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神津島村営バス~小規模ながらエルガミオも…

2012-10-02 | バス[首都圏]

先月MAKIKYUが伊豆諸島の神津島へ足を運んだ際には、島内を走る神津島村営バスにも乗車する機会がありました。

神津島村営バスは村中心部に位置する神津島港(前浜港)を起点に、東方向の多幸湾へ向かう路線と、北方向の赤崎へ向かう路線の2路線が存在しており、過疎地の自治体運営バスで特例として認められている白ナンバー(自家用車両)による有償輸送を行っています。

時期によって運行本数が大きく変わり、神津島を訪れる観光客の数が増えるピークシーズンの夏季には、便数が激増するのも大きな特徴です。


MAKIKYUが乗車した際には、この手の自治体バスでは典型的な車両の一つとも言える三菱ローザに当りましたが、この手のバスではメーカー標準塗装で事業者名のみ標記と言うケースも多い中で、青と水色の特徴的な装いで独自性を主張している様に感じられるのは好感が持てます。

また神津島港ではこのローザの他に、いすゞエルガミオのワンステップ車も目撃しており、この車両自体は大都市圏ではウンザリする程走っていますが、人口2000人台の離島にしては、車両のサイズをはじめ、年式の新しさやバリアフリー対応など、随分上等なバスと感じられたものです。


ただ見た所では行先表示幕は全て白幕、運賃箱などのワンマン装備も見受けられないのは相当なもので、MAKIKYUが乗車したローザでも、運賃箱を装備していないために、乗務員が直接運賃収受を行っていました。
(路線バスでは乗務員が運賃に手を触れる事を禁じている事が多く、過疎地の町村営バスでも、自動両替装置などの装備がない簡素な運賃箱(ただの箱)程度は装備している事が大半です)

車内放送もないなど、路線バスというよりは、自家用車両による有償輸送と言った印象が強く、伊豆諸島の中では割合本土の路線バスに近い雰囲気がある大島島内の民営路線バス(大島旅客自動車)はおろか、車内放送がなく運賃箱も簡素なものを装備している三宅島の村営バスと比べても、更に簡素な印象を受けます。

それでも伊豆諸島では、有人島の中で乗合バスの運行自体が存在しない島も半数程度存在しますので、エルガミオを走らせているとなると、神津島村営バスは人口2000人程度の小規模な離島を走る自治体バスにしては、そこそこ健闘している部類なのでは…とも感じたものでした。



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