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九州新幹線の主力車両・N700系7000/8000番台(外観編)

2011-06-04 | 鉄道[新幹線]

先月MAKIKYUが九州へ足を運んだ際には、3月に晴れて全線開通となった九州新幹線に、新規開業区間を含む全区間で乗車したものでした。

その際には九州新幹線全通と共に走りはじめた新名称の列車「さくら」号に、博多~鹿児島中央の九州新幹線全区間で乗車したものでした。

その内山陽~九州新幹線直通の「みずほ」「さくら」の全列車と、九州新幹線内を走る「さくら」の過半数、そして「つばめ」の一部では、九州新幹線全通・山陽新幹線直通開始に伴って導入された新型車両が使用されています。

この新型車両は、東海道・山陽新幹線の「のぞみ」などでお馴染みのN700系の一派でありながらも、編成両数や塗装、車内設備などが異なるために別番台となったN700系7000番台/8000番台と呼ばれる車両です。


N700系は最近になって、JR東海から新仕様の車両(N700A・1000番台)の登場も発表されましたので、まだ新しい車両と言う印象が強いN700系も、早くも様々なバリエーションが…という事になります。

ちなみに九州新幹線用のN700系7000/8000番台は、所属会社の違いによってJR西日本/JR九州で番台が分けられています。

前者がJR西日本、後者がJR九州の車両となる点は、東海道・山陽新幹線用のN700系で、JR東海とJR西日本の所属車両で番台が分かれているのと同様ですが、両者の外観上の違いは、側面に小さく書かれたJRマークの色が異なる程度です。


そのため余程意識していないと、特徴的な色合いや「WEST JAPAN/KYUSHU」のロゴなどで、山陽~九州新幹線直通運転用車両である事は嫌でも意識されられる反面、どちらの会社に所属していの車両かも気にならない程に仕様が統一されています。
(列車に乗っていれば、多少は意識させられる場面もあるのですが…)


またN700系では側面の行先表示にフルカラーLEDが用いられ、MAKIKYUが乗車した九州新幹線のメインともなる列車「さくら」では、列車名に相応しくピンク地で列車名が表示されています。

 
九州新幹線の他種別では「みずほ」こそ列車名と違和感のない色が用いられているものの、「つばめ」では各駅停車タイプという事で山陽新幹線の「こだま」とイメージの統一性を持たせるためか、列車名から連想する色とは異なるイメージとなっているのも特徴的と感じたものでした。
(「つばめ」はグリーン車なしの800系6両で運行する列車が大半で、N700系による運行は少ないのですが、この中にはJR西日本所属車両による運行も存在する点は注目です)

このN700系7000/8000番台は、車内設備に大きな特徴が見られるのですが、こちらに関しては近日中に別記事で取り上げたいと思います。