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石原・橋下の野合集団の末路、かっての同志へのそしり攻撃

2012-12-14 | Weblog

橋下市長が未来「ブレーン」攻撃で口走った“事実無根”(週刊朝日)

「私には二股のおろちにしか見えない」

 日本維新の会の本陣である大阪に乗り込んだ野田佳彦首相(55)は12月5日、石原慎太郎代表(80)と橋下徹代表代行(43)のちぐはぐな関係について、こう揶揄した。「脱原発と言っていた橋下氏と、原発維持の石原氏が組み、どっちの方向性で維新が考えているのか、まったくわかりませんね」。

 維新は11月29日に発表した政権公約の政策実例で〈既設の原子炉による原子力発電は2030年代までにフェードアウトする〉と記した。ところが翌日、石原氏が記者の質問に、

「フェードアウトってどういうことですか」

「公約は直させる」

 と、まさかの“ちゃぶ台返し”。橋下氏は、「政策実例は議論のたたき台で公約ではないですから」と、苦しい弁解に追い込まれた。

“変節”との批判を受けた橋下氏の矛先は、日本未来の党の飯田哲也代表代行に向かった。未来の表明した「卒原発」「10年後原発ゼロ」の方針に、こう噛みついたのだ。

「未来の党は飯田哲也さんがブレーンについてますが、僕は彼に大阪府市エネルギー戦略会議の委員になってもらって、(原発ゼロの工程表について)1年間議論してもらってるけど、プランはまだ出てない。彼にもプランはないんです。それなのになぜ、『10年後にゼロにする』と言えるんですか。言えばいいという政治だったら、何ぼでもいいこと言いますよ」

 そして例のごとく、ネット上でも、この「卒原発」公約について怒涛のツイート。かつての同志への容赦ない攻撃に、ジャーナリストの横田一氏はこう指摘する。

「私が橋下氏に会見で『ウソを言ってる。(原発ゼロのプランは)飯田さんが戦略会議で出していた』と指摘すると、橋下氏は『(プランは)飯田氏の個人的意見で、会議で反対した委員も多くいた』と言い返しました。再度、『委員は反対していない』と食い下がると、無言で立ち去りました」

 真相はどうなのか。同戦略会議のメンバーで大阪府市統合本部特別顧問の古賀茂明氏は、こう明かす。

「橋下氏が、飯田氏が示した原発ゼロへのシナリオについて、多くの委員が反対していると発言したことは事実無根です。いずれにしても、エネルギー戦略会議の委員のほぼ全員が、原発ゼロは可能であり、遅くとも2030年にはゼロに出来ると確信しています」

 一方の飯田氏は12月2日、大阪府と大阪市の特別顧問辞任を表明した。end

 

関連新聞記事:

「維新のための活動でない」 大阪府市エネ会議が抗議へ(ASAHI)

12-14:日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長が衆院選の党公約に「原発ゼロ」を盛り込まなかったことに絡み、有識者でつくる大阪府市エネルギー戦略会議を理由に挙げているのは誤解を招くとして、同会議が14日の会合で「抗議声明」を出すことがわかった。

 戦略会議は、橋下氏の主導で府市が2月に設置。脱原発に向けた具体的な道筋を検討してきた。

 衆院解散後、橋下氏は原発ゼロを維新の公約に盛り込まなかった理由として、「戦略会議に原発ゼロのシミュレーション作りを指示したが、できあがっていない」などと説明。日本未来の党代表代行に就いた元委員の飯田哲也氏が会議で原発ゼロに向けたシナリオを出した時も「多くの委員が反対した」「まったく実現不可能」と発言していた。

 関係者によると、戦略会議の委員から橋下氏の発言について「理解に苦しみ、誤解を招く」との声が高まり、声明で抗議の意思を示すことで合意したという。

 声明文案では「戦略会議は維新の会のために活動しているわけではない」と指摘。シミュレーション作りが遅れているのは府市の手続きミスが原因としたうえで、委員全員が原発ゼロは可能との認識で一致していると強調。飯田氏の案に多くの委員が反対した事実もない、と指摘するという。

 戦略会議座長代理の古賀茂明氏は朝日新聞の取材に「はっきり意見表明をした方がいいということでまとまった」と語った。

 

 

 


前都知事石原の尖閣購入、違法支出の疑い

2012-12-14 | Weblog

尖閣購入の意見広告や調査費支出は違法の疑い―石原氏と猪瀬氏らに監査請求

監査請求した佐藤和友さん(左から2人目)や竹見智恵子さん(右端)ら。(撮影/野中大樹)

監査請求した佐藤和友さん(左から2人目)や竹見智恵子さん(右端)ら。(撮影/野中大樹)

 尖閣諸島の購入を実現するために東京都が米紙に載せた意見広告や『広報東京都』に寄付金募集の頁を設けたことなどは、地方財政法に違反するとして、都民二五人が一一月二七日、都の監査委員に対して住民監査請求を提出した。提出したのは「石原前知事の尖閣諸島をめぐる暴挙をただす会」で、石原慎太郎前都知事と猪瀬直樹、秋山俊行、安藤立美の三副知事に対し、支出金の適法性を問うた。

 同会が問題としているのは、都が米『ウォールストリート・ジャーナル』紙に載せた意見広告費一六七六万一一五〇円をはじめ、都民へ寄付金を募るために製作したポスターの制作費や配布費二〇万七九〇〇円、都の広報誌に載せた尖閣購入に関する頁にかかった費用三億五三一〇万八〇〇〇円、都が九月二日に「現地調査」として民間船舶をチャーターし専門家を同行させた費用二五〇〇万円など、計約四億円。

 地方財政法の第二条は「地方公共団体は、その財政の健全な運営に努め、いやしくも国の政策に反し、又は国の財政若しくは他の地方公共団体の財政に累を及ぼすような施策を行つてはならない」と定めている。

 同日、同会メンバーのうち六人が都庁内で会見。八王子市の佐藤和友さんは「都民の税金が都議会の審議も経ずに一般会計予算から使われた。きわめて違法性が高い」とし、「六〇日以内に監査委員の判断が出る。結果次第で法廷の場に移し徹底的に追及していく」と話した。練馬区の竹見智恵子さんは、「(尖閣付近の)海域で生活の資を得ている漁業従事者に多大な迷惑をかけている。なぜあの海に紛争を招くのか」と、石原前知事の言動に疑義を唱えた。

 日中の産業界に与えた経済的打撃は現在進行形だが、被害額は数兆円にのぼるとされている。

 同会は今後、住民訴訟に備えて参加人数を増やしていく方針だ。

 

関連記事:

「大阪市職員調査への公金支出は違法」市民団体が提訴(ASAHI)

 12-12:大阪市職員に労働組合や政治・選挙活動への関与をアンケートした第三者調査チームのメンバーに謝礼などを支払ったのは違法として、市民52人が12日、市を相手取り、約911万円を橋下徹市長に返還請求するよう求める訴訟を大阪地裁に起こした。原告側は「条例に基づかずに設置されたチームへの公金支出は違法だ」と訴えている。

 チームは1月、橋下氏の指示で、市特別顧問(当時)の野村修也弁護士ら15人で結成。不当労働行為の恐れがあると府労働委員会から勧告を受け、アンケートの回答を破棄し、4月に報告書を出して活動を終えた。市は野村弁護士らに謝礼や交通費、宿泊費として約911万円を支出した。 原告側はアンケートの設問も思想・信条の自由を侵害し違憲と主張している。大阪市人事室は「訴状が届いておらず、コメントを控える」としている。

 


[衆院選] タカ派トリオ戦況、石原・橋下(維新、東京全敗の危機)

2012-12-14 | Weblog

 維新、東京全敗の危機 大阪も苦戦 「こんなはずでは…」との声も

 
【衆院選情勢】維新、東京全敗の危機 大阪も苦戦 「こんなはずでは…」との声も
 

 

 衆院選公示直前まで話題を提供してきた第三極も、「自民圧勝」の前に存在が薄れている。特に「台風の目」とみられた日本維新の会は選挙区では、石原慎太郎代表の地盤である東京都では全敗の危機、本拠地の大阪府でも苦戦している。

 9日、都内を遊説した橋下徹代表代行は、党の戦況をこう紹介した。

 「日本維新の会、大変苦戦している。正直言って、東京では惨敗の状況だ。国民のご判断であれば仕方がないことだけどね…」

 維新が振るわないのは、選挙準備が足りなかったことが大きい。都知事だった石原氏が新党結成を表明したのが10月25日。そのわずか3週間後の11月16日に衆院解散を迎え、橋下氏の維新との合併が決まったのは同月17日だった。

 みんなの党と競合する選挙区では、自民党に利する数字が出ているところもある。政策の「ぶれ」を攻撃されたことも「ふわっとした民意」をつかめずにいる一因のようだ。

 大阪府では公明やみんなの党を推薦した5選挙区を除く14選挙区で擁立したが、優勢なのは7選挙区にとどまっている。

 昨年11月の大阪府知事選で当選した松井一郎幹事長の票を選挙区ごとに振り分けると「17勝」となる。しかも、「大阪維新の会」の府議や大阪、堺両市議らが選挙を仕切り、東京よりも選挙態勢は整っていた。

 既成政党に圧勝した「大阪ダブル選」のときのような勢いはなく、党内からは「こんなはずではなかった」との声も漏れてくる。

 

関連記事:

日本維新、地方はもういいの? 選挙戦終盤は「大阪に戻れ!」

2012.12.13 08:01 衆院選
日本維新の会の橋下徹・代表代行と松井一郎幹事長

日本維新の会の橋下徹・代表代行と松井一郎幹事長

 日本維新の会の松井一郎幹事長は12日、記者団に対し、全国の衆院選候補者支援に派遣している大阪府議や大阪市議、堺市議を13日から府内に呼び戻し、終盤戦は大阪の公認候補の応援に「集中」させると明らかにした。本拠地大阪でも苦戦している状況を踏まえ、戦略を見直した。

 松井氏は「最後の追い込み」と説明。「大阪でしっかり議席をとることで、比例も(当選の確率が)上がる」と話した。

 維新は府議らに担当地域を割り振って全国各地の支援に回る選挙戦を展開。9日の「選挙サンデー」にいったん大阪に呼び戻したのに続き、終盤戦は大阪に張り付ける。地方の候補者からは「地方軽視」と不満の声があがるが、松井氏は「選挙に出るにあたり、候補者に自己責任、自己完結、自己負担を約束してもらっている」と述べた。

 また松井氏は、みんなの党の江田憲司幹事長が、維新との合流には旧太陽の党との決別が必要-と発言したことについて「(太陽の党は)もう仲間」と述べ、明確に決別を否定した。

 一方、みんなの渡辺善美代表はこの日夜、大阪府内で記者団に対し、選挙前に維新と合流に至らなかったことについて「(維新の)理念と政策が分かっていたから結婚しなかった」と、今後も合流は難しいとの見方を示した。一方、選挙後の連携については「選挙結果を踏まえて考える」と含みをもたせた。

 

橋下氏「東京では惨敗だ」 維新、石原氏と都内で支持訴え

2012.12.9 14:15 衆院選
街頭演説をする日本維新の会・石原慎太郎代表(右)、左は橋下徹代表代行=9日午前、JR新宿駅前(大橋純人撮影) 

街頭演説をする日本維新の会=9日午前、JR新宿駅前 

 日本維新の会の石原慎太郎代表と橋下徹代表代行は9日、都内の新宿や銀座などの繁華街でそろって街頭演説を行った。橋下氏は「選挙戦も中盤だが、維新は東京では惨敗だ」と危機感を示し、有権者に支持を訴えた。

 橋下氏は「(このままでは)自民党が圧勝だ。3年前に皆さんが落とした議員が復活してくることになる」と強調。「公共工事をやり続け業界団体に配慮する自民党を選ぶのか、わが国の国際競争力を高める道を選ぶのか。右か左かだ」と自民党批判を展開した。

 石原氏は「(首長として)役人の支配をぶっ壊そうとやってきたのが私と橋下氏だ」とアピールした。

 

野田首相、大阪入り「ふたまたの大蛇」と維新批判

2012.12.5 11:26 衆院選
大阪入りした野田佳彦首相。日本維新の会を批判した=5日午前10時33分、大阪府吹田市 (竹川禎一郎撮影)

大阪入りした野田佳彦首相=5日午前10時33分、大阪府吹田市 

 野田佳彦首相(民主党代表)は5日、藤村修官房長官の地元、大阪府吹田市に入り、太陽の党と合流してできた日本維新の会を「ふたまたの大蛇(おろち)だ」とこきおろした。

 JR吹田駅前の商店街での演説で、首相は維新代表代行の橋下徹大阪市長について「なぜ石原(慎太郎)さんを党首に担いだのか。橋下氏がもともと持っていた非常に切れ味鋭い路線が見えなくなっている」と述べ、橋下氏を持ち上げつつも維新を批判した。

 さらに、維新について「私にはふたまたの大蛇にしか見えない。原発やエネルギー政策など、どっちを向いているのか分からず、将来を委ねられない」と述べた。

 同市を含む大阪7区は5候補が争う激戦区。首相は「この国難の時に、経験のない、方向性の分からない人に代表になってもらっては困る」と“第三極”を牽制(けんせい)した。