「クレイジーホース・パリ」観てきました！

これはもはや「アート」です♪

夜の宝石たちというサブタイトルに違わず、
それはそれは美しく、
そしてとても官能的なのに
いやらしくないのです。

ディレクターの「エロティシズム」に
対する考え方に共感します。

女性の身体の曲線が奏でる美を
徹底的に追求したショーの
ドキュメンタリー作品で、
同性の私もみとれてしまいます。


バックステージでの様子や
オーディションの場面、
ディレクターはじめクリエイタースタッフの
会議での議論の様子も興味深いものでした。

ヌードダンサーといっても、
オーディションで問われるのは
究極の女性的曲線美。
バストやお尻の大きさではありません。

どのダンサーも素晴らしいスタイルに、
物凄い柔軟性と背筋・腹筋を兼ね備え、
ショーに対するプロ意識が高くて
魅了されます。

中には「裸で踊るシルク・ド・ソレイユ？」な感じのものもあり、
ちょっとＳＭチックにアレンジされていて
意外性がありました。

照明演出がまたとても素晴らしいのです。
このように「効果的な照明」が
観る者に与える心理的影響は、
この様なショーでは特に大きいものですね。


客席は、思いのほか女性の方が多く、
年配のかたもけっこういらっしゃいました。

「若い頃はみんな美しい、
その後は自分で美しさを
作りあげていかなくてはならない。」
という言葉が印象的でした。

「美」の定義はいろいろありますが…。
若さに支えられた美しさを「キープ」するでもなく
老化に抵抗する「アンチエイジング」でもなく
人として自分なりの美を
「作り上げていく」ことこそ
あるべき姿なのですよね。


無理せずナチュラルに
心と身体の
凛としたブレない美しさを
追求していきたいものでございます～♪