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SPECULA #7「都市と芸術をめぐる現実(リアリティ)」川俣正vs桂英史
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京都国立近代美術館所蔵 洋画の名画(横浜そごう)
美術
/
2006-08-13
今日は家で休んでいた。布団の中でまどろみながら、遠くの雷や雨
降る音を聴いていた。夕方になって天気が良くなったので、少し出
てみることにした。雨がひいたあとの風が肌に心地よい...
横浜はそごう美術館で開催されている『洋画の名画』には京都国立
近代美術館に所蔵されている作品が公開されています。昼間の雨降
りのせいか、会場内には監視員の女性が三名、鑑賞者も私を含めて
三名ほどという、実にゆったりとしたひとときでした。
梅原龍三郎の『雲中天壇』、青い空を背景にした緑と橙の塔、ちょ
っとゆがんだところにかえって迫力が感じられて、見上げる構図が
決まっています。北京は天壇公園の祈年殿をモデルにしているそで
すが、夏休みに行ったときに寄れるかな...
長谷川三郎の『蝶の軌跡』、からっと明るい大きな画面が印象的で
す。戦前にこういう抽象画を描く人がいたんだな...
# 既視感があるのですが、子どもの頃の教科書に載ってたかなぁ...
岡田謙三の『入江』は大きな色面で構成された作品、かなり渋い色
使いですがにごったところがなくていい感じでした。隣に山口薫の
大作二枚が観られたのもうれしかった。
最後の作品は香月泰男の『奇術』、黄土と黒のテクスチャを間近で
観られます。
他、岸田劉生や向井潤吉が二十歳前後に描いた作品も、若々しくて
良かった...
・
京都国立近代美術館所蔵 洋画の名画
(横浜そごう) ~ 8/27
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