みみずく医者の備忘録

名古屋市名東区の内科開業医です。日々の出来事や診察室でのエピソードなどを織り交ぜて綴ります。個人的なメモ代わりです。

マイコプラズマ肺炎

2012-08-31 00:46:06 | 感染症
■過去最大の流行!?肺炎おこす感染症
例年を上回るペースで感染が広がっている「マイコプラズマ肺炎」。
発熱や咳など、
初期症状が風邪に似ていることから、自覚して病院に行くまでに時間がかかり、治療が遅れてしまいます。
また、人によっては症状が軽い場合もあり、感染したまま外出し、
ほかの人にうつしてしまうことも多いといいます。

●マイコプラズマ肺炎の特徴
マイコプラズマ肺炎の症状は風邪と似ていますが、痰(たん)が少ない乾いた咳が出ることが大きな特徴の一つです。
周りに長期間、咳が続いてる人がいる場合には、マイコプラズマ肺炎に感染している可能性があるといいます。

人によっては症状が軽い場合があり、そうとは知らずに外出して、感染を広げてしまうのが、マイコプラズマ肺炎の特徴でもあります。
そのため「歩き回る肺炎」とも呼ばれています。

<主な症状>
かぜ・・・発熱、鼻水、たん、湿ったせき など
マイコプラズマ肺炎・・・発熱、けん怠感、乾いたせき など

●感染した場合、どうするか
(1)マスクをつけ、周りへの飛まつを防ぎましょう。
マイコプラズマ肺炎は飛まつ感染をします。咳が続いている間はマスクをつけましょう。

(2)病院で処方された薬は、医師の指示があるまで飲み続けましょう。
マクロライド系、またはテトラサイクリン系の抗生物質が効くと言われています。
こうした薬が処方された場合、自分でよくなったと思っても勝手に飲むのをやめないで下さい。

http://topicsnow.blog72.fc2.com/blog-category-52.html

出典 NHK総合テレビ「あさイチ」2012.8.31
版権 日本放送協会


<関連サイト>
その咳、マイコプラズマ肺炎の可能性も
http://blog.goo.ne.jp/major3b/e/b6ccb493b79fdda82ad653dd9c448004


コメント
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