埼玉 寄居町・深谷市・熊谷市 ピアノ教室Andante/アンダンテ

~「音楽は楽しい!」から「本物の音楽」へつながるレッスン~

自分の想いを抜く演奏

2012年01月26日 | ピアノを弾く
最近、ピアノを弾いていて、不思議な感覚になったことがありました。

鳴っているピアノの音の中に、自分が吸い込まれるような感覚。

音に埋もれているような・・・
音に包みこまれているような・・・


そのときに、

 私は、今までこの曲を「私が弾く」って思ってきたけど違うのかも。
 この曲が持っているもの音の流れを聞いて、
 私がその世界に浸っていれば、
 ピアノと私と音楽が一緒に流れだすんだ!

と思ったのです。


「私が弾く」ということは、
「私がこのピアノ、この音楽をコントロールする」ということ。

「こんなふうに弾きたい」と思うことは大事だけど、
その気持ちが強すぎると、
その音楽をコントロールしてしまう可能性が出てくる。

音楽が行きたい方向ではなく、
自分が行きたい方向に引っ張りたくなる。

そうすると、イメージと現実の音にギャップが生じる。


でも、既成の音楽を演奏するのはあくまでも「再現芸術」。

その音楽が生まれたときのエネルギーは、絶対に無視できない。


だからとって、作曲家の思いは推測することしかできない。


でも、遺された音楽は、その曲が持つエネルギーを内包して存在しているのです。

それに耳を傾けて、心と体で感じていれば、
コントロールせずに、自然と音楽が自分の中で流れていくんだ!

それを感じるとる力は誰でもあるんだ!

感じとろうとするかどうかなんだ!




これってすごい!と1人で興奮して
ブログに書こうと思っていたとき、
コーチの西山いずみさん が、
リーディングで小物を選ぶことについて、
mixiつぶやきに書いていらっしゃったこと。

引用の許可をいただいています。ありがとうございます


 「全く知らない方でも大丈夫なのですが今日はお一人は娘さん♪
  本人が参加していることを知らない。
  ご本人の意識がここにない状態なのでリーディングの時凄く大変でした(^。^;)
  出てきそうで引っ込む(;_;)そしてお母様の想いを一旦横におくことに時間がかかりました☆」

 「お母様の想いならこの小物なんだけどお嬢様の半歩先はそれじゃない(^w^)
  でもやっとワンシーンが見えました♪
  贈り物として使ってくださる場合の難しさを体感したことで少しキャパアップした気がします☆
  “いかに想いを抜くか”は本当に大きなポイントです(*^^*)」

これを読んで、「音楽と同じ!」とまだ興奮

自分の“想い”を抜かないと見えてこないのですね。


お話をうかがって曲作る“枝折りmusic”でも、
こんなことがありました。

私の勝手な先入観があったことで、全然違う音楽がやってきてしまったのです

既成の曲を演奏する場合だと、
ここまでの違いは出てこないので、気づきにくいのだと思います。


自分の想いを上手に抜くことで、その音楽の本来の流れが見えるみたい

その本来の流れに乗れたとき、
音楽自体も、鍵盤も、自分の体も軽く感じました。


これは、特別な能力のある人だけができることじゃなくて、
誰にでもできるとことだと私は思います。

誰でも、いつでも、魔法使いになれるのですから


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