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変化を受け入れることと経緯を大切にすること。バランスとアンバランスの境界線。仕事と趣味と社会と個人。
あいつとおいらはジョージとレニー




言わずと知れた「日本沈没」を見た感想である。
開始から10分は、なかなかどうして見応えがありますよ。

パニック映画ってのは、映画の中で大量に人が死んでいく。それがパニック
映画の宿命だからしょうがないんだけど、フィクションだからって人を殺しても
いいってことではない、と考えるおいらには、余り好きになれないジャンルな
訳さ。そういう前提でありながら、少女を救うシーンから始まるこの映画には、
親近感を覚えた。

いいじゃない。

突っ込み処は満載である。人の関わり合いというか、人間ドラマを描こうとし
て描き切れていない側面もある。冷徹な政治ドラマでもないし、英雄物語に
もなりきれていなかった。
要は、日本版の『アルマゲドン』を目指して、途中で失速した感じ。
草薙君をはじめとしたキャストの演技には、それなりに見るべき所はあったと
思うが、邦画が得意とする分野じゃないよね、パニックものは。

ハリウッドを賞賛する訳じゃない。
『メテオ』も『ディープインパクト』も『アルマゲドン』も、
はたまた『インディペンデンスデイ』も『ビジター』も『宇宙戦争』も、
結局は「何だこのエンディングは!?」的な印象だったじゃないか。

などとかっこつけてみても、『アルマゲドン』のラストでは涙腺やばかったけど。

でもさ。
本当に日本が沈没するとなったら、どうするのかな。
などということを少しでも考えてしまうのは、この映画を観た人なら許されるだ
ろう。人は、自然が持つ殺生与奪の法則を切り崩すことができるのだろうか。

この議論を始めると、神様が登場するだろうからやめることにしよう。
別に無神論者って訳じゃないけどね。


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