美術と本と映画好き...
徒然と(美術と本と映画好き...)




いつもの帰り道、いつもの中央線に乗る。ふと見上げるとつり広告。

> 男女の仲を越えた同期入社愛
> 総合職女性が初めて文学になった

へたなんだかうまいんだか分からないこのコピーが気になって、乗
り換えの御茶ノ水駅のキオスクで文藝春秋を買った。芥川賞全文掲
載。話し言葉が混じるですます調の文体に少し怯んだけれど、慣れ
てくるとすらすら読める。横浜の家に着くまでにはすっかり読んだ。

あっさりし過ぎの感もあり、そこがいいようにも思え...大人の寓話。

芥川賞の受賞作を読むのは女子大生作家以来二年ぶり。今回も松尾
スズキが候補になったことと落ちたことくらいしか印象になかった
けれど、ふとしたきっかけでいいものを拾った感がある。

芥川賞と言えば選者の書評。宮本輝、村上龍、山田詠美あたりはリ
アルタイムで読んでいた作家。山田詠美っていつから選者している
のだろう?久しぶりに読み返してみようかな。

おかしかったのが石原慎太郎の曰く『本質的主題の喪失』。この作
品や松尾スズキでは出番がなかったのでしょう、他の選考委員を向
こうに回しながら、本気で怒って苦虫かみつぶしている表情が思い
浮かんで、思わず笑ってしまいました(ごめんなさいね...)。

文藝春秋三月号(へぇ...アマゾンで買えるんだ...)

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