ジム・ランビー展『アンノウン・プレジャーズ』 (原美術館)

そうそう。本当は UK-Japan 2008 の招待で原美術館のレセプション
に参加することになっていたのですが、仕事が終わらずドタキャン
してしまいました。運営の方、並びに私のために落選してしまった
方、どうもすいませんでした...

というわけで日をあらためて観てきた次第です...

ジム・ランビーは名前しか知らなかったのですが、これは原美術館
を使ったひとつのインスタレーションです。床を這う波の意匠やそ
の上をたゆたうコンクリート詰めのレコードの作品は、日本の庭園
を思い起こさせます...

ベタな感想ですが、ベタなことをベタにやる。それが今回の展示な
のではないかと思います。

『メイベリン』とか『プラスチック・オノ』とか『カインド・オブ
・ブルー』とか...そこに飾られるチャックやジョンやマイルスのポ
スター...

あまりにも分かりやすく、それが返って分かりにくさを喚起する不
思議な展示スペースでした...(^^;

ひと通り周ったあとにカフェでランチ。琥珀色でキーンと冷えた泡
の立つお茶をいただいてから、あらためてゆっくり歩いてみます。

一階の一番大きな部屋にはもっと細工が欲しかったかな...ミュージ
アムショップの作品集には本展でも観られるモチーフがもっと魅力
的に使われていたので、惜しいなぁ...と思いました。

でも、個人的には楽しい展示空間でした。

個人的ついでに言えば、東京都庭園美術館のような部屋数が多い展
示スペースや東京都現代美術館の常設展示室のような大きな空間を
与えていじめてみたら、どんな作品を作るのだろう...ちょっと観て
みたいような気がします...(^^)

・ジム・ランビー展『アンノウン・プレジャーズ』 (原美術館) - 2009/3/29