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新潟交通・高速バス「新潟~池袋線」~割安運賃ながらも3列シート車充当の3社共同運行路線

2015-12-10 | バス[甲信越]

先月MAKIKYUが新潟県内へ足を運んだ際には、帰路で日頃よく利用するJR(鉄道)ではなく、新潟~池袋間を運行する高速乗合バスを利用したものでした。

この路線は新潟県大手2社(新潟交通・越後交通)と首都圏側西武バスの3社が共同運行、新潟方2社と西武が半々の比率で運行、新潟方2社も両者で半分ずつの便を受け持つ運行体制となっています。


高速バスの中では結構な歴史を誇る路線ですが、近年では高速乗合バスの一部路線で導入されている「幅運賃」が導入されており、最も安い日時・時間帯の便だと池袋~新潟間を3100円で乗車可能となっています。

MAKIKYUが利用したい時間帯の便が丁度この最安価格で運行する便だった事もあり、大手3社の3列席車による運行でこの価格なら試しに利用する価値は充分あると感じ、初めて乗車したものでした。
(幾ら首都圏~新潟間が3000円程度でも、以前問題になった千葉県印西市の某社バスなどなら願い下げですが…)


MAKIKYUが乗車した便は新潟交通担当、同社は一般路線・高速共にいすず車の印象が強くUD車も散見、県内路線などでは通称「セレガーラ」と呼ばれるJバス新型車両をはじめ、古参車両も結構よく見かける状況です。


しかしながら池袋線に充当される車両は、現在は基本的に三菱新鋭車(エアロエース)で、最近導入された車両の座席は独立3列仕様、座席モケットにはローマ字で「NIIGATA KOTSU」と表記されているのも大きな特徴です。


エアロエースの昼行3列席車は、以前大分バス(とよのくに・スーパーノンストップ)でも乗車した事がありますが、こちらは2+1列配置でトイレは車両中央部に設けられているのに対し、こちらはトイレも最後部設置でしたので、昼行便のエアロエース3列席車と言っても随分雰囲気が異なると感じたものでした。


約5時間という比較的長距離の運行ながらもワンマン乗務員交代なしという事もあり、途中休憩を2回挟む運行形態となっており、越後川口と上里の両SAで休憩時間が確保されています。


前者は新潟~池袋線運行会社の一つ・越後交通が運営するレストランや売店なども設けられているのですが、休憩で立ち寄った時間帯には焼きたてパンのタイムセール(1個100円)も実施されており、大きなリンゴの切り身が入ったアップルパイなどは定価だと結構な値段がするものの、これが割引価格で100円はかなりお得と感じたものでした。

またこの路線は新潟~池袋間を直結するだけではなく、高速道路上などに多数の停留所が設けはられており、途中停留所での乗降が結構見られたのも大きな特徴で、これは新幹線などと競合するのではなく、棲み分けを図り細かな流動需要に応えるという点でも、有用と感じたものでした。

乗車便は3100円と言う距離の割にはかなり割安感を感じる価格設定だけあって、湯沢出発時の空席は指の数も…という状況で、かなり盛況と感じたものでした。

高速バスの性質上定時性の見劣りは否めず、若干座席下の足元が狭い気もしましたが、3100円~と言う運賃設定と基本的に3列シート車での運行である事を考慮すれば、時間的余裕がある時は利用価値の大きい路線と感じたものでした。

もう少し上ランクの運賃設定で運行している便でも車両設備などを考慮すると、機会があればまた利用しても…と思いますが、先月は3社共同運行の中でも新潟交通便乗車でしたので、今度乗車するなら出来れば越後交通か西武バスの運行便に乗車し、両者を乗り比べたいと感じたものでした。


(お断り)新潟~池袋線の高速バス運行区間は甲信越・北関東・首都圏の各地域に跨っていますが、新潟交通運行便に乗車した事も考慮し、「甲信越」カテゴリーでの取り扱いとさせて頂きます。



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