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尼崎市営バス・民営移管で運行終了に~明日からは阪神バスへ移譲

2016-03-19 | バス[近畿]

関西の大手私鉄各社(南海を除く)や、これらの私鉄と相互直通運転を行う各線などは、JR旅客各社や首都圏大手私鉄などよりも1週間早く今日ダイヤ改正を実施、来週のJRや首都圏大手私鉄におけるダイヤ改正と共に、こちらも注目と感じている方は少なくないと思います。


また今回のダイヤ改正対象になっている鉄道各線の中でも、阪神電車や阪急神戸線が通る尼崎市内では、永年市内交通を担ってきた尼崎市交通局の路線バス(尼崎市営バス・写真)が今日限りで運行終了となります。

こちらも尼崎市内や近隣に身を置く方などは、大きな話題と感じている方が多いと思いますが、尼崎市営バスの民営移管では、現在運行中の市営バス各路線が、市内の一部路線を運行している阪神バスに移譲となります。

阪神バスの既存路線は関西では多数派の中乗り前降り・運賃後払いとなっているのに対し、尼崎市営バスは前乗り中降り・運賃前払いと乗降方式が異なっていますが、阪神バス移譲後も市営バス移譲路線は従来通りの取り扱いとなるため、尼崎市内を走る阪神バスは明日以降、2種類の乗降方式が混在する事になります。

この事もあってか、市営バス移譲路線では当面尼崎市営バス塗装の車両を充当する旨が案内されており、「尼崎市内線」として他路線とは異なる扱いとなるのは少々異色と感じますが、市営バス移譲に合わせて阪神バス既存路線も尼崎市内区間を「尼崎特区」として移譲路線に合わせた運賃体系に変更(10円値下げ)され、運賃面では両者の格差が生じない様に配慮されます。

市営バス移譲路線でも阪神バス運行開始当日から阪急バス・阪神バスで利用可能なICカード「hanica」をはじめとする各種交通系ICカードが利用可能になるなど、旅客側の利便性と言う点では、概ね良い方向に向かっていると感じられるのは評価できる所です。

ちなみにMAKIKYUはここ数年、年に数回程度は尼崎市内を通る機会もあるものの、日頃の生活圏とは大きく離れた地域という事もあり、明日から阪神バスに移譲となる尼崎市営バスへの乗車は数回程度、久しく乗車していない状況です。


低床ノンステップバスを比較的早期に導入開始し、バスコレクション(模型)でも三菱製ノンステップ車が製品化された程ですので、尼崎市営と言うとこの車両をはじめとする低床車の印象が強い方も多いと思いますが、以前乗車した際には写真の様な車両も活躍していました。
(2008年に撮影・子会社の尼崎交通事業振興が運行していた車両で、塗装は市営バスと同様ながらも、前面に同社の社紋が表記されているのが大きな特徴です)

民営移譲後に運行を行う阪神バスに関しても、以前乗車したのが電鉄直営時代と言う有様で、兵庫県内を走る他の大手事業者の幾つか(神戸市営・阪急バス・神姫バスなど)は近年も何度か利用しているものの、こちらも利用機会がなかなか…という状況です。

今度関西へ足を運んだ際には、時間が許せば尼崎市内線をはじめとする阪神バスへの乗車も…と感じていますが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方も明日の阪神バス移譲だけに限らず、尼崎市営バスに関する思い出話などがありましたら、是非コメントもどうぞ。



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