今日も作業者をせかしつつ、全体の進捗に気を配る。立ち上がりは悪くなかったのだが、ここに来てペースダウンし始めているのが気になる。そのほかにも作業者への指示などで凡ミスがあり、極めて効率の悪い作業となっているが、ことここに及んでは効率うんぬんどころではない。
今回の案件は、それなりに大きな金額の仕事となっているものの、人海戦術でなんとか急場をしのごうというやり方であり、動くお金が大きい割りに見入りも少ないというしょっぱさがある。ただ、そういうときにつまらないしみったれ根性を出したが最後、上がるものも上がらなくなってしまう危険性が多分にあり、ただ粛々と作業者の分担を確認し、成果物を回収し続けるのみだ。
トニカク人手が足りないのだが、かといって誰でもいいわけじゃないというのが本当に辛いところで、仕方なく本当に全然業務経験無しの知り合いにまで声をかける始末だ。
ただ、その知人は業務経験こそ無いものの、文章などのチェックはきっちりやってくれるので、その部分だけでも引き受けてもらえれば、こちらとしてはかなり助かるのだ。
問題は、その知人がいろいろあって「のだめがらみの全部を憎んでいる」ことと、なにかことあるごとに「○ぁぁ~っく!」とか「俺のケツをなめろ!」とか「地獄の歌を聞かせてやる」とか、わけのわからないことをつぶやく点にある。もちろん注意したのだが、そういいたくなる気持ちはすごくわかる。それに、作業中は基本的にレシーバを装着して「爆音デスメタルStoned in」状態だから(そうでもしないとやっとられんそうな)、注意すると言うよりは後から小言をたれる格好になってしまい、お互いにかなぁり気まずい。
挙句、知人に「だいたい、地獄の歌ってなんなんだよ」と言ったら、こともあろうに「地獄は音楽盛んなんすよ」と口答えした末、続けて「地獄出身のアーティストが何人いるか、知ってますか?」ときやがった…
とりあえず、地獄で音楽が盛んなのはわかったから、その「地獄の歌」は勘弁してくれ…
デスメタルはDMCだけでたくさんだよ~