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昨日は高尾山へ~往復には「高尾山往復割引乗車券」を利用したのですが…

2009-12-09 | Weblog

  

昨日MAKIKYUは先月下旬の所用ついでに出向いた神奈川県の大山(伊勢原市)に続き、今度は東京の高尾山(八王子市)へ紅葉見物に出向いていました。

MAKIKYUは今までにも高尾山口駅までの京王線電車には乗車した事があり、この駅前を経由して八王子駅~相模湖駅間を結ぶ神奈中バス(一日の運行本数は指の数にも満たない程僅少です)にも乗車した事があったのですが、有名な高尾山には出向いた事がありませんでした。

そのため当然ながら、このアクセスとして用いられる高尾登山電鉄のケーブルカー(高尾山ケーブル)にも乗車した事がなかったのですが、高尾山ケーブルは昨年車両更新を行っており、その上先月大山を訪問して大山観光電鉄に乗車した際には、他に幾つもある近場の未乗のケーブル路線が非常に気になっていましたので、紅葉見物も兼ねて出向いた次第です。

昨日は天候もまずまずで、紅葉は終わり頃とは言え山上から眺める下界の紅葉もなかなかと感じましたので、東京都心からでも比較的容易にアクセスできる事も考えると、大山と同様にこちらもまた機会があれば再訪しても…と感じたものでした。

ちなみに昨日の高尾山訪問には、京王電鉄が発売している「高尾山往復割引乗車券」を利用したのですが、この乗車券は高尾山が休日に手頃な観光地として賑わい、平日の方が空いている土地柄もあってか、土休日に比べて安価な平日用が設定されているのが大きな特徴です。

京王を含めた大手私鉄各社などが発売している土休日回数乗車券(いつでも使える回数券より枚数が多く、期限内に全て使い切った場合は結構な割引率になります)とは、割引率の関係が逆転している点は興味深いものです。

MAKIKYUが購入した「高尾山往復割引乗車券」は、京王線の電車往復+高尾山ケーブルorリフト往復(往復共どちらか任意の手段を利用可)の乗車券でしたが、平日用に限り高尾山ケーブルorリフトが片道のみのタイプも設定されており、高尾山リピーターで山歩きを楽しみたいといった場合などに、上りだけケーブルを利用して下りは山道を散策するといった需要にも対応している事も注目点と言えます。

しかしながら「高尾山往復割引乗車券」は、高尾山ケーブルorリフト往復タイプでも往復それぞれ1回ずつの利用に限られ、その上高尾山までのアクセス手段となる京王線電車も途中下車不可(下車前途無効)となっており、やはり都心から比較的アクセスしやすい大山への小田急フリーパス(フリーエリアが設定されている上に、フリーエリアまでの往復も途中下車可能です)などに比べると、使い勝手が劣る点は残念なものです。

これは沿線に多数の観光地を抱え、観光向けの座席指定制特急ロマンスカー運行や各種フリーパス発売に長けている会社と、座席指定制列車はおろか、大手私鉄では唯一クロスシートを設けた営業用車両すら保有していない会社の違いも影響しているのかもしれませんが、今後割引乗車券類の利便性向上にも期待したいと感じたものでした。

それと余談となりますが、高尾山往復割引乗車券は小田急のフリーパスなどとは異なり、タッチパネル式の多機能自動券売機では発券できず、窓口発売の非磁気化券となっているのも大きな特徴ですが、乗車券の絵柄には京王線電車と高尾山ケーブルの写真が用いられているものの、どちらも現行とは異なる古い写真を用いています。

高尾山往復割引乗車券は車内広告などでも積極的に宣伝しているだけに、せっかくの新型ケーブルを宣伝する絶好の機会を逃しているのも惜しい限りで、京王線電車も昼間の都心~高尾線直通優等列車が急行だったのは何年前の事?という状況ですので、これは早急に改善して欲しいものです。
(新たなデザインの乗車券を作成するのも、さほど大きな経費がかかるとは思えませんし、自動券売機で発売対応しても良いと思います)

あと高尾山ケーブルに関しては、近日中に別記事で取り上げたいと思いますが、他にも公開したい事柄が幾つもありますので、少し先になるかもしれません。

写真は高尾山の紅葉と、京王の「高尾山往復割引乗車券」です。



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