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坊っちゃん(夏目漱石)
書籍
/
2005-05-29
漱石の『坊っちゃん』を読んだのは、ひさしぶりに『坊っちゃんの
時代』を読んだから...
『坊っちゃん』の時代
漱石の作品は大好きで、学生の頃は『三四郎』『それから』『門』
と何度も読み返したものでした。内省的な主人公に自分の姿を重ね
ていたのかもしれません...
初めて読んだ漱石は『坊っちゃん』だったと思うのですが、それは
小学生の時分、子どもが読む作品であるような印象があって、読み
返すことはしていませんでした...
その漱石が、神経症を患いながらも書き始めたのが『坊っちゃん』
でした。とにかく痛快な物語を書いてやりたい、そうした気持ちか
ら一気に書き上げたそうです。『坊っちゃんの時代』は漫画です。
『坊っちゃん』のモデルは自分であると主張した、太田西涯という
人の本を下敷きにしています。その真偽のほどは分かりませんが、
原作の関川夏央が肉付けした物語には明治の物書きの個性がにじみ
出ていて、漱石や鴎外、啄木や一葉ら、その作品でしか接したこと
のない文豪たちが悩みつつ生きて、生きつつ悩んでいて、その生活
感ある生き様が泥臭く伝わってきます。
漱石が周囲の人をモデルに『坊っちゃん』の構想を練るところは、
関川さんの着想でしょうか、できすぎているような気もしつつ、と
ても面白く読みました。
特に樋口一葉にモデルを求めた旧時代の女性を清という坊っちゃん
の女中にみたてる場面が印象的でね...これは原作をあたらなければ
ならなかろうと『坊っちゃん』を求めた次第です。
出版物が氾濫している近頃は、近所の本屋で欲しい本がなかなか見
つかりません。ですが、さすがは漱石の『坊っちゃん』。駅前の小
さな書店で買いました...
昼からビールをひっかけて、みなとみらいが望める近所の公園で読
み始めました。主人公が松山に赴任するまでのくだりを律動感あふ
れる文章で綴った一章の、清との別れの場面に涙しました...
その後の物語はテンポよく進みます。漫画の中に若者と議論する場
面があって、自分の経験に照らさなければ小説は書けないが、生活
をそのまま書いては私が救われない、と述べるくだりがあります。
なるほど都会に住む人のちょっといじわるな視点で生活の風景や人
物描写が続きます。その中で坊っちゃんを取り巻く山嵐、うらなり、
清らは影一つない正直な人物として描かれています。
後に煩悶する少年、青年、壮年(三四郎、代介、宗助)を描くことに
なる漱石が、何故坊っちゃんなる人物を造形したくなったのか、や
やこしい人の世の生活に、ほとほと疲れていたのだろうか...
そんな深読みもあっさりと流れ落とす、物語の最後のエピソード...
・
坊っちゃん
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