが心配でたまらない叔父さんのようだ。沢田さんは山本候補の肩を抱いて降壇した。反原発ソングを披露するかと思われたが、応援演説に徹した。演説が終わると、聴衆から「ジュリーありがとう」という掛け声と、拍手がわき上がった。
 
 山本候補は、「本当の表現者ですよね。自分の言葉にして、自分のメッセージにして。ちっちゃい頃見たジュリーですよ。ヒーローです」と感激しながら沢田さんを見送った。ジュリーが去っても、広場から人は去りはしなかった。再び山本候補の演説が始まった。

田中龍作ジャーナル《文・中山栄子》

 

 

山本候補への応援ブログ

http://tokyolumix.blog60.fc2.com/blog-entry-1120.html#comment1253

12月14日11時45分井の頭線浜田山駅西友前、石原伸晃の奥さんが演説をしていた。私が通りかかった時は聴衆者約25人程度。伸晃が杉並に入れるのは2度しかないので、私が代わりで挨拶に来たと言っていた。伸晃なんて来なくても困りやしないわ!

内助の功として否定はしないが、女性なら原発即ゼロ!安心して子供を産める世の中を推進すべきでしょ?それを言えれば尊敬するわ。夫婦親子込みでの原発癒着には辟易する!

政治家の妻としても女としてもどこか欠陥している気がする。

同日荻窪駅北口18時05分に山本太郎が沢田研二ことジュリーを紹介した。どよめきに似た声が上がりジュリーが登場した。私も鳥肌が立つ!もちろん山本太郎の応援演説だ。通行人と群衆とが交差してバス停前はぎゅうぎゅうのすし詰め状態になっている。

その数不明だが1000名以上か。ツーか、前が見えなくて見当がつかない。

私は最前列に行こうとしたが時すでに遅し。最後列で見る羽目になった。山本が、ほとんどの表現者が口を閉ざしている中、事故が起こるずっと前から皆さんに対してメッセージを発信し続けている、素敵な先輩がいますと。

登壇した沢田研二は、昔ジュリー、今ジジイです、と笑わせる

山本が脱原発発言で芸能界を干されたときから、彼を応援しようと思った。そうしたら声を掛けて頂いた。とにかく、今原発を止めることが一番大事なんだと。他のことは決まらないんだと。今日だって、地震が起こるかもしれないんですよ、

そういう国に僕たちは住んでるんです。これはなんとかしなければいけない。

さらにジュリーは杉並区民でなくて残念です。区民なら1票入れられたかもしれない。昨日、どんなふうにやってるやろかと、ひそかに西荻で演説を聞きに行ったという。さすがスーパースター沢田研二の一言はインパクトがある。ジュリーは本当に勇気のある人だと思う。

ルミックスは正真正銘杉並区民モロ東京8区だ。当然、私は山本太郎に1票!

 

 

 

 


最高裁裁判官の国民審査、信任か罷免か

2012-12-15 | Weblog

最高裁の国民審査も 裁判官10人が対象

 衆院選投開票日の16日は、最高裁裁判官の国民審査も実施される。15人の裁判官のうち、対象は2009年の前回衆院選後に任命された10人で、山浦善樹、岡部喜代子、須藤正彦、横田尤孝、大橋正春、千葉勝美、寺田逸郎、白木勇、大谷剛彦、小貫芳信各氏(告示順)。

 辞めさせたい裁判官の欄に×印を書く方式で、何も記入しなければ信任とみなされ、×印以外の「〇」などを書いても全て無効となる。

 ×が有効投票の過半数となった裁判官は罷免される。1949年以降、過去21回の国民審査で罷免された例はない。KYODO

 


 

10人全員が信任

毎日新聞 12月17日(月)12時42分配信

 総務省は17日、衆院選に合わせて投票された最高裁判所裁判官に対する国民審査の結果を発表した。前回衆院選(09年8月)後に任命された審査対象の裁判官10人全員が信任された。裁判官ごとの有効票に対する罷免を求める率(罷免率)は7.91~8.74%。

 投票率は前回を9.43ポイント下回る57.45%だった。前回の対象9裁判官で最も高かった罷免率は7.73%だったが、今回は全員がこれを上回った。「1票の格差」を巡って最高裁に違憲判断を求める弁護士グループが、積極的な国民審査への関与を国民に訴えたことなどが影響しているとみられる。【石川淳一】

 ◆最高裁裁判官国民審査の結果

氏名(出身)    罷免を求める票(%)

山浦善樹(弁護士) 4808599(8.33)

岡部喜代子(学者) 5044756(8.74)

須藤正彦(弁護士) 4775013(8.27)

横田尤孝(検察官) 4796965(8.31)

大橋正春(弁護士) 4677337(8.10)

千葉勝美(裁判官) 4798981(8.31)

寺田逸郎(裁判官) 4688804(8.12)

白木勇 (裁判官) 4762216(8.25)

大谷剛彦(裁判官) 4733492(8.20)

小貫芳信(検察官) 4569960(7.91)

=総務省発表、告示順


 

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国民審査対象の最高裁裁判官

 衆院選と同時に最高裁裁判官の国民審査が実施される。「法の番人」としてふさわしいかどうか、国民が意思表示できる唯一の機会だが、現行制度による免職者はゼロ。今回は審査直後に退官する裁判官もいる。

 最高裁の裁判官は任命後の最初の衆院選時に審査を受け、10年が経過するたびに審査を受ける。今回は15人いる裁判官のうち、すでに審査を受けた竹崎博允(ひろのぶ)長官ら5人を除く10人が対象となる。このうち、須藤正彦氏(69)は審査から10日後の12月26日に70歳で定年退官。突然の解散で、ぎりぎり間に合った形だ。

 過去に審査を受けないまま退官したのは2人。定年前の1948年6月に退官した弁護士出身の庄野理一(しょうのりいち)氏と、在職中の51年7月に死去した学者出身の穂積重遠(ほづみしげとお)氏だ。須藤氏が審査を受けなければ、定年で退官する裁判官としては初めてのケースになっていた。

 最高裁の裁判官は職業裁判官や弁護士、検察官の法曹三者のほか、官僚や学者から選ばれるのが通例。須藤氏は弁護士出身で、東京弁護士会副会長や最高裁司法研修所教官などを経て、前回衆院選後の2009年12月に就任した。67歳と比較的高齢で就任したことから、任期が約3年と短い事情があった。

 一方、今回の審査では、82~85年に第10代最高裁長官を務めた寺田治郎氏(故人)の息子の逸郎氏(64)が審査を受ける。親子2代で審査を受けるのは初めてとみられる。逸郎氏は裁判官出身だが、法務省勤務が長く、秘書課長や民事局長など中枢ポストを歴任。さいたま地裁所長、広島高裁長官を経て10年12月に最高裁裁判官となった。

 最高裁の各裁判官の経歴や関与した主な裁判、趣味や好きな本などは最高裁ホームページ(http://www.courts.go.jp/saikosai/about/saibankan/index.html)に掲載されている。

■審査より選考過程透明化を

 《元最高裁裁判官の泉徳治弁護士の話》 私は2003年に審査を受け、「×」の割合は7.3%だった。沖縄県が最も高い13.5%で、最低は福井県の3.9%だった。私が福井出身だからかと思ったが、他県出身の裁判官でも同様の傾向だった。裁判所も政府も含めた日本の統治機構全体への評価と感じた。沖縄で率が高いのは、戦争の記憶や基地問題が背景にあるからではないか。

 率直に言えば、個々の裁判官の実績や判断の内容を審査するという本来の機能が失われており、多額の税金をかけるぐらいならやめたほうがいい。だが、憲法に書いてあるから続けるしかない。最高裁へのチェック機能を働かせたいなら、裁判官の選考過程を透明化したほうがよい。今は誰がどういう理由で選ばれたのか分からない。有識者会議にはかる仕組みを作ったらどうだろうか。

     ◇

 〈最高裁裁判官の国民審査〉 衆院選と同時に実施される。辞めさせるべきだと思う裁判官がいれば、投票用紙のその裁判官の欄に「×」を書く(×以外を記載すると無効票)。×票が有効票の過半数に達すると免職になる。総務省によると、審査にかかる費用は約6億円。戦後の一時期を除いて審査を2度受けた裁判官はいない。多くは任命から間もなく、実績が少ない状態で1度審査を受けただけで退官するのが通例。 ASAHI