コンテンポラリーアートオークション (シンワアートミュージアム)

というわけで前夜祭にもお邪魔した、シンワアートミュージアムで
開催されるコンテンポラリーオークション、今日が本番です...
＃ 会場は立ち見の大盛況ぶりでした。

こうしたオークションを生で見るのは初めてなのですが、これって
現生が飛び交っていますよね...老若男女、善男善女、悪男悪女(？)、
様々な人間模様が見え隠れしています...

杉本博司でパドルを上げ続けていた少年は誰かのお使いなのでしょ
うか、額に汗をかきかき踏ん張っていました。しかし、300万の声が
かかったと同時にパドルをさげ、直後の 310万にかっさらわれてし
まいました。
＃ いまごろご主人さんに怒られてるかもしれないなぁ...(^^;

やっぱりこういうのは水ものなのでしょう、村上隆や奈良美智らは
いい値段をつけてました。一方、横尾忠則あたりは安く落札されて
いて、時代の移り変わりを感じたりもします。

変わらないのはウォーホルの人気。前夜祭で気になったイングリッ
ド・バーグマンは、300万超えてたかなぁ...偉くなって、あんなリ
トグラフを何とか室に飾ってみたら、さぞかし愉快でしょう...(^^;

奈良さんの作品でもっとも高額だったのは 1400万円です。私の目の
前に座ってた人が札を入れてたので皆がこちらを振り返ります。そ
んな視線がひりひりするんですけど...(^^;
内心でごめんごめん私ではないんです...って、いったい、誰に言い
訳してたんでしょう...(^^;

予想落札価格が 60～70万円だった石田徹也さんの作品が大商いです。
あれよあれよという間に値段が吊り上がって 600万オーバー。思わ
ず会場からは拍手がおきています。ここからが見せ場、小林孝亘、
天明屋尚が、がつんがつんと値をあげていきます...

天明屋さんの落札は凄かった。個人コレクターなのでしょうか、そ
の女性は何度か札を入れていて、落とした作品もあれば、落とせな
かった作品もあって、負けてしまった時はちょっと哀しそうに笑っ
て見せたりしていました。しかし、最後の最後は一歩も譲らない。
無表情にパドルあげ続けた本日の落札最高金額は 1600万円でした。
＃ それだけあったら私が欲しいヨットが四杯は硬い...(^^;

私も小遣いを持っていって、一度だけ札をあげてみました。このブ
ログでも何度か書いてる野口里佳さんの作品です。8万5千円からは
じまって、十万ちょっとならいいかもしれないな、と思っていたの
ですが落札価格は 17万。う～む。
＃ おかげで半年分の定期代に手をつけなくてすみました...(^^;

・シンワアートオークション

おまけ
・野口さんの作品について書いたこと