毎年秋の週末には、各地で鉄道など交通関連のイベントが各地で開催され、多数のイベント開催が重なる時などは、どのイベントに出陣しようかと迷う方も少なくないかと思います。
MAKIKYUは仕事柄土日休みではなく不定休で、土日も休みの時とそうでない時が…という状況ですので、主に土日や祝日開催となるイベントへの参加は、上手く予定があう時に時折…という状況ですが、昨日はたまたま休みと言う状況でした。
去る18・19日の土日は、比較的近場の海老名において、毎年恒例となっている「小田急ファミリー鉄道展」が開催され、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中にも、足を運ばれた方も居られるかと思います。
MAKIKYUも開催2日目となる昨日、このイベントに出陣したもので、2年連続での小田急ファミリー鉄道展出陣となりました。
「小田急ファミリー鉄道展2014」では、ほぼ毎年恒例となっていた車両基地奥の離れに設けられた特設車庫で保存されている旧3000形ロマンスカー(SE車)の公開が見送られたのが、例年とは大きく異なる点ですが、それ以外は概ね昨年と大差ない状況と感じたものでした。
目玉となる車両公開では、イベント告知ポスターでロマンスカー60000形(MSE)と4000形通勤車という、小田急の新鋭車両2車種に加え、相互直通運転を行っている東京メトロ千代田線の16000形の公開が告知され、小田急線~千代田線直通運転を行っている3車種の展示となりました。
MSEは6両編成のみが展示され、MAKIKYUは午前と午後の両時間帯で車両展示会場へ出向いたのですが、鮮やかなブルーの装いは光線状態によって印象が随分異なると感じ、同一編成でも午前中の方が鮮やかな印象を受けたものでした。
告知ポスターでMSEは該当編成が判別できない状況でしたが、小田急線~千代田線直通運転で主力として活躍する2車種は、ポスターを見ると4053Fと10106Fである事が判別できる状況でした。
どちらも両形式の中で特に大きな特色を持つ編成ではなく、またトップナンバーや縁起のよい車番、最新編成などでもない比較的ありふれた存在の車両です。
会場に展示された小田急線~千代田線直通運転で主力として活躍する2車種は、両者共に編成番号までポスター通りとなっており、イベント開催当初から当該編成の展示を予定していたのか、それともたまたま偶然ポスターに掲載された編成が動員されたのかも気になる所です。
(他社イベントの中には、特別塗装の特定編成展示を予告していたものの、前日のダイヤ乱れで運用変更が発生→急遽特別塗装ではない編成への展示に変更となった前例もありますので…)
また昨年はイベント開始後に、車両展示区画とは区分された車両基地内の立入禁止区画(入出庫列車などが走行・展示区画内から撮影可能)に、事前予告などなしに真っ赤な1000形4両編成(1060F)が入線し、裏企画とも言えるこの編成の登場が、車両展示最大の大目玉と感じたものでした。
今年も同様の状況となり、同行していた人物をはじめ、車両展示区画内で車両撮影している大勢の注目を集めていましたが、この編成は昨年MAKIKYUがファミリー鉄道展に出陣した際には、車両展示区画内で展示された編成です。
昨年のイベント途中で入線した編成(1059F)とは別編成で、午後も会場の車両展示区画から撮影できる位置に停車していましたが、午後の方が光線状態が良好で撮影し易い状況でした。
1000形はリニューアル開始が告知され、そう遠くない時期に更新車両も登場・運行開始となる事が見込まれますので、これから注目の存在とも言えますが、来年も真っ赤な編成の出陣劇が実現するのか否か、またリニューアル編成の展示が実現するのかも注目したいものです。
物販関係では日頃小田急電鉄は新宿駅などで「TRAINS」と称する公式グッズショップを運営しているだけあり、小田急線自体の物販に関して目新しいものはあまり多くないと感じたものでしたが、小田急グループのバス事業者各社もブースを開き、こちらでは結構な収穫が…と感じたものでした。
今年は静岡県を運行拠点としている東海自動車(東海バス)が、初めて事業者限定バスコレクションを発売し、これが最も大きな目玉と感じたものでしたが、他にも小田急バスや立川バス、小田急箱根高速バスなども既発売のバスコレ発売を実施しており、まだこれらのバスコレを購入されていない方にとっては、絶好の機会だったのでは…と思います。
バスコレクション以外にも、KATO製でほぼ同種のモデルとも言えるNゲージサイズ(150分の1)の日野ポンチョ事業者限定モデルが、小田急バス・立川バスの2事業者で発売、模型以外には乗務員用バスカード入れ(ICカード導入で不要となったもの)が格安価格で発売していたのも注目と感じたものでした。
ポンチョの実車は様々な所で活躍していながらも、まだモデル化された車両は少数に過ぎない車両ですので、今後小田急グループに限らず様々な事業者で限定モデルが出ても…と感じます。
また大型路線車や高速車と、マイクロバスに関するモデルはそこそこ出回っても、その中間に位置する中型車に関してはかなり限られる状況ですので、今後これらのモデルも出てこないだろうか…とも感じたものでした。
先にも触れた通り、MAKIKYUは毎度イベントに出陣できる状況ではなく、小田急ファミリー鉄道展をはじめ、各種イベントへの参加機会は限られる状況ですが、機会があればファミリー鉄道展に来年以降も出陣できれば…と思いますし、また出陣した暁には「MAKIKYUのページ」でもその際の様子などを取り上げたいと思います。
以前はバスの展示もあったのですが、今年はありませんでしたね。入場経路も大分変わってたので、行列が一般道にはみ出していなかったのも良かったと思います。私は昔からこのイベントを見てきましたが、進化が感じられた内容だったと思います。
80周年のSE車蔵出し+登場したばかりのMSE並びは、内容的には豪華過ぎる程でしたが、人出も相当なものでファミリー向けには厳しい状況だった事も踏まえると、近年のファミリー向け路線も…と感じます。
ただ小田急は博物館を保有している事業者を除くと、保存車両の類は極めて多い上に、検測車(テクノインスペクター)も保有していますので、これらのいずれかが年毎に公開される位はあっても…と感じます。
現有保存車両だけでも、博物館を造るには充分過ぎる程の収蔵数がありますので、バーチャルだけでなくリアルでも博物館が実現できれば…と感じます。
(ただ大注目を集めたJR東日本の鉄道博物館開館日には、バーチャル博物館を同日開館に漕ぎ着け、他鉄道で同種の動きは見られない状況でしたので、この試みは大いに評価できるのですが…)
またバス関連に関しては、近年グループのバス事業者が時折イベントを独自開催しており、中には小田急バス登戸営業所開設記念イベントにおいて、立川バスや江ノ電バス(横浜)、小田急箱根高速バスや箱根登山バスの車両展示が行われた前例などもあります。
この手のイベントをファミリー鉄道展と同日開催、かつ比較的至近の小田急沿線で開催し、TX~関東鉄道のイベントの如く、複数イベントを掛け持ちで堪能できる様にするのも一つの方法かと思います。
会場の制約などを考慮すると、海老名の車両基地内での実車展示では、展示車両数の限界もあると思いますので…
編成がポスターと同じであることまでは気付きませんでした。
バスコレクション,神奈中も限定版をもっと大量に作って入手しやすくしてほしかったものです。
KATO のポンチョ,あれの神奈中アヒルバスをやってくれないかなと期待しています。
こちらも最初編成番号は余り意識しておらず、会場から一旦出場して海老名駅へ出向いた際、ポスターを見て…という有様でした。
たまたま偶然ポスター通りの編成が展示されただけなのか、最初からポスター掲載の編成を展示する目論見だったのかも気になる所です。
また神奈中のバスコレは、近日中に第4弾が発売となり、今回初めて三菱以外の車種(第1弾のノンステも実質UD車とは言えども、OEM車のエアロスターS=一応三菱車ですので…)になりますが、事業規模が大きい上に通常版では出回らない事から、結構な個数を発売しても売れ行きは突出していますね。
こちらは発売会には足を運んだ事がないものの、第1弾~第3弾までは複数個数を入手しており、今度の第4弾も複数個入手できそうですが、もっと発売機会があっても良いと感じています。
KATOポンチョの神奈中アヒルバスが欲しいと感じるのも、こちらも同感で、今後の製品化にも期待したいものですね。
(ポンチョではなく、バスコレのリエッセでも構わないのですが、バスコレ事業者限定版は基本的に1年間で各事業者1つまでという縛りもある様ですので…)