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新宿ピルグリム

2006-10-21 23:12:53 | 展示準備2006年12月

ピルグリムといっても、体よく厄介払いされたキリスト教原理主義者ではなくて、鴻上尚史の戯曲を想像してほしいところ。
まぁ、彼らの子孫たちが住まうことになるあの帝国であろうがなかろうが、いずれにせよ反ユートピアであることに変わりはないのだがね。


というわけで、今日は出来上がったポストカードを持って、四谷から新宿のギャラリーを巡礼してきましたよ。
前回と同様に、スタッフへポストカードを渡してそそくさと移動し、また次のギャラリーでも同じことを繰り返す。だが、最後に立ち寄ったロータスルートギャラリーで開催されていた佐藤竜治写真展「東京礼讃」は、作品の匿名性を十分に意識した展示内容で、興味深く拝見させていただいた。作家氏とも少々お話させていただいたのだが、いろいろと感じさせられるところもあり、非常によい刺激を与えていただいた。
会期は明日までなのだが、興味のある方はぜひとも足を運んでほしい。


その後は知人とインドカレーを食べ、知人が大野一雄写真展『秘する肉体(からだ)』を観るというので、お付き合いしてコニカミノルタプラザに向かう。ただ、自分は舞踏にさほど興味を持っていないためか、白状してしまうと展示のほうはあまりピンとこなかった。なんというか、大野一雄氏を撮影した段階で、作品としての成功は約束されているのではないかなどと、不埒な思いが頭をよぎってしまった。


ところが、同時に開催されていた小西淳也写真展「子供の時間」が非常によくって、あえて失礼を承知で申し上げるなら、意外な掘り出し物にめぐり合えたように思う。
テーマそのものは自分の方向性と全く異なるのだが、作品と展示のまとめ方は非常に興味深く、共感するところも多い展示だった。また、制作についても作家氏ご本人から少々お話を聞かせていただいたのだが、その点でも極めて有意義な内容だった。
ただ、残念ながらこの展示も会期は月曜までなので、時間のある方はぜひとも足を運んでほしいと思う。


ともあれ、今日はいろいろな意味で刺激を受け、またなにかと勇気付けられるところの多い1日だった。
理想を求めて巡礼することも、たまには悪くないのかもしれない。



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