変化を受け入れることと経緯を大切にすること。バランスとアンバランスの境界線。仕事と趣味と社会と個人。
あいつとおいらはジョージとレニー




神戸周辺を大地震が襲ってから12年が経つと言う。亡くなられた方々が
6千人を超えたなんて、余りの深刻さにおいらの貧相な想像力では現実
味を感じることさえ難しかった大災害。

阪神淡路大震災。

あの日、おいらは東京の病院のベッド上にいた。
病気で入院してたんだ。入社以来、始めての長期休暇でもあった。
病院の朝は早い。
朝6時のニュースをテレビで見るのが、入院中のおいらの日課だった。

「神戸方面を震源とした大きな地震があったようです。」
「神戸放送局と連絡が取れません。」
「現在、大阪からヘリコプターを神戸に派遣しております。」
「未確認情報ですが、高速道路が横倒しになっているようです。」
「ビルが倒壊しています。」
「大橋が落ちています。」
「一面火の海です。」

呼吸することすら忘れたかのようにテレビに食いついていた。

西宮のおいらの実家はいったい・・・。
実家で一人暮らす母はこの直前、おいらを見舞う為に上京していたので、
難を逃れていた。
後日談だが、実家でいつも母が寝ているベッドには、大きな洋だんすが
倒れ込んでいたという。

おいらが入院していなかったら。
見舞いに来ていなかったら・・・。

おいらの病気も完治したし、家は半壊だったけど修理できたし。
母は今も元気だ。
守ってくれた何者に対する感謝の気持ちは絶えない。

こんなおいらは、あの悲劇について語る資格が無い。
経験してしまった知人友人達が、「あの時」の話をしても、第3者的に
理解するのがせいぜいだ。
しかし、天災は人を選ばない。あの場に居合わせなかった多くの人達
よりも、その幸運が身にしみている。
だからと言って、何をする訳でもないんだけど、これじゃダメなのかな。

当たり前のように『明日』は来てもらわねば困るんだ。
まずはそのことに感謝してみる。

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