美術と本と映画好き...
徒然と(美術と本と映画好き...)




そんなことをふと考える。
二ヶ月前にこんなこと書いてから。
変わらずに生き残るためには、変わらなければならない...

映画『山猫』の台詞だって...そんな言葉があったかなぁ...
とひっかかり、DVDで再見しました。

これは新しい時代の若者、アラン・ドロンが、古い時代の公爵、バ
ート・ランカスターに語る言葉でした。
『現状維持を願うなら、変化が必要です』

私などはむしろ、そのあとの場面で、お屋敷のバルコニーからバー
ト・ランカスターが語る以下の言葉に共感。
『どんな新しい体制も、この美しい風景は変えられないだろう...』

社会は変わるかもしれないけれど、その中にあっても変わらないも
の、そちらの方に魅力を感じるのです...

人は変われるのか?
私は変われないと思う。

世の中の動き、その時代時代にあう人、あわない人、いろいろいる
と思うのですが、そうそう簡単に人間は変わらない。変わるのはむ
しろ心持ち、人は弱いものだから周りの環境によって、明るくもな
れれば暗くもなる、そして、自分にぴったりの場所が見つけられる
ような人は、時代にあった人、それは一種の幸運と呼べるのではな
いだろうか...

長いことのんでんたらりとやっていると、いいこともあれば、わる
いこともある、そうしたものごとは循環していて、ふと気がつくと、
未知のものに出くわし、だけどよくよく考えてみると、どこかで経
験していることであったり...

だからね、無理して変わろうとすることはないんだ、きっと...

映画の山場でバート・ランカスターはこんなことを言います。
『我々は山猫だった、獅子だった、山犬や羊どもが取って代わる、
そして山猫も獅子も、また山犬や羊すらも、自らを地の塩と信じ
続ける』

むしろ小沢一郎が引用した言葉と反対の事ではないか。
まぁ、いいか...

・『黄昏と夜明け前』映画『山猫』の感想...
・『山猫』ルキノ・ヴィスコンティ

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