M・M日記~心理カウンセラーのつぶやき

アドレリアンの日常と、時どき心のお話
何があっても ちょっと一呼吸おいて違う見方をしてみたら…
人生楽しくなるかも♪

M氏のきっかけ

2012-11-25 00:31:31 | 介護
介護講座の昼のクラスから、
夜間クラスに移っていらした
男性Mさんというかたは、

すでに還暦を過ぎていらっしゃるそうですが、
サラリーマン時代は
取締役までのぼりつめ、
リタイヤした今は、
コンサルティング関係の
お仕事をされているそうです。

企業戦士だった半生は
食うか食われるかの世界。

戦後の混乱期からバブル期を、
勝つことだけを要求され、
結果を出してのし上がって行ったMさん。

相手の足を引っ張り下ろすのが
良しとされる世界で
若い頃は無我夢中で働き、
疑問を持つ余裕もなく頑張ったそうです。
子どもの学校行事に
ほどんど顔を出したこともなかったという
典型的な高度成長期のニッポンのお父さん。

退職後、
家で部下に接するような調子で家族に接していたら
相手にされなくなった…とは本人談。

年をかさね、
視野が広がると同時に、
このままでいいのだろうかという思いが湧いて

違う世界に目を向けてみようと、
介護の勉強を始められたそうです。


ひょうひょうとした雰囲気で
サラリとおっしゃるんですよね~。

「今までとは真逆の仕事だよね。

介護は『いかに生かすか』が

仕事だらね。正反対だよな。」


実際、ほんとうに幅広い
多岐にわたる援助をし、
それこそ「利用者の人生を支える」ほどの
奥深い仕事です。

人手が足りなかったり
教育がゆきとどかなかったり
法律の壁に阻まれたりと
理想と現実のはざまで
たくさんの葛藤があることは
想像に難くありませんが

喜んでもらえる仕事
自立を助ける「親」のような
家族的な仕事
そのうえ自分も成長できるという、

やりがいのある
素敵なお仕事であることは
間違いありませんね…。

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