柵を越えるアライグマ

アライグマはブドウが大好物らしい。
どんなにトタンを張ったり、網を二重に張ったりしても、一番弱いところを見つけ出し、好物の餌を求めてブドウハウスに進入する。
進入されたところは網やて地パイプで補強する。
網を地面まで敷いて、その上に角材を重石に置いていたが、今回は角材を取り除き網とトタンの下を掘り進め進入していた。

穴を掘って進入するアライグマにはお手上げ状態。電策を導入してもこれでは効果はでないだろう。

巨峰の収穫

一房９００ｇの種無し巨峰ができた。
沢山の粒が付いたからではなく、粒が下の五〇〇円玉よりはるかに大きく、立派な房である。

通常は３５０グラム程度になるように房作りの段階で摘粒しますが、粒が大きすぎた。

全てがこのようになったのではなく、来年は間伐しようと枝の数を減らし、長さも短く強剪定したブドウの樹のみである。
このことから剪定のポイント、摘穂のポイントをつかんだような気がする。
良い房、よい実を付けるためには、強剪定を行い枝数を減らし、全枝が日光に当たるようにする。
摘穂を確実に行い一枝一房の厳守。摘粒の徹底が良い房のできる秘訣らしい。
いずれにしても大変な作業を行わなければなしえないのである。

シャインマスカットの苗木

シャインマスカットは皮ごと食べられて、大粒で糖度２０度と甘いぶどうです。
昨年近くのぶどう農家さんがこのぶどうをこの産地のぶどうに推薦したいと試食品を頂いた。
皮が薄く渋みもないことから、人気急上昇の新種です。
通販で安いところを探したがどこも高い上、在庫がない。
通販サイト花ひろばで３年生大苗を７千円ほどで見つけた。
１２月に入荷すれば連絡するとのことで、購入予定登録をしておいた。
１２月に入荷連絡があったので、メールを見るなり購入登録をしようとサイトに入ると、
すでに在庫切れの表示があり、購入登録ができない。
花ひろばからの入荷メールを受信後、２時間ほどで在庫切れになっていることから、
問い合わせメールを送ったが、回答は配信後すぐに売り切れてしまったとのこと。
いったいいくら入荷したものやら？
追伸に、シャインマスカット１年生苗木が５千円であるとのこと。
３年生苗と１年生では２年の遅れがあり、収穫できるようになるまでには、１年生苗では４～５年かかるが、
来年の入荷まで待っていられない。
メインのおとり商品を在庫切れにして、他の商品を売るという商法と疑いたくもなる。

苗木は巨砲など通常のものは１ｃｍほどの太さで根も沢山出ているの対して、
希少価値のシャインマスカットの苗木は売り手市場で、０．５ｃｍの太さで弱弱しい、
枯れてしまわないように大事に育てよう。

ブドウの袋掛け

2回目のジベレリン処理を済ませるとブドウの実は日々肥大してきた。
6月下旬にオルトラン水和剤１５００倍でキイロアザミウマ防除の消毒を済ませ袋掛けを行っています。
藤稔、巨峰、ピオーネ、安芸クイーン、ゴルビーに８００枚の袋掛け完了。
残りは甲斐路とロザリオビアンコ、これらは果粒が小さく摘粒に時間がかかる。

ブドウの摘粒

ブドウの摘粒は栽培作業の中で最も時間が掛かります。
房を手に持って小さな鋏で粒と粒の間が空くように、悪い粒を切り落とします。
写真の藤稔は１週間前に２回目のジベレリン処理を済ませ、右の房は摘粒を済ませたところ。
ジベレリン処理をすると房の軸や果柄が硬くなり、粒が混み合って隣の粒を押すと果柄が曲がってくれず、粒の付根で曲がりその部分が裂けます。また粒がスキスキだと輸送時の振動に軸や果柄が硬いことから、粒の付根に負担がかかり、脱粒してしまうことが多いので、大きくなった房の最終の状態を考え摘粒します。