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横浜市営バス79系統~近場でもちょっと寄り道してみると…

2007-11-15 | バス[首都圏]

 

昨日MAKIKYUは一日空いていたものの、少々疲れを感じていた事もあって遠出はせず、昼過ぎまでゆっくりとしていたのですが、夕方に横浜の市内中心部へ出向く所用があり、その途中で少々寄り道して乗車したのが、今日取り上げる市営バス(横浜市交通局)79系統で、この系統は戸塚区・保土ヶ谷区・南区の境界付近にある平和台折返場(折返場自体は戸塚区に存在します)から、市内中心部の関内駅前を結んでおり、朝夕などの一部便は関内駅前には入らず(至近の羽衣町には停車します)、更に先の日本大通り駅県庁前まで運行しています。

横浜では近年市営バス路線の民営移管が進んでおり、市営バスは縮小傾向にありますが、始発となる平和台折返場付近もその例外ではなく、平和台を通る77系統(折返場には入りません)などが民営移管され、戸塚区内などは市営バスの走る区間は極一部という状況になっていますが、この79系統をはじめとする平和台折返場発着の路線は現在も横浜市交通局が運行しています。

平和台折返場の付近は鉄道駅からも少々離れており、何処の駅からも徒歩では厳しい所ですし、これといった用事もない事もあって、79系統などの路線は気になっていたものの、なかなか乗車する機会が…という状況でしたが、所用の序に訪問するには場所や時間を考えると丁度良い事もあって、平和台から日本大通り県庁前行きのバスに市内中心部の某所まで乗車してみました。

折返場を出ると国道1号線を走り、程なく保土ヶ谷区に入って狩場町、この辺りは民営バスで通る機会が何度もあるMAKIKYUですが、市営バスで通るとなると同じ区間でも何となく趣が異なる様に感じられるものです。

狩場町を過ぎると国道から外れて右折し、暫くは狭くカーブの続く道を走行するのですが、日頃乗り慣れている方々は何も気にならないのでしょうが、初めて乗車するとなれば結構乗り応えを感じると共に、このルートを運転するとなれば近年市営バスから民営移管され、狭路の多い横浜の中でも別格的存在の11系統(桜木町駅~港の見える丘公園~保土ヶ谷駅:その内取り上げたいと思っています)程ではないにしろ、結構大変だろうという事が頭の中を過ぎります。

その後北永田から大通りに出て、井土ヶ谷を経て通町1丁目から鎌倉街道に入って市内中心部を目指すのですが、鎌倉街道を走る区間もMAKIKYUは日頃民営バスで通る機会が多い事もあって、やはり狩場町辺りと同様に何となく趣が異なる様に感じました。

また昨日MAKIKYUが79系統に乗車した際は、結構運行本数が多い時間帯だった事もあって、写真脇に少しだけ写っているノンステップバスが先発だったものの、これを見送って次発となる写真の車両(95年式ですので、横浜市内で現在運行しているバスの中では旧式の部類に入ります)に乗車したのですが、引き違い式の窓など外観も割合個性的な感があるこの車両はオートマチック車(機械式)となっており、市営バスではお馴染みのベイブリッジなどを描いた座席モケットなども横浜らしさを感じさせられて好感が持てるものです。

また近年市営バスではベビーカーを折り畳まずに車内持込可能としている事(近隣の他事業者との扱いの相違といった事もありますので、これは賛否両論がありますが…)もあって、一部座席を撤廃してベビーカー置場を設けているなど、個性的な面は外観だけに留まらない点は興味深いものがありますが、近場を出歩くだけでも普段の行動範囲からちょっと寄り道してみると面白いもので、このバスは均一運賃という事もあって210円にも関わらず、40分程乗車した事も考えると結構充実感がある様に感じられました。
(市営バスでは一日乗車券(バスのみの場合は600円)が設定されており、車内でも販売していますので、ちょっとではなく一日中存分に…というならこれを使うのもおススメです)

MAKIKYUも近場で乗車していないバス路線はまだまだ沢山ありますし、ちょっと近場を出歩くだけでも面白いものと感じますので、機会があれば色々な路線に乗車して…と思っていますが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も街中でよく見るけど乗った事は…という路線がありましたら、是非乗車してみては如何でしょうか?

写真は平和台折返場で待機中の市営バス79系統(折返場の外部から撮影)と、車内の一部座席を撤廃して設けたベビーカー置場です。



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