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黒潮25号による、アニメや漫画やゲームのネタバレ有りまくりなブログです。ありまくりですからねー!

Z.O.Eシリーズ~上の上……否、神レベルに面白いぞ、これ~

2007年05月04日 19時09分50秒 | ゲーム系
 自分はニコ動と出会って、4ヶ月くらい経ちました。てか、初期の方からいます。それまでに幾度となく動画に影響されっぱなしだ。
 その中でも特に影響されたのは、
おじいちゃんの地球防衛軍3 Final -この星の明日の為に- Hard
 今でも再生&コメントどちらもランキング上位で、そのどちらも今だに伸び続けているほどのリピーターの多さ。そして、その誰もが神動画と評するほどの、言わずと知れた大人気動画。
 この動画は、そのプレイもさることながら、BGMの曲選が神掛っていていることもその大人気に繋がっております。
 そしてその人気は、おじいちゃんの孫がプレイした地球防衛軍3 Finalでも健在で、実は色々と影響されたのは、こっちの方だったりします。

 さて、ここから本題です。
 そしてその孫のプレイした地球防衛軍3 FinalでのBGMに今回の主題である『Z.O.E』のANUBISの主題歌である『Beyond the Bounds』が使われていたことが、全ての事の始まりでした。

 『Beyond the Bounds』に(かなり良い意味で)洗脳されてしまい、この曲について調べてみた結果、Z.O.Eにたどり着きました。
 Z.O.Eというゲームは前編と後編に分かれていて、『Beyond the Bounds』が主題歌となるANUBISは後編だったので、前編の方からやり始めました。(色々のレビューサイトとかでは前編やらなくても後編に回想編があるから特別前編はやらなくても良いと書いてあったのですが、まあ折角だしということで前編からプレイ開始)
 
 前編のZ.O.E(以降は無印と表記)は、主人公となるごくごく普通の少年レオ・ステンバックの住んでいるコロニーが、敵となるバフラム軍の襲撃を受けてしまい、偶然にも新型の巨大人型ロボットのオービタルフレーム(以降、OF)ジェフティにレオが乗り込んでしまい、嫌々ながら戦場を駆け回るといった、ロボット物の王道を突き進んだ内容となっています。
 よく見かける感想で『ストーリーが短い』と書かれてますが、自分はちょうど良いくらいだと思います。自分の初回総プレイ時間は4時間44分(かなり吃驚でしたwww)。長くは無い。決して長くは無いけど、丁度良い短さ。てかこれ以上長かったら、きっと自分はクリアできなかったでしょう。難しいとかじゃない。理由は、
おつかい色が異常なほど強かったから
 宣伝云々を抜かして、あまり人気が無かったのって、実は総プレイ時間の短さじゃなくて、こっちのほうが強かったと思います。
 普通のRPGよか遥かに移動する場所は少ないにしても、とにかく動かされる。一度行った場所にもう一度行く羽目になったり、相当進んだあたりで必要なものを探すことになってかなり前のエリアに戻りに行ったりと、やってて疲れてきた。もしこのゲーム、10時間以上が平均クリア時間だったら、絶対諦めてましたよ。いくらなんでも持たないと思う。

 しかし、バトルパートは別物。普通に楽しめた。敵のバリエーションが少なかったとか言ってる奴は、速やかにアニメ2作品を見ること。殆ど義務。見ない奴は言うな。
 基本的に出てくる雑魚OFの種類は3つ。1つ目はラプター、2つ目はマミーヘッド、3つ目はサイクロプスである。大体はこの3機が雑魚敵として3機1組の組を作って襲ってきます。
 ラプターは近・中距離用、マミーヘッドは中・長距離用、サイクロプスは近距離用となっていて、結構多く出てくる組は、ラプター2機とマミーヘッド1機で、随分とバランスのとれた組となっている。バリエーションの少なさは、この組の形成によってバランスがとれてくることも関係しているのかもしれない。
 ACやバーチャロンの様なリアルロボットシュミレーションじゃない、簡単操作な操作スタイル。ACEよりもスピーディー且つ爽快感ある戦闘は、鳥肌物です。
 しかし、その爽快感ある戦闘は無印ではあまり表現できず、面白いには違わないんだけど、ただただ淡々と戦闘をこなしてくだけのゲームだったのには、少しガッカリしました。しかし、ANUBISでは、もう申し分無いほどの内容となりましたが。
 
 そしてZ.O.Eはそのバトルパート以上に、SF好きも唸るほどの緻密な世界観。今までのロボット物じゃ足元にも及ばないほどのリアリティある設定。ゲームにこそそあまり出てはこなかったが、重力や質量とかその辺に係わる内容をここまでリアルに描写したロボット物は、初めて見ましたよ。
 Z.O.Eというシリーズは、ゲームをやっただけじゃその面白さを十分に楽しめたことにはならないと良く色々な所で見るが、まったくその通りである。この話は、また後ほど。

 で、この無印なのですが。確かにそれほど強いインパクトは無かった。全然無かったわけじゃないが、終始暗いイメージが強く、おまけに主人公のレオがとんでもなくネガティブ思考なキャラだったので、余計に……。面白く無いわけじゃない。でも、飽きが早く来るかも。
 まあでも、自分は面白いと思ったよ。悪くは無いかな。

 さて、続いてANUBISのプレイ感想なのですが。
いくらなんでも面白すぎだろ、これ
 無印には表現しきれなかったスピーディー&爽快感ある戦闘は、今作では十分に表現できていた。無印では一度に相手にする敵の数が多いときでも12機と少なかったが、今作では、その倍の数を常に相手にすることに。しかもある場面では、味方が数十機付いて、500機にも及ぶ敵の群れを潰しながら目的地にまで到達するイベントがあったりと。随分とレベルが上がってきました。
 しかし常に50機以上の敵と戦うのには、無印の時の武装じゃ全然敵いっこありません。しかし今作からは、一度に数十機の敵をロックオンして打ち落とすことの出来るホーミングショットや掴みアクションの追加によって、更に白熱した戦闘を楽しむことが出来ます。一度に数十機の敵を落とす快感には、背筋がゾクゾクっとしたものです。
そしてANUBISからは、まさかの主人公変更が! 無印主人公のレオ・ステンバックから、ANUBISからはディンゴ・イーグリットが主人公に。ディンゴは、元バフラム軍の凄腕LEV(OFより遥かに性能の劣る巨大人型ロボット)パイロットで、無印とANUBIS両方のラスボスを飾った(無印のラスボスは、実質ヴァイオラ)バフラム軍大佐のノウマンの、仲間を簡単に斬捨てる様な行為に嫌気がさして軍から脱却、偶然にもレオの手によって木星に隠されていたジェフティに乗り込んでしまい、打倒ノウマンを掲げ、ノウマンの野望を食い止める事となった、無印時代のレオよか遥かに熱血系主人公です。
 さて主人公から落とされたレオですが、なんと、ANUBISからは、OFにも対抗できる程の性能を持った新型のLEVビック・バイパーに搭乗して、最初はとんでもない勘違いをしてディンゴに襲い掛かってくるものの、最終的には味方という形で助けてくれる、なんともまあ無印とは大きく性格が変わって登場してきました。しかしこうやって出てきて思うことは、無印時代のレオのほうが可愛げがあった、ということです。
 
 このANUBIS、全てにおいて抜群に面白かった。自信を持ってお勧めできる。他のゲームに行き詰ったときの箸休め代わりにどうぞ。その内に、どっぷりはまってたりしてますから。
 平均クリア時間が8時間ほどのストーリーの長さが、逆に取っ付き易さがあります。1日休みがあればクリア出来、爽快感と感動に浸れるといった、なんともお得な1日を過ごせること間違いなしなゲームです。

 そしてなんといっても、その全てを大いに盛り上げてくれるBGMや主題歌。無印共に、そのBGMの1曲一曲がゲームを盛り上げてくれます。
 その中でも特に、ANUBIS主題歌『Beyond the Bounds』は絶品。ANUBISのOPムービーでこの曲に合わせてANUBISのデモムービーが流れるのですが、これがまた鳥肌物で。ほんの5分(10分だっけか?)程度のムービーの中に、ANUIBISの内容の9割が詰まっています。てかOPでラストのネタバレなんかしちゃってたりするのですが、そこんところは置いときましょう。気にする人は終わってから見るも良しですし。
 しかし自分は、ANUBISでレオとの戦闘があるのですが、そのときのBGMの『Leo!Leo!』がお気に入り。なんか妙にノリの良いBGMで、ついつい戦闘を長引かせても聴いてしまいます。

 とまあ、ゲームの方はこんな感じです。テスタメントがねぇじゃねぇか! とか思っている方々。仕方ないんです。今、テスタメントをやるためのハードが無いんです! まあそれはさて措き、要は何が言いたいかと言うと、
最高に面白いよ
 ってことさ。自分がここまでお勧めできるゲームって、実はこれが初めてかもしれない。バントロはやる人によっては結構癖のあるゲームだからあまり強くお勧めしなかったけど、これは胸を張ってお勧めできるね。

 で次にお伝えするのは、アニメの方。

ロボ萌えするよ、間違いなく
 燃えじゃねぇんだ。いや、燃えもくるけどさ、一番に萌えがくるんだよ、このアニメ。『Z.O.E 2167 IDOLO』(以下IDOLO)のOVAの方と『Z.O.E Dolores,i』(以下DoloresI)の地上波のアニメの2種類あるんだけど、その中でもドロレスIの方な。

 この2種類のアニメは、IDOLOが世界初のOFイドロにまつわるお話で、無印より何年か前のお話で、DoloresIの方はIDOROの続編となるお話で、中年親父が主人公で親父萌えを新たに植えつけられたり、正式ヒロインがOFのドロレスでロボ萌えを新たに植えつけられたりと、色々と別の道に走ってしまうような内容となった、かなり斬新且つとんでもなく全てが面白い作品となった。
 実はZ.O.Eシリーズな中で(テスタメント除く)一番好きな作品って
Dolores,iだったりするのですが
 ANUBISをさし措いて、実はZ.O.E Dolores,iが一番好きです。主人公のジェイムズの親父臭漂う、でも異常なほど格好良く、OFドロレスの行動一つ一つに萌えてしまい、なのに作品全体はとてもまとまっていて、尚且つ全ての作品に違和感無くリンクしていて、そしてそして演出一つ一つがとても燃えて、1話からどんどん増えていく伏線を最後の最後までに全て拾ってその全ての伏線を上手に利用したこのアニメは、
今まで見てきたアニメの中でも上位の出来だ!
 これは見て損はない。オタ臭いアニメって嫌なんだよとか言ってる奴には、ぜひともこのアニメをピックアップしてやって下さい。美少女? 居るようで居ねぇよ! 美青年? 居るようで居ねぇよ! オタ用語? あるようでねぇよ! このアニメにあるのは、終始、
親父とロボだけだよ!
 今までのロボット物は、少年少女が多すぎた……。そんなリアリティの無いロボットアニメに嫌気がさしていた人は、是非見ることをお勧めする。いくらかはそんなのが出てくる。でも9割方の搭乗パイロットは親父か大人だ。9割方の登場キャラクターは親父か小母さんか大人の女性か大人の男性かロボだけだ。
 誰もが言うよ……。
このアニメは良い……。想像を絶する
 とね。

 この2本のアニメを見ることによって、ゲームをまた一段と楽しむ事が出来ます。しかしお勧めとしましては、ゲームの前編と後編をクリアしてから、このアニメを見た方が良いかなと……。まあ、そこはあくまでも私的な感想ですけどね。
 後、Dolores,i見る前にIDOLOを見ることもお勧めします。しかしこれも私的な感想ですけどね。

 さて、ここまでなんか思いっきり熱くなって書いてしまいましたが、いま自分が思っている全てを書いたつもりです。多分また暴走したりして書いたりする時があるかもしれませんが、ご了承ください。一種の病気のようなものだと思ってくれれば良いと思います。
 
 そして最後に。
シリーズ全部やってみて。これからのロボット物の見方が大いに変わるから

それでは!


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