萌えてばかりもいられない!

そんなに色々なことにやたらと深い造詣などいだけないから適当に綴っていこうかしらん

たこ焼きのタコの代わりに・・・・

2012-03-11 08:15:39 | 懐かしい思い出
たこ焼きの蛸(タコ)の代わりに、他の物を入れて焼いてみたら美味しくならないか?という実験をしたことがあります。


昨日のお好み焼きに続いて、今日はたこ焼きの思い出です。大阪人ではないので、たこ焼きは日常食ではありませんでした。。。。


私のたこ焼きの頂点は、小学校高学年~中学時代。1個10円で売っていた私が通った中学校の側のおばさん(おばあさん)が経営するたこ焼き屋でした。

しかも必ず1個から5個くらいのおまけをつけてくれるというシステムで、子供にも大人気。


それ以前のたこ焼きといえば、小田原だと。。。。仲見世商店街を銀座通りからダイヤ街に抜けたところにあったアメリカンドックやソフトクリームと一緒に、内側がアルミの箱に入って8つくらい入っていた紅生姜がとっても効いた、たこ焼きのイメージが強くある。それはアルミ箔と接触している底の部分が平らな形状のたこ焼きでソースは別に付けられていたと思う。(もしかしたら、生地にソースが入っているようなイメージもあるけど。)おみやげとか買い物に付き合うと買ってもらったりとかしていた。


話を少し戻して、中学校そばのたこ焼き屋さん、『10円たこ焼き』と呼ばれていたので、そう呼びます。

うちのおばあちゃんが、「何か食べたいものはないか?」というので、「10円たこ焼き!」というと、ならこれで買ってきなさいと、もらった千円札を握り締め、自転車を漕ぎまくって辿り着き、10円たこ焼きのおばさんを叩き起こして、「100個!10円たこ焼き100個下さい!」とお願いした。

おばさんは驚いていたが、ぶつぶつと文句を言いながら、10個の皿の上に5個のおまけを付け続け最終的には150個のたこ焼きを焼いてくれた。。。。。

やっぱり割に合わないんだ。10円。。。あぁ疲れたとへたれこむ様子に感謝!

家族に初めて食べさせる10円たこ焼き。弟も入れておばあちゃんと両親の5人で「一人2皿(30個)ずつね。」と食べたのだが、自転車のかごに入れてきたものの、下にされたたこ焼きは少々潰れていた。だって、発砲スチロールの皿に15個並べたものをサランラップで包み(くるみ)、その上からもう一重淡い緑色(鶯色?)の団子の持ち帰りのときに包むような紙で巻いてゴムで止めただけ。上に物が載ることを想定していない包み方だったからまるで仕方が無い。。。。




そのたこ焼き、中学時代に先輩がおばさんに聞いていた。

「このたこ焼き、たこじゃなくてイカ入ってるんだよね?」と。。。

おばさんは、「たこ焼きは形が蛸壺に似ているからたこ焼きって呼んでるだけで、中身はタコでなくてもいいんだ」と主張していたが、どうもこれは採算を合わせていたのかもしれない。味を思い出すと、少し軽いんだな、これが。多分天かすが多く入っていたのかもしれない。生地の感じが少し軽くしっとりではない。ソースはおばさんが塗ってくれて、青海苔もかかっているし、紅生姜はふんだんではない印象が残っている。イカのイメージは余りなく違和感すら持っていなかった。


そんなこんなで、時は過ぎ、独身時代にあのたこ焼きの鉄板をいくつか買い、たこ焼きの作り放題などをしていた私は、友達の家で「他にもたこ焼きのたこの代わりになるもの」という企画をしてみた。別にイカでも構わないことを実験するためではなく、新種との出会いを期待して。。。


粉を卵と水で溶いたタネ、刻み葱、紅生姜は私が担当したが、他の具については参加者が「これぞ」と思うものをチョイスしたものをスーパーで購入した。



試してみたが、やはりタコの食感に敵うものは存在しなかった。

えび:もう歯にかかることなく噛み切れてしまうので、具なしのたこ焼きになってしまったようだった。タコのもつ弾力と一度止まる歯応えを認識させてくれる具だった。
風味や味はどうかというとそこそこだったかな・・・・・。ソースにかかってしまうとえびの風味も形無しだった。

チーズ:溶ける代表格。歯応えがないということがこれほどこのボール料理の決め手とは!と気付かせてくれる。

納豆:大阪人の嫌いな納豆で勝負してみたが、意外とこれは評判悪くなかった。



他の企画の記憶がない・・・・。

たこ焼きが絶妙なのは、タコという食材が生地の中にあって弾力と噛み応えを担当しているのに対して、紅生姜がソースにしっかりとアクセントになっていること。紅生姜はお好み焼きでも使わないこともないが、たこ焼きにこそという風味を担当している。それに焼きそばと同じソースに合う青海苔で覆い、香り付けにも成功している。
あぁそうか、焼きそばと近いかぁ。。。。

小さい中に色々と個性豊かなものを絡ませていることで強烈に印象に残る料理なんだと思われる。

そうそう、このたこ焼きの記事を思いついたのは、海老名のサービスエリアでえびえび焼きというものが売られていたのを見たのがきっかけ。

もちろん、買っていない。だって失敗した記憶があるから。。。。

海老か、生地に緩みの様な工夫があるか、焼き方に一癖でもあるのか?  でないと海老がプリプリしているなんて感じられないと思う。過去の実験経験から。。。
海老はやはり中華料理が一番旨いという思い込みのようなものがあるからかもしれない。。。。


口絵の写真は、カラオケまねきねこのたこ焼きピラミッド。。。。見た目は豪快だが、紅生姜が効いておらず生地も緩めだ。
冷凍ものなのだろうが、時間短縮のため、生地が早く解凍されるように工夫されているのだろうと思う。
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