5.音大時代　その１～ピアノとオトモダチになるまで・・・

2019年03月17日 | ピアノを弾く

埼玉　寄居町・深谷市・熊谷市　ピアノ教室Andante/アンダンテ講師のまっみ＊江黒真弓です。

「音楽は楽しい！」から「本物の音楽」へつながるピアノレッスン

はじめて作った
ピアノ教室Andanteと
音楽と人の心をつなぐピアニスト“まっみ”の
ホームページ「とっぴなおくりもの」が

残念ながら３月末でサービス終了に伴い、
閉鎖されることになってしまいました

「とっぴなおくりもの」に掲載していました

「ピアノとオトモダチになるまで・・・」を
こちらにアップしていきます。

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高校時代は、部活で精一杯でピアノを弾くことが後回しになっていたのだけど、
音大に入ってからは、ピアノを最優先にできることが何よりもうれしかった♪

でも、入試で初の“緊張”というものを知ってしまったので、
試験のたびに、猛烈なドキドキで思ったように弾けなくなってしまいました。

そして、それまでは年に何曲か暗譜するくらいだったのですが、
次から次へとやってくる試験からなにやらのために、
ものすごい数の曲を暗譜しなくてはなりません。

暗譜が苦手な私には、大変なことで、
暗譜に四苦八苦しては、本番で緊張…という繰り返し。

成績表も、筆記試験はそれなりな点数なのに、
肝心のピアの実技の点数がおもわしくなく、
何度ため息をついたことか…(+_+)

四苦八苦したまま、短大最後の卒業試験を迎えることになります。

先生に「リストのペトラルカのソネットを弾きたい」と申し出ると、
「ぺトラルカはみんながよく弾くから、これにしたら？」と、
リストの「伝説」より　「鳥に説教をするアッシジのフランチェスコ」を提案してくださった。

トリルがいっぱいで面食らいましたが、
曲の感じは気に入ったので、練習を始めました。

この曲は特別な練習をしたわけでもなく、
相変わらず四苦八苦し、
試験直前のレッスンでも、止まらずに弾くことができなかったにも関わらず、
試験本番では、ノーミスでさらっと弾けてしまいました。

バッハの平均律も一緒に弾いたのですが、これも同じく。

「あら、上手に弾けたみたい！」とビックリしたのですが、
試験官をされていた先生の顔を見る勇気はなく、そそくさと部屋をあとにしました。

私の後が休憩だったので、先生がわざわざ廊下まで出てきてくださって、
「すごいよかったよ！満面の笑みで待っていたのに、こっちを見ないんだから！」
と褒めてくださって、さらにビックリ！

そのまま２次選考まで進み、気が付いたら、
卒業演奏会にまで出られることに。

しかも、バッハもリストも該当しているらしく、どちらでも好きなほうを弾いていいと。

突然の出来事に私自身がいちばん戸惑いながらも、
代表の学生が出演する、ホテルのサロンコンサートでも演奏。

何がどうしたのかは、今になってもさっぱりわからないのですが、
これによって、ピアノを弾くことに自信を持てるようになりました。

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