豆豆先生の研究室

ぼくの気ままなnostalgic journeyです。

“モンマルトルのメグレ”

2008年06月18日 | テレビ&ポップス
 
 借りてきたDVDの“メグレ警視”シリーズの最後の1本、“モンマルトルのメグレ”を見た。

 DVDの原題は、“Maigret et Les Plaisirs de la Nuit”(「メグレと“夜の楽しみ”」--“夜の楽しみ”はストリップ小屋の店の名前)だが、邦題は“モンマルトルのメグレ”となっている。

 そして、始まりのタイトルには、“d'apres le roman ; Maigret et PICRATT'S de George Simenon”と出ている。
 この作品は、3本見た中では原作との対応が一番はっきりしていて、矢野浩三郎訳『モンマルトルのメグレ』(河出書房“メグレ警視シリーズ7”、1977年)が原作である。
 DVDの邦題も、この日本語訳からもらったものだろう。

 観光客には表面しか見ることのできないモンマルトル界隈の深層を垣間見ることができる。
 今回も、犯人は最初に分かるようになっている。3本とも同じということは、このフランスのテレビ“メグレ警視”シリーズは、いよいよもって「犯人探し」には興味はないようだ。

 * 写真は、DVD“モンマルトルのメグレ”から。

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