MAKIKYUのページ

MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
初めてアクセスされた方はまず「このページについて」をご覧下さい。

小田急70000形「GSE」~ダイヤ改正に合わせて登場した最新型特急車

2018-04-17 | 小田急グループ

先月小田急線は代々木上原~登戸間の複々線化事業完成に伴う大規模ダイヤ改正を実施、今日で丁度一ヶ月になります。

複々線化事業完成区間を運行する列車のラッシュ時混雑率も、一部の快速急行などを除くと概ね緩和されていると感じ、日頃小田急線を利用する一員のMAKIKYUとしては、総体的に見れば輸送改善が大きく進んだと感じています。


先月のダイヤ改正では一般列車の輸送改善が最も大きなポイントですが、新ダイヤ実施に合わせて特急ロマンスカーの新形式・70000形も運行を開始しています。

  
MAKIKYUは日頃小田急線を利用している身という事もあり、営業開始前の試運転も何度か目撃しており、また運行開始初日と翌日には乗車機会もありました。

他の記事作成・公開もあり、注目される存在の車両でありながらブログ記事作成がなかなか…という状況でしたが、ダイヤ改正1ヶ月記念も兼ねて、今日取り上げたいと思います。

新型車両・70000形はGraceful Super Express(GSE)と称され、ロマンスカーの名物とも言える展望席を備えており、オレンジ色の装いを纏った姿は非常に華のある車両と感じます。

 
今後小田急線でもホームドア設置を推進する予定もあり、展望席付き特急車では定番だった連接構造は取り止めとなり、連接車とほぼ同等の編成長ながら一般的なボギー車になっている事も大きな特徴になっています。


このため、一時期20000形RSEなどで見られた「7両」の特急が復活する事にもなり、現在活躍中の特急車は大量輸送向けのEXE/MSEを除くと乗降位置は車種によってバラバラ、駅ホームの乗車位置案内も非常に多彩なものになっており、全面退役もそう遠くないと推測される古参7000形LSEも残存する今日では特に…という状況です。

 
ちなみにMAKIKYUはホームウェイ号とダイヤ改正に併せて登場したモーニングウェイ号の2列車でGSEに乗車、LEDによる車外案内表示はMSEやEXEαと大差ないものになっており、華やかな外観の割に案内表示は大人しい印象を受けたものです。


車内に足を踏み入れると、デッキ付近は同じデザイナーが関与した箱根登山鉄道の新型車両「アレグラ号」などを連想させる雰囲気があると感じたものです。


随所にスーツケースなどの大型荷物に対応した荷物置きが設置されている辺りは、近年のインバウンド需要の増大なども影響しているのでは…と感じたものです。


荷物置き区画には製造メーカー(日本車輛)の銘板も見受けられ、脇には車号表記もあるものの、これらは控えめで余り目立たない雰囲気と感じ、デザイナーの意図でこの様になったのかも気になる所です。


客室に足を踏み入れると独特な形状の座席や天井、そしてVSEやMSEなどの先代特急車とは大きく異なる大きな客窓が非常に特徴的と感じたものです。


空調装置設置の関係で天井高さが低くなる車端部も、車内側への張り出しをアクセントとして上手く処理している辺りは、デザイナーの見せ所という印象を受けたものです。

座席は新宿駅構内で期間限定営業していた「GSE cafe」でも展示され、試しに着席した事もありましたので、事前予想通りと言った感触、独特なデザインのモケットはレトロとモダンの融合と言った感もあり、インパクトも結構大きい気がします。

 
ロマンスカーは乗車時間がさほど長くない事もあり、リクライニング角度などはさほど大きくないものの、VSEやMSEなどに比べるとクッション性もあり、足元空間も広く確保されているなど、乗車時間を考慮すると適度な設備なのでは…という印象を受けたものでした。


座席上部にある金属製の飾りも大きな特徴になっていますが、ここには座席番号を点字で記しているのも大きな特徴と感じたものです。

この様な取り組みはバリアフリーを考慮すると、今後ロマンスカー他形式や他社特急車でも普及していくのか否かも気になったものです。

 
車端には細長いLCDモニターによる案内表示装置も設置、ここには列車名や次駅などの表示が日英2か国語(MAKIKYUが見た限りでは)で行われます。

 
表示内容は最近の特急車にしてはかなり控えめという印象があり、LED式でも4か国語案内を実施しているMSEなどに比べても…と感じたものでした。

車内Wi-Fiを整備、これを活用した多言語によるGSE専用コンテンツ「Romancecar Link」なども存在する事から、英語圏外の外国人旅行者対応はこちらで充分と判断されたのか否かも気になる所です。

客層などを考慮すると昼間の箱根方面などは中国人旅行者なども多数乗車、中国語放送を実施しても不思議ではない位ですので、この点は評価が分かれる所とも感じたものでした。

またMAKIKYUが先月中頃のダイヤ改正日とその翌日に乗車した際は、2日間限定で乗車記念証の配布も行われ、日付部分以外は2日間共に同等のものでした。

 
この点も2日間でデザインを変えた方が…という方もいれば、一方で同一デザインなら17/18日で共通化しても…と捉える向きもあるとあると思いますので、この点は評価が分かれる所だと思います。

ちなみにGSEは観光向けを意図している部分も多々あるものの、VSEの様なグループ客向けサルーン設置はなく、座席は2人がけのリクライニングシートのみとなっています。

カフェコーナーも廃止され車内物販は専らワゴン巡回による対応になるなど、設備面では割り切って客席増を図った一面もあり、観光特化型のVSEと朝晩の着席需要増に応えるEXE/MSEの中間的存在という印象も受けたものでした。

今後GW期間には列車設定廃止となった「あしがら」号が期間限定臨時列車として復活、このあしがら号にも充当予定である事が告知されています。

現在は1編成のみ稼動していますが、今後LSE代替による増備も見込まれ、GSEと共に箱根観光輸送の花形として活躍する一方、朝晩の小田急沿線着席需要にも応える車両としてもどの様に評価されるのか気になる所です。

今後の展開にも注目したい車両と一つと感じたものでしたが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方も乗車された際の感想などありましたら、コメントもどうぞ。



『神奈川県』 ジャンルのランキング
コメント (2)   この記事についてブログを書く
« 豊後森機関庫と豊後森駅~機... | トップ | 小田急・ロマンスカーミュー... »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
前評判に反して・・・ (NaCl)
2018-08-26 20:38:02
VSEやMSEに比べてインパクトに欠けることや、VSEより内外装のデザインやサービスが簡素化されていることからネット上での前評判はそれほど高くなかったように感じますが、実際に乗ってみるとVSEやMSEより全体的にシンプルではあるものの、デザイン・快適性とも思いの外完成度が高く、個人的にはかなり評価しています。
特に眺望性と座席が大幅に改善され、全席にコンセントが設置されたことは嬉しい点です。
VSEやMSEの板のような座席も今後改善されるのかどうかが気になります。
以前より簡素化しつつも快適でスタイリッシュな内装やホームドア対応などは標準化を意識した感じがします。
あと個人的に懸念しているのが、近い将来ホームドアの設置が進んだ際に、ドア位置が他の車両と全く異なるVSEが引退に追い込まれないかという点です。HiSEやRSEの二の舞にならなければいいのですが・・・
Unknown (MAKIKYU)
2018-09-05 21:22:57
Nacl様こんばんは、返信遅くなりまして申し訳ありません。

GSEに関しては車内設備などが簡素と感じる一方、座席が随分改善されたと感じるのは同感で、今後VSEなどで今後座席交換の動きが生じるのか否かも気になります。

ただ記事中でも言及している通り、外国語対応に関しては後退してしまった感があり、この点は今後の改善充実を望みたいと感じています。

またホームドア問題でVSEが…という事に関しても、懸念される事態が生じなければと思いますが、継続使用でも発着番線や充当列車が限定される可能性は十分ありそうな気がします。

最新車両GSEと比べても、VSEは総体的に見れば甲乙付け難い存在と感じるだけに、LSE並みの長期活躍に期待したい所ですが…

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

小田急グループ」カテゴリの最新記事