チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

初めてのコインパーキング

2017年03月30日 | 日々のこと

曇、13度、79%

 帰国してからふた月足らず、帰国前あれほど心配していた車の運転もかえって香港よりもストレスが少ないと感じます。車の数が違います。ラッシュ時の車ですらすら香港の昼間の車の数ではありません。その上、私が住んでいた香港島は2階建バス、2階建電車が通っています。私の車のような地を這う車は、2階建バスの後ろに付けば信号が見えません。両脇を2階建バスに挟まれればまるで谷底を走っているような感じです。それが当然でしたから、日本で車を走らせることがこんなに快適とは思ってもいませんでした。

 ハンドルも左側通行も香港と日本は同じです。ところが、若干信号の使い方や交差点内での右折が違います。それも前方の車の真似をして付いていくうちに慣れてきました。狭い道の離合にはほとほと神経を使いますが、皆さん、下手な私に譲ってくださいます。自転車、バイクがほとんどない香港ですから、日本での運転では気を使います。歩道のない道での老人や子供の動きも気になりますが、これまた人も少ないので滅多に遭遇しません。そして何事も譲り合う精神の日本人、そのおかげで緊張しながらも日本での運転をスタートできました。

 香港では車は住んでいるマンションの下の階に駐めていました。地上10階までが駐車場スペース、その上が住居スペースです。私は7階に駐車していましたから。ぐるぐると回りながらそこまで車を運びます。狭い土地、土地の値段が非常に高い香港では、地上、地下に駐車場があるのが普通です。大きなショッピングモールでも地下3,4階がこれまた大きな駐車場です。日本の繁華街のビルや駅近辺の地下駐車場と同様なものです。大きな違いはパーキングスペースが小さく感じます。車を停めるところも、その周りの車を回す道幅も狭いと感じます。

 さて、先日車を出した先には駐車スペースがないので近くのコインパークをお使いくださいと指示されていました。そういえばいつ頃からか、狭い土地利用で30分で100円くらいの駐車スペースが見られる様になりました。息子が車を入れるときにはさほど気にならなかったのに、いざ自分が車を入れようとするとはて、どうやって入れるべきかと頭を悩ます様な狭さです。入れるのはいいが出すときお尻から出すのかしら、車を回すスペースがありません。繁華街のコインパーキングは数もありますが、満車のサインが出ています。やっと見つけた空車のサイン、車の後ろが道です。車中央下の金属製の板が上がるのを見届けてパーキングを出ました。車を出すときは3回も切り返して頭から出ました。思ったより通行量の多い道です。

 私の車はそんなに大きな車ではありません。それでも、なんだか不便を感じます。日本に軽自動車が多いのが頷けます。あれなら狭い道の離合も狭いパーキングスペースでも軽い動きでいけそうです。これも慣れかなあ、とは思います。このふた月足らず、この歳にして初めての経験を家の中外でしました。どうにか普通の日本人に近づいています。

コメント
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