萌えてばかりもいられない!

そんなに色々なことにやたらと深い造詣などいだけないから適当に綴っていこうかしらん

洗面器でヤギごはん

2010-12-13 05:52:03 | 食べ比べ
タイトルは、まんま本のタイトルです。(笑)
石田ゆうすけさんの「行かずに死ねるか!」のお料理(食事)を軸にした面からの旅行記です。

この前に「いちばん危険なトイレといちばんの星空」があるのですが、こちらはまだ未読。(買ってあるのにどこかに・・・)


自転車で世界各国を走り抜いた石田さんですが、走破に目的があるわけではなく、なんとなくゴールするのが嫌なんだろうな。。。というのが読み取れて、沢木耕太郎の深夜特急とも近いバックパッカー目線のエッセイでなんとも読んでいて心地良い読み物です。


洗面器・・・の中では、やはりヨーロッパ編に突入する時の違和感が堪らないです。
南米を旅してきた石田さんがヨーロッパの物価に慄いてしまうあたりがリアルである。バックパッカー同士が余した食材を次にくる人のために残しておくというシステム「フリーフード」が南米にはあるのに、ヨーロッパにはない。余ったパスタが無造作にゴミ箱に捨てられているのを見て、思わず手が伸び、引っ込めるというシーンが忘れられない。


アフリカ編では文章から熱を感じる。暑さというのは文章で伝わってくるものだ。

また、そこいらでルアーフィッシングもする。仕留めた魚は食材にされるわけだが、その辺りもサバイバル感があるのかと言われれば。。。。それはないかな?なんとなく好きで釣りをしている感じです。


疑心暗鬼で人を見るようになってしまう著者がたまに居て、アフリカはマラウイの茶屋で値段のことで言い合いになり、最後には「またここに戻ってくるんだろ?」「だからそれは俺のおごりだ。お金は要らないよ」と言われて心を打たれてしまうなどのシーンも私の心に残っている。(戻ってくるのは嘘なので・・・安全のために世界一周をしていることをなかなか話せないのです。)

旅の中では食事はとても重要であり、日常普通にありつけているそれが如何に幸せなことなのかを目の当りにする。

私の初めての海外は、一人で香港。注文は英語で前の人の物真似。かつ指差しジェスチャー入り。コンビニもあり、言葉を交わさずに品物を買える便利さを改めて理解はしたものの、これでは日本に居るのと変わりがないと思うように。。。。

そのうち広東語で数字は覚えて、屋台やお店で食べれるようになるのだけど、アイスかホットかを間違えて、暑い夜に熱い「檸檬珈琲」(レモンコーヒー)なるものを飲んで汗だくになったことがあります。(笑)

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7 コメント

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Unknown (セシリア)
2010-12-13 08:36:38
面白そう、この本♪
早速買おうかな。深夜特急は、全巻揃え、何度も読みました。バックパッカーなんて、私は絶対出来ないからこそ、憧れのように読んでいます。絶対無理、茶色くなったシーツで寝るとか、巨大ゴキブリがいるホテルとか(汗
ヤギごはん、凄く面白そうです。アマゾンで探してみます。
そうそう、簡単だったから、カラクッコ作ってみては?ラードを入れて。小魚は、ししゃもでもいいかも。
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Unknown (セシリア)
2010-12-13 21:46:29
追伸
この本、Amazonの、お急ぎ便で、買っちゃいました!明日、届きます。
この方の本、面白そうですね。
洗面器でヤギごはんを読んだら、そのあと、読破してみようかな?と思ってます。
世界を旅する話の本、面白くて好きです。
macさんには是非、私が世界の料理に興味を持つきっかけとなった、西川治著「世界ぐるっと朝食紀行」を読んでほしいな~と思う。
でもって、気に入ったら、続編「世界ぐるっとほろ酔い紀行」も。再現したくなりますよ~
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あっ凄い!朝食を考えていたところでした! (mac)
2010-12-13 23:30:50
>セシリアさん、

すごい!まさに今朝、『世界にはまだ色々な朝食があるんだろうけど、日本の朝食には余りバリエーョンがないんじゃないか!世界の朝ごはんのお店とかあったら受けるのでは?』とかちょうど思っていたところでした。「世界ぐるっと朝食紀行」ですか!それは買いです!

洗面器とヤギごはん、買われましたか!
「行かずに死ねるか」をまずは読んだ方が全体の旅の流れを把握できるかもしれませんが、料理も旅程順にはなっているので読むには問題ありません。ただ、新聞に綴ったエッセイで、同じ旅の3作目なので、ヤギごはんは文章がとても上手です。
私も香港では、3泊目からバックパッカーの宿のようなところに滞在しました。一人で泊まる部屋か、シャワーはあるか、トイレはあるか、窓はあるのかと尋ねたところ、全部ついているというので決めました。これは3泊目から宿がないので英語で予約を懸命に取りました。

一応、個別部屋でしたが、2畳のスペースにベッド、シャワー、トイレ、しかも半畳分はフリースペースの全てがあるという、しかもベッドの足元にはテレビが置いてあるというコンパクトなお部屋に泊まりました。トイレの上にシャワーが付いていて、便器が濡れてしまうというとんでもない造りの宿でしたが、大爆笑で泊まりましたよ。
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Unknown (セシリア)
2010-12-14 07:24:20
うわぁ~凄い!バックパッカーの様な旅をされた事があるんですね!!憧れます。
しかも英語で会話だなんて、私、無理・・・
お勧め本としては・・・
玉村豊男著:食客旅行も良いです。著者が、世界を旅して、美味しい地の物を食べた記録です。ここで、カラクッコを知りました。
種村直樹著:ユーラシア大陸飲み継ぎ紀行
これは、ポルトガルから、日本まで、ユーラシアを鉄道で旅をし、酒の名の付く土地で、そこのお酒を飲みつつ旅をした記録です。
ポルトガルなら、ポルト、コニャックならヘネシーとかね。
私、フランス革命期の王家の本が1番多いのですが、次いで、飲み食い紀行も多いです。
ヤギごはん、早く届くといいな~
世界の市場と並行して読みます(私、並行して読む事が多いです)よくばりです。
でも、本は良いです。今は、パキスタンの「ハリーム」が気になってます。うちの会社のモハンさんに教わろうかな?と思ってます。
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Unknown (セシリア)
2010-12-15 06:48:53
何度も、すみません。
石田ゆうすけさんの、洗面器でヤギごはん、読み終わりました!
良い本を紹介して頂き、ありがとうございます!あまりに面白く、朝4時起きなのに、ひたすら夜中まで読んでしまいました。
そして、たった今、「行かずに死ねるか」をアマゾンで購入しちゃいましたよ(^_^)v
しかも、当日便なので、今日中に届くそうです。自分では、絶対無理なバックパッカー旅行。こんな事が出来たらな・・・なんて思いながら、読み進みました。
私も、世界を見ないと死ねません!
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紀行のお薦め、どうもです (mac)
2010-12-15 06:49:53
>セシリアさん、

紀行の紹介どうもありがとうございます!お酒の銘柄の地名でその酒を呑むですか・・・!本場の紀行ですね。面白い発想です^^。
すいません、バックパッカーの泊まりそうな宿に泊まったことがあるというだけで、バックパカーのような旅はできていません。

大阪では1500円の宿に泊まったことがあります・・・^^;
靴を脱ぐ部屋の入り口と部屋に敷いてある畳が同じ高さの独房のような部屋でしたけど、泊まっている人達がとても刺激的でした。
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行かずに死ねるか!はお薦めです! (mac)
2010-12-15 06:54:47
ヤギ・・・もう読み終わりましたか。。。すごいなぁ。
行かずに死ねるかはTSUTAYAさんで薦められていた本で、正直それを信じて「良かった」と思ったので、是非是非です。
もうヤギでも分かっていると思いますけど、石田さんは南米でとても怖い目に遭っています。行かずに・・・の方ではその描写がおっかなくて、読んでいて震えました。確かとても感激する光景の話が出てきます。私はいつかそこに苦労してでも辿り着きたいなぁ。。と思っています。
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