埼玉 寄居町・深谷市（花園・川本）・熊谷市 ピアノ教室Andante/アンダンテ 講師のまっみ＊深田真弓です。
「音楽は楽しい！」から「本物の音楽」へ つながるピアノレッスン
ピアノを弾いてきたことを先に書きましたが、
今日は、メインの絵本展について。
にしのあきひろさん(キングコング西野亮廣さん）が
描いた絵本
「チックタック～約束の時計台」。
このストーリーは、
西野さんの、ある実話を元に作られていて、
その出来事は西野さんの大きな心があってこそなので、
こうして、絵本になっているそれ自体が
やさしさに満ちている。
絵本は、けっこうシックな色合いで、
私は明るい色が好きなので、
絵本を見ていても、
実は、ちょっと遠い感じがしていました。
でも、初めて光る絵本展に行って、
心を鷲づかみにされてしまった！
夕焼けがまぶしい
チックタックとニーナがかわいい
どの絵も、
絵本のそれより色彩豊か。
日差しの色もリアルで、
キャラクターの表情も生き生きしている
そして、何より感動したのが、
細部までこだわって描かれていて、
そこに妥協はなくて、
それが伝わると信じているのが伝わってきたこと。
背景になっている植物や温度計（？）が、
それだけ切り取っても十分なくらい。
ニーナの腕に生えたヤクの木が
美しくて泣けちゃう
絵本では見開きの真ん中で
よく見えなかった
時計台も、
全体像がよく見えて
文字盤の反射も美しい
街が燃えているシーンは
周りがぼかされている。
熱さも感じるし、
チックタックの戸惑いの心情も感じる。
これは光る絵を見て、初めて気づきました。
時計台に当たる雨は、
とても細かく、そして正確に
表現されている。
そして、最後のホタルが舞っているシーンは、
その繊細さに、
どれだけの思いがあって、
どれだけの時間をかけて描いたのかを
想像して、心を奪われる
絵本だけ見て、
すっかり勘違いをしていたなぁと反省して、
こういうことって簡単にできることじゃないけど、
それができる人になりたいと思いました。
これがアートであり、芸術であり、
エンターテインメントで、
もちろん、音楽も同様で、
だけど、音楽をするときにだけできることじゃなくて、
日常生活のすべてが作り出していること。
ジャンルは違っても、
アートでなくても、
明日、自分の生きる一日を
こんなふうに細部まで磨いてみたいと思わせてくれる。
ゴッホ展のときも、そうだったけど、
芸術の細部に宿る命は、
明日への希望を与えてくれるんだなぁと実感しました。
ピアノの一音一音も
そんなふうに向き合いたいし、
生徒たちにも、くり返し伝えていきたいです
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