今年MAKIKYUは新年早々、元旦からJRを利用する機会がありましたが、その際には西船橋駅で「指定席券売機で回数乗車券を購入して、ちょっぴりプレゼントをGET」という告知広告が目に入ったものでした。
日頃MAKIKYUは横浜市内某所に身を置き、遠方への旅行以外を除くと、所用の大半は神奈川県内や東京都心方面などの近場と言う状況ですので、JR各線を利用するのも神奈川県内や東京都内が多い状況です。
JRも近場のよく利用する区間に関しては、回数乗車券を購入して持ち歩いている事も多いのですが、それ以外は利用区間が一定しない事もあり、PASMOやICOCAなどの全国交通系ICカードを利用して乗車する事が多くなっています。
またMAKIKYUは以前千葉県内に身を置いていた時期もあり、千葉県内のJR駅発着の定期乗車券を所持していた事もありますが、最近は足を運ぶ機会自体もさほど多くない状況ですので、チケットショップでバラ売り回数券を購入・利用する事を除くと、千葉県内JR線は定期乗車券どころか回数乗車券を購入する程の利用頻度もない状況です。
そのため西船橋駅の告知広告を見ても、利用区間が神奈川県内のみならさすがに…と思いながら駅係員に問い合わせたら、どの区間を利用するかを尋ねられ、利用区間を申告したら「西船橋駅の指定席券売機でJR線の普通回数券を購入するのであれば、横浜市内の横浜支社管内区間のみでも可」との事でした。
日頃よく利用するJR普通回数券(11枚綴り)の残枚数が1枚と言う状況で、有効期間も発売日から起算して3か月間有効ですので、回数券を購入するのは少し早いと思いつつも、キャンペーンでプレゼントをGETするのも…と思い、西船橋駅の指定席券売機(写真)で手持ちのKIPS ICOCA残額を利用して回数券を購入、その後窓口に指定席券売機で購入した普通回数券を提示→プレゼントをGETしたものでした。
指定席券売機で回数券を購入すると、オレンジ色のエドモンソン券ではなく、長距離乗車券などと同様の色・大きさの券で発券されますので、財布内に入れて持ち運ぶ際にはやや不便な気もしますが、使用中の回数券を胸ポケットなどに入れた際には、無くし難いという利点もありますので、一長一短と言った気がします。
ちょっぴりプレゼントはJR千葉支社のマスコットキャラクターが描かれたボールペンで、千葉支社の宣伝も兼ねている雰囲気でしたが、千葉支社管内利用でなくてもJR回数券購入ならこの様なプレゼントを頂けるのは、少し嬉しいとも感じたものでした。
西船橋駅の指定席券売機で普通回数券を購入・プレゼントをGETした後は、指定席券売機が空いていた事もあり、どの辺りの区間まで回数券の販売が可能なのか試してみましたが、MAKIKYUが試した限りでは発駅が常磐線・内郷、東北本線・白坂、上越線・土合辺りまで可能(いわきと新白河は発駅として表示されず、内郷~いわきや白坂~新白河など、着駅として指定する場合のみ駅名表示)という状況でした。
試しに内郷~館腰間の回数券発券を操作した際には、一応代行輸送も含めた乗継利用なら常磐線経由で移動可能(代行輸送に関しては積極的な案内は行っておらず、郡山経由での迂回乗車を案内している状況)ながらも、発券できない旨がモニター表示に加えて音声でもアナウンスされる有様でした。
他にも幾つかの区間で途中まで発券操作した際には、首都圏Suicaエリアに関してはほぼ全区間で発券が可能、その近隣駅も一部対応なのでは…と感じる状況でした。
(JR東日本はシステム上発券可能な範囲であれば、管轄支社内や近隣以外の区間を発着する乗車券類の発券も比較的寛容な印象があり、以前山手線の定期券を宇都宮駅の定期券自動券売機で購入した事もあります)
Suicaエリア外のJR東海管内に跨る回数券も、Suicaエリアと跨っての利用が多く見込まれる区間に関しては、概ね発券できるのでは…と感じたもので、それならJR東海区間内のみでも発券できるのでは…と思い、幾つかの組み合わせを試してみました。
こちらも松田~山北などの近場に限らず、鰍沢口~身延でも発券金額が表示される状況でしたので、発駅が東静岡以東なら対応しているのでは…という雰囲気でした。
(試しに東静岡~浜松で操作したら金額表示が出ましたので、着駅は静岡以西でも静岡県内は概ね発券できる可能性が高いと思います)
またMAKIKYUが元旦に千葉支社管内のJR線を利用した際は、乗車駅:西船橋→下車駅:津田沼という状況でしたが、津田沼駅でもほぼ同種のキャンペーン告知が見受けられ、今月のJR千葉支社は普通回数券の販売実績向上に向けて相当力を入れている事が伺えます。
ただ他支社管内のみの普通回数券でも、千葉支社管内キャンペーン開催駅の指定席券売機を利用して購入すればプレゼント進呈対象という状況では、千葉支社管内のJR線利用促進には繋がらず、販売実績のみが計上される事になります。
特にJR東日本の他支社管内ではなく、他社(JR東海)管内のみでも一部区間の発券が可能、仮にこの区間の回数券購入客へもプレゼント進呈となると、指定席券売機の利便性を宣伝して利用促進を促す効果程度しか見込めないと思いますので、キャンペーンの意義がどれだけあるのだろうかと感じたものでしたが…