曇、6度、76%
最近」、毎朝の日課にしている小さな時間があります。走って帰ってきて、今まではそのまま家事にまっしぐらでした。お茶を飲むのも立ったまま。それほど、引越し後の片付けは次々に用事がありました。少し余裕が出てきたので、お茶とお菓子などをお盆に乗せて、座敷の縁側に持っていきます。置いてあるロッキングチェアーに座って、一休み。余裕が出てきたばかりではなく、少し空気が温んできたからです。この部屋には、まだアラジンのストーブしかありません。寒い日には空気がピンと張りつめています。
縁側の5枚の雨戸を開け、庭を見渡します。ゆらゆらと揺らしながら、さて今日はどこから庭仕事を始めるか思い巡らします。朝ごはんはとっくに終わっていますが、お昼まで力仕事をするのでお腹が持ちません。
今日のお茶の友は、頂き物の「柿の葉寿司」です。今年2度目の「柿の葉寿司」です。奈良のお土産でいただきました。この小さなお寿司が大好きです。柿の葉に包まれた押し寿司です。海から遠い奈良では、一塩にされた鯖を大事にすし飯に乗せて、保存と乾燥を防ぐために柿の葉に包んだと聞いています。京都の鯖寿司とは趣が一味違います。
お寿司のふたを開けると、鯖、鮭などのお寿司の入っている位置が書かれた小さな紙が入っていますが、それはすぐに捨ててしまいます。あてずっぽうに選んで、柿の葉を開けてのお楽しみ。柿の葉をめくるとき甘い葉っぱの香りがします。 一つ目は鮭でした。二口でいただきますが、うまく食べないと二口目はすし飯だけになってしまいます。ちょうど良い大きさです。
2つ目は、出ました、鯖です。今回は4種類、この他に初めていただく山菜と連子鯛がありました。
お腹もいい加減に落ち着きます。今日の庭仕事の段取りも考えました。この朝の短い時間は、雨が降っていようが心に明るさを持ち込んでくれます。さて、今日のお茶のお供は何にしようかな。北海道から飛んできた「白い恋人」もいいなあ。さあ、走りに出かけます。