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年々歳々 ささやかな日常

「年々歳々 花相似たり 歳々年々 人同じからず」
日常の身辺些事を画像とともに

「早春賦」

2007-03-16 | 童謡・唱歌・歌碑
2007年3月16日(金)

童謡サークル「石の会」例会。
冬に逆戻りしたような寒い日で
「早春賦」を歌うのにもピッタリでした。

 春は名のみの風の寒さや 谷の鶯・・・
「この歌、どこかで聞いたような気がしませんか?」(先生)
「知床旅情」  
「そうです。」
 しれ~とこ~の岬に・・・
 はる~はな~のみの・・・
確かによく似ています。
昨年、生誕250年を迎えたモーツアルトの曲にも
よく似ているそうです。
 楽しや5月 草木は萌え 小川の岸に すみれ匂う・・・
あららほんとだ。  
無意識に真似されるほどの名曲だと考えればいいそうです。
今日は鶯の鳴き声を聞きました。
浦和の玉蔵院のシダレザクラが

ほころび始めていました。

今年はいつもより蕾が少ないそうですが

楽しみです。

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童謡「どこかで春が」

2007-02-09 | 童謡・唱歌・歌碑
2007年2月8日(木)

童謡サークル「石の会」例会。
(振り替えて先輩クラスに参加  )
今日も石敏彦先生の“大人の浅知恵”批判が痛快でした。

どこかで春が 生まれてる
どこかで水が ながれ出す
どこかで雲雀が 啼いている
どこかで芽の出る 音がする
山の三月東風(こち)吹いて
どこかで春が生まれてる

東風(こち)  そよ風 と言い替えて歌われているのは
東風(こち)が古語で小学生には難しいからだそうです。
石先生いわく「そよ風は、そよそよと吹く風で、1年中いつでも吹きます。東風は季節限定の風で、芽吹きを促す風なのです。 そよ風なんて言い替えてはダメです。 」

ふむふむ納得。賛同しま~す。
『東風吹かばにおいおこせよ梅の花・・・』

玉蔵院地蔵堂の入り口


左右に白梅・紅梅が

2~3分咲きでした。
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唱歌「冬の夜」

2007-01-13 | 童謡・唱歌・歌碑
2007年1月13日(土)

冬の歌をいろいろ歌った昨日の「童謡」の会で
印象的だった「冬の夜(ふゆのよ)」2番の歌詞

囲炉裏の端に縄なう父は
過ぎしいくさの手柄を語る
居並ぶ子どもは ねむさ忘れて
耳を傾け こぶしを握る
囲炉裏火はとろとろ
外は吹雪

過ぎしいくさの手柄を語る  過ぎしむかしの思い出語る

と言い換えて、今は歌われているそうです。
ここで、言葉にこだわる石敏彦先生の持論が展開されるのですが、
いつも歯切れが良くて説得力があります。
「目眩ませのような大人の浅知恵は、大人に対する不信感につながります。ひとりの力では抗うことができなかったこと、出兵拒否したら非国民で罰せられたこと、そういう不幸な過去を隠すのはよくありません。・・・おやじ様の昔の思い出話なんて眠くなるだけですよ。“いくさの手柄”だから、“眠さ忘れて”“こぶしを握って”聞き入るんですよ。」

先日のブッシュ大統領のイラク新戦略に話が及んだとき、 で中断。 
続きが聞けなくて残念でした。

前橋の実家近くの釣り道具やさんで

昔と変わらぬこの字体。
寒いだろうな。釣り人は待ちに待っていたのでしょうけど。

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童謡「案山子」

2006-11-11 | 童謡・唱歌・歌碑
2006年11月10日(金)

童謡サークル「石の会」例会。
 『山田の中の一本足の案山子(かかし)・・・』

子供の頃、ろくに歌詞を気にせずに歌っていた歌も、久~しぶりに歌詞を見ながら歌ってみると、ドキリ  とさせられることがあります。

『歩けないのか山田の案山子』
『耳がないのか山田の案山子』

「今は歌ってはいけない歌だそうです。“ちびくろサンボ”と同じです。変ですよね~。」(by 先生)
たしかに、おっしゃるとおり、一本足の人を本当に仲間だと思っているなら、この表現が差別だということにはならないはずです。ドキリ  としてしまう私の中に、偏見があるということを折りにふれて自覚しています。

「案山子」は地元浦和の見沼で生まれた歌なんだそうです。
いつか歌碑を見に行ってみようっと。「女の案山子ですけど、立派過ぎてかわいげがない。」のだとか。

歌碑めぐりのサイトはこちら
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「赤とんぼ」

2006-10-27 | 童謡・唱歌・歌碑
2006年10月27日(金)

童謡サークルで「赤とんぼ」 
「作詞・作曲は?(歌詞集には)わざと書いていないんですよ。」(先生)
 
はいはい。覚えていますよ。前回のお話。
作詞 三木露風で、作曲 山田耕作ですね。
不思議な縁で、お2人とも命日が12月29日。
三木露風は晩年、三鷹に住んでいて交通事故で亡くなり、ちょうど1年後に山田耕作が亡くなったのでしたね。
誕生日が12月29日という人を知っていますから、彼女の誕生日が来るたびに、「赤とんぼ」を思い出すことでしょう。
 
『夕やけ小やけの 赤とんぼ
 負われて見たのは いつの日か』

子供の頃は“追われて見た”のだと思っていましたっけ。
今でも音楽の教科書に載っているそうですが、3番の

『十五で姐やは 嫁にゆき
 お里のたよりも 絶えはてた』

は、省かれているのだそうです。今は15で結婚できないから・・・
「大人の浅知恵というものです。昔は不幸だったと教えればよいのです。昔を覆い隠すのは良くありません。」 (by 石敏彦氏)
ごもっともです。

「もみじ」の輪唱2部合唱。これは一人ではできませんから、楽しかったですね。
「里の秋」「旅愁」「故郷の廃家」etc.
「森へ行きましょう」「おお、ブレネリ」歌声喫茶のように、たくさん歌って満足。そして腹ペコ。
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「里の秋」

2006-10-13 | 童謡・唱歌・歌碑
2006年10月13日(金)

童謡サークルで秋の童謡を満喫。
「赤とんぼ」「夕焼け小焼け」「もみじ」
「旅愁」「まっかな秋」「里の秋」「野菊」etc.

それぞれに先生のワンポイント解説がつきます。
それがみんな興味深いお話なのです。
先生の自慢話でもありますが、自信に裏打ちされたプライドは、大切ですね。
さすが“東京芸大”  です。

今日の私のビックリは「里の秋」
 静かな静かな 里の秋・・・
3番の歌詞は知りませんでした。

「さよなら さよなら 椰子の島
 お舟にゆられて 帰られる
 ああ 父さんよ 御無事でと
 今夜も 母さんと 祈ります」

川田正子さんが歌い、ラジオで復員兵の名簿を読み上げるときのテーマソングだったそうです。「60年経った今でも、瞬時にあの頃にワープできるのが、童謡の素晴らしさだ。」と先生はおっしゃっていました。この歌を歌って、涙を流す会員さんもいらっしゃるそうです。その方たちにとって、カタルシスの涙となるのでしょうか?

最近、年長者さんとのお付き合いが多くなりました。
つい最近も、会合の後の  は、シベリア抑留体験者の方を中心に、戦争体験で盛り上がっていましたけど・・・ あっ、申し遅れましたが、単なる思い出話ではなく、先頭に立って救済活動をなさっている方のお話なので、頭が下がります。

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