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射水市コミュニティバス~多数のルートを複数事業者が運行

2007-02-15 | バス[北陸]

今日は万葉線の記事と共に、同線に乗車する際に越ノ潟駅で見かけたコミュニティバスについても取り上げたいと思います。

このバスは旧新湊市や小杉町などが合併して誕生した射水(いみず)市が地元で路線バスを運行している富山地鉄と加越能鉄道、そして新湊のタクシー会社で新港の渡船代行バスも運行している海王交通の3社に運行委託していますが、これはさほど規模の大きな町ではないにも関わらずルート数が多く、また運行頻度も7時台~18時台まで毎時1本程度と割合頻繁に運行している路線が多い事も影響している様です。

写真の車両は海王交通が運行している海外から輸入したクセニッツ製の小型車両を使用しているもので、地方のコミュニティバスにしてはかなり上等な車両といえますが、ルート数が多い事から使用車両も様々で、他市町村のコミュニティバスで一般的な国産マイクロバスや中型バスなども用いられている様です。

また運賃も写真のルートをはじめ、大半のルートで100円(一部は200円)と非常に割安に設定されていますので、サービス水準はかなり高いと言えます。

ただ一時は廃線が危惧され、射水市も出資して再スタートした第3セクター鉄道・万葉線の沿線からJR線方面(コミュニティバスは小杉駅などを発着します)へ抜ける場合などは、途中の市民病院(多数の路線が集まります)で乗換えが必要とはいえ運賃は万葉線よりも安くなり、しかもこちらは全車冷房車(万葉線は非冷房車も残存)という状況ですので、限られたコストで今後も公共交通を維持し、それぞれを最大限に活用していくためには、今後万葉線のサービス向上(運賃値下げや全車冷房化など)をはじめ、電車とバスの役割を棲み分けして行く様な施策が必要な気もします。

ちなみに射水市のコミュニティバスに関しては、射水市HPに詳細な時刻やルート案内が掲載されていますので、この記事を見て興味を持たれた方は参照を。



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