「学びの共同体」視察
沖縄県の最北部に位置します国頭村(那覇市から車で約2時間)の教育委員会、村立辺土名小学校、村立国頭中学校などを訪問し『学びの共同体』について授業を視察しさせて頂き、その後意見交換を行いました。
この国頭村で実施されている「学びの共同体」は全ての子供が平等に学べる共同学習であり、とても参考になる取組でした。 この取り組みは会派の堤要議員の一般質問により私も知る事が出来ました。
そもそも「学びの共同体」とは、学習院大学教授・東京大学名誉教授の佐藤学氏が、内外の教育理論に基づいて構築した授業方法です。全国の学校で学力面だけでなく生徒指導の面(いじめや不登校児童の減少)でも劇的な成果を挙げており、関心が高まってきています。
「学ぶ」「学び合う」そして「人の話を聴く」「わからないときは『教えて』と尋ねる」などの学習を通して学びを深めました。
昨年度、小学校で約1500校、中学校で約2000校、この数字は全国の公立小中学校の1割もの学校で「学びの共同体」が実践されていることになりますが、本県でこのような教育方法を市町村全体で取り組んでいるところは見られません(小中学校では今年度22校が取り組んでいる)
(写真:コの字型に配置された小学校の教室の机)
辺戸名小学校の教室では、机がコの字型に配置され、生徒が互いの顔を見ながら話をしたり、聴いたりできるようになっており、子ども主体の授業となっていました。また、3~4人の学習班をつくり、子ども同士の「教え合い」「学び合い」を促していました。
(写真:会派で教育現場を視察させて頂きました)
(写真:分からない事を聞いて学びあう風景がそこありました)
人間の知識の定着は、「聴いただけでは5%、教えると90%」だと言われています。人に教えることでより深く理解できるようになるということです
(写真:笑顔があふれる音楽の授業の様子)
(写真:教育委員会主事の宮城さんからレクを受けました)
(写真:中学校の校舎からは美しい海が一望できました)