先日「MAKIKYUのページ」では、中国山東省・済南(Jinan)市内を走る快速公交系統(BRT)に関する記事を取り上げましたが、済南市内ではBRT以外にも多数の市内公共汽車(路線バス)が運行、その内の幾つかに乗車機会もありました。
済南市内では一般的なディーゼル車だけでなく、日本では現在市内バスでの活躍が見られない無軌電車(トロリーバス)も4系統運行、その内の一つはMAKIKYUも乗車機会があり、MAKIKYUが中国のトロリーバスに乗車した都市は、済南で8都市目となります。
(その中でも江西省・南昌(Nanchang)は現在運行廃止となっていますので、現存都市に限定すると7都市目(トランスロールを除く)になります)
乗車した車両は近代的なデザインで、同デザインのディーゼル車も多数見受けられる状況でしたが、一部で架線の設けられていない区間を運行し、この区間での運行に対応するために蓄電池を装備しているのも大きな特徴と感じたものでした。
他系統で活躍する車両の中には、比較的古参と見受けられる車両も混在していましたが、系統数が少ない上に済南駅や済南西駅に乗り入れる路線は皆無ですので、外国人旅行者が済南を訪問しても、トロリーバスに乗車する機会は少ないだろうとも感じたものでした。
また大多数を占める一般的なディーゼル車での運行路線は、路線数が多過ぎて極めて複雑、外国人旅行者には少々使い難い面もあると思いますが、市内の鉄道主要駅となっている済南駅(一般列車主体で昔から存在する駅)~済南西駅(高速鉄道駅として近年開業した駅)間を結ぶ156路は最も有用な存在かと思います。
MAKIKYUがこの路線に乗車した際には、ハイブリッド車に当たり、中国でも各地でハイブリッド車が普及している事を実感させられたものでした。
大型ディーゼル車は2軸前中扉の車両が主流を占めているものの、近年日本で活躍する低床市内バスでは見かける機会のない3扉3軸車の姿も散見、こちらへの乗車機会はなく何度か見かける程度でしたが、前中扉間が低床構造となっています。
後扉部分は複数段のステップが設けられている状況で、最後部座席~後扉との間の段数は4段程度存在、こんな構造のバスは日本ではまず考えられない代物と言っても過言ではない気がしますが、BRTやトロリーバスと並び、非常にインパクトのある車両の一つと感じたものでした。
この他にも日本の東京都内中心部で運行する無料循環バス(日の丸自動車興業が運行・丸の内シャトルなど)向けに導入されたニュージーランド(デザインライン)製電気バスによく似たデザインが特徴的な車体の車両なども散見し、これも結構印象に残る車両の一つと感じたものでした。
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