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成田空港・空港内ターミナル間循環バスで活躍する3扉ノンステップバス

2008-10-13 | バス[首都圏]

先日神姫バスで活躍する前後扉ノンステップバスの記事を公開した際、3扉ノンステップバスに関するコメントが寄せられた事もありますので、今日は前後扉ノンステップバス程の珍車ではありませんが、見かける機会が比較的少ない3扉ノンステップバスが走る事で知られる、成田空港内のターミナル間循環バスに関して取り上げたいと思います。

このバスは新東京国際空港(成田空港)内にある第2・第1の各旅客ターミナル(最寄駅はそれぞれJR/京成の空港第2ビル駅・成田空港駅)と、京成・芝山鉄道の東成田駅(旧成田空港駅・空港ターミナル直下に新駅が完成した後に駅名改称)の間を循環運行しているバスで、運行は成田空港発着の一部リムジンバスや、以前「MAKIKYUのページ」でも取り上げた事がある北総監獄(千葉ニュータウン)への深夜急行バス(該当記事はこちら)などを運行している成田空港交通が受託しています。

成田空港は入場の際に身分証確認が求められ、要人訪問の際には入場が制限されるなど、状況によっては訪問し難い環境になる難点はありますが、このバスの運行区間は制限エリア(搭乗手続き等を済ませ、航空機に搭乗する旅客と関係者のみが立入可能なエリア)内ではなく、その上空港内ターミナル間の移動の便宜を図るために運行されている事もあって、空港訪問者は誰でも無料で乗車できます。

そのため海外訪問自体は何度かあるものの、大の飛行機嫌いで、首都圏に居るにも関わらず成田空港から出入国した事は一度もないMAKIKYUでも、このバスには何度か乗車した事があるのですが、この無料循環バスは第1・第2の両ターミナル間を移動して航空機を乗り継ぐ旅客や、空港関係者、下車駅を間違ってしまった空港利用旅客以外でも、鉄道運賃を浮かせる為に東成田駅や空港第2ビル駅で電車を下車し、成田空港駅(第1ターミナル)までこのバスを利用するといった利用法も可能(荷物の多い海外旅行客は大抵こんな事はしないと思いますので、どちらかと言うとこの方法は空港見学者向けですが…)です。
(具体的な例としては、JR線の成田~空港第2ビル間190円/~成田空港間230円や、京成線の押上~東成田間880円/~空港第2ビル・成田空港間950円などが挙げられ、後者は空港第2ビルから横芝方面へ向かう「空港シャトルバス」(JR総武本線松尾駅まで徒歩10分足らずの「松尾五反田」停留所まで200円で乗車できます)を利用する際に知っていると良いかもしれません)

また空港内シャトルバスの使用車両も、この手のバスは変り種が用いられている事が多く、以前は運転席背後にエンジンが搭載されて客席と完全に分離されており、扉が真ん中と後ろに配置されているなど、日本国内の路線バスでは構造上まず使えないNEOPLAN製の特殊な車両が用いられていた事もありますが、この車両は残念ながら既に退役しています。

ただその後成田空港内では三菱ふそう製の3扉ノンステップバスが導入され、写真がその車両(この後にCNGノンステップバスが導入され、現在主力となっています)ですが、この車両も3扉である上に機械式AT車であるなど、以前のNEOPLAN製車両に比べれば平凡に感じてしまうものの、かなり特徴あるものです。

とはいえこの車両もそろそろ代替時期(ここ最近MAKIKYUは成田空港へは出向いていませんので、もしかしたらもう姿は見られないかもしれません)ですので、国内では他空港でも以前「MAKIKYUのページ」で取り上げた事がある羽田空港内ターミナル間循環バスのAEROSTAR ECO HYBRID(シリーズ式ハイブリッドバス・該当記事はこちら)や、福岡空港内を走る国内線~国際線ターミナル間連絡バスの中扉4枚折戸ノンステップ車などが知られていますが、成田空港内ターミナル間連絡バスにおいても、今後以前のNEOPLAN製や、この3扉ノンステップ車の様な個性的な車両が登場するのか否かも気になる所です。



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