福岡県2011年度当初予算案
昨日議会運営委員会の中でわが県の2011年当初予算案（総額１兆６１９５億円）の説明が行われました。予算額は６年連続増で過去最大となっています。今回の当初予算は東日本大震災による防災対策や被災地の復興支援に重点配分し、前知事が力を入れた中小企業支援、先端産業育成などにも予算が付いています。
当初予算は「県民幸福度日本一を目指す」という小川知事の基本方針に沿って、知事選前の１月に編成した４－７月分の暫定予算を具体化しました。
新規事業は５３件。
・県内で生活する震災被災者に２００人分の雇用を提供する緊急雇用事業費（２億８８３３万円）
・地域防災計画強化費（５５２７万円）
・次世代ディスプレー素材・有機ＥＬの実用化を目指す研究施設の整備費（２億１６００万円）
尚、歳出では、県単独公共事業費（８８０億円）が前年度当初比１４.６％増の伸びとなりましたが、これは震災の影響などで国の補助事業費が１０％程度落ち込んだ事を受けての処置となります。
歳入では、県税が同６.６％増の５７８５億円。地方法人２税（住民税と事業税）は同２５.２％増となりましたが、一方で、県の借金に当たる県債残高の見込み額は３兆円を初めて突破し過去最高。貯金である財政調整基金など３基金の残高も過去最低の２９１億円に落ち込み、わが県の財政状況は一層厳しくなったのが現状です。
予算勉強会
2011年度福岡県一般会計当初予算の説明会が本日と明日開催されます。
（写真：予算勉強会の風景）
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