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変化を受け入れることと経緯を大切にすること。バランスとアンバランスの境界線。仕事と趣味と社会と個人。
あいつとおいらはジョージとレニー




檜を組み上げて創られた浴槽は、膝丈まで掘り下げた地面に埋め込まれている。
同じく檜製の水路には、やや白味を帯びた源泉がとうとうと流れ続け、浴槽の中
をお湯で満たしていく。静かな湖面を思わす湯面は、水路から常に供給され続け
る源泉に叩かれ、わずかに波紋を広げている。
水の音。
静かな山並みは、小鳥のさえずりとかすかに吹き抜ける風の音が断続的に響い
ているが、掛け流される温泉の水流は、それらの音達と見事な調和を見せる。
光の色。
木々とその枝、そして葉。陽の光は緑を通り抜けて柔らかさに満たされ、かすか
に揺れる湯面に微妙で繊細な彩りを反射させる。
森の香り。
これこそ自然の匂い。それに源泉の硫黄臭が加わり温泉地独特の風情を醸す。
人の気配。
誰もいない。温泉街の雑踏とは切り離された世界。それでいて、孤独は圧迫感
を伴わず、様々な人々の意識の残留を感じさせる。

山あいの温泉。露天風呂。日本に生まれ育って良かった、と思う瞬間の一つ。

おいらが理想とする温泉とは、こんな感じなのかな。
最も近いのは、草津温泉「草津ホテル」の露天風呂。
行こうかな、もう少し涼しくなったら。

その前に、山梨の温泉達には入りに行くけど。

心身を癒す温泉。素晴らしい。
しかし、こだわるまい。
理想から遠いこと、僅かに違っていること、そういったことに立腹しては本末転倒
だよ。その温泉の良さを受け入れたい。受け入れられない所には、行かなければ
いい。それが温泉を楽しむ奥義、極意。

ほんまかいな。


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