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2011年式XperiaをXperia Z1風味にしてくれるストックROM 4.0.4ベースのカスタ

2013-10-15 17:38:01 | Android

すでに簡易レビューは投稿済みですが、本日実物のXperia Z1 SO-01Fのホットモックを触ってきているのでそれとの比較を踏まえたうえで2011年型Xperia arc/arc S/Neo/Neo V/Ray/Pro用のカスタムROM、「XPERIA Z1 Honami Rom Proffesional」をレビューしたいと思います。

 

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このROMは2011年のXperiaシリーズにXperia Z1(Honami)の機能、およびAndroid 4.x以降を搭載したXperiaシリーズの機能を移植したカスタムROMになります。HonamiのROMイメージはすでに発売前から流出していたのでそれらのリソースを移植して作られたものだと思われますが、一部はHonami以前のXperiaシリーズから移植されたものも含まれているようで本物のHonamiとは挙動が異なるアプリもあります。(ウォークマンアプリやスモールアプリ関連など)

すでに2011年モデルのXperiaシリーズで動作するAndroid 4.1~4.2 JellyBeanのカスタムROMも出ていますが、これはあくまでストックROMをベースにHomaniやその他のXperiaシリーズの機能を移植したものになります。そのためOSは純正同様Android 4.0.4 IceCream Sandwitchのままになります。

インストールはClockWorkModを導入したStock ROM状態のXperiaで行いますが、セットアップ自体はAroma Installerで構築されているのでGUIベースで簡単に導入することが可能になっています。この時組み込むツールを選択することも可能です。このころのXperiaはストレージROM容量が少ないので必要なツールを選択できるのはうれしい限りかもしれません。デフォルトでインストールされているソフトはXperia純正以外はroot化済みデバイスでSU権限をとるために使うSuperUserとTitanium Backup(オプション)、YouTube HD(オプション)フラッシュライトにGoogle Play Storeのみと非常に最小限のものとなっています。ブラウザはXperia VL(4.0.4)から持ってきたと思われるAOSPブラウザがインストールされていました。(オリジナルのZ1はdocomo版SO-01FにはAOSPブラウザが入っておらず、Google Chromeがデフォルトブラウザになっています)

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ランチャーはXperia Z1のものを利用しており、挙動もほぼオリジナルのXperia Z1と同様の操作感覚を実現しています。

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ここら辺の挙動もそのまんま。

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通知領域+トグルバーもZ1のものがそのまま利用可能。ストックROM/Acro HDの純正ICS環境だとここでWi-FiやBTのオンオフができないのでやっぱりここで各種機能のオンオフを切り替えられるのは非常に便利です。(右はオリジナルのXperia Z1 SO-01Fの通知領域+トグルバーです)

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ロックスクリーンもAndroid 4.1搭載Xperiaシリーズ以降(もちろん本物のZ1にも)に搭載されているNXTロックスクリーンになっています。

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タスク管理画面も現在のXperiaと同じものに進化。全アプリワンタッチで終了可能でかなり便利になっています。またスモールアプリも対応。

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基本的にPDA時代から電話と統合されスマホとなった現在に至るまでマルチタスクオペレーティングシステムであっても基本アプリケーションは常に最大化したウィンドウで起動しておりマルチウィンドウでアプリの同時起動はできないのですが、スモールアプリはその名の通りほかのアプリとマルチウィンドウで同時起動できる”小さな”アプリケーションになっています。起動できるのはメモ帳、電卓などといったアクセサリのほか、簡易WEBブラウザなども利用可能で地味に便利な機能になっています。Google Play Storeで公開されているほかのスモールアプリも追加可能。

ただしこれ、UIがXperia Z1はもちろんAndroid 4.1以降を搭載したXperiaのものとは異なるのですがどうもICSの時点で対応していたXperia T(ICS)などのものを移植して持ってきているようです。

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カメラも「CyberShot Camera/CyberShot Camera 3D」に変更。現行のXperiaシリーズと同じUIになっていますがさすがにプレミアムおまかせオートまでは利用できないようです。Z1のカメラアプリはこれとはUIが異なったのでこちらも別のXperiaシリーズから移植したもののようです。パノラマ撮影も可能で3Dパノラマカメラ(オリジナルのZ1などだと対応したTVなどで3D表示になります)も一応とれるようですが、acroのカメラで機能するのかどうかは不明。

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ウォークマンアプリ、ムービーアプリも入っています。ただしZ1の、Music Unlimitedやクラウドに対応した最新版ではなく、その一つ前あたりのバージョンがインストールされているようです。

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アルバムアプリはこんな感じ。ホットモックのZ1を見た感じUIはそこまで大きな差はありませんでしたが、こちらもPlayMemories Online(クラウドストレージ)に対応したものになっているようでこのカスタムROMに入っているのは一つ前のバージョンのようです。とはいえ撮影した時期で写真をまとめてくれるこのUIは非常に使いやすいです。

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OSは前述のとおりストックROMのBuild 4.1.B.1.13がベースになっているのでAndroid 4.0.4のままですが、System UIにXperia用Android 4.2.2のものを持ってきているため設定画面のUIはJellyBeanのものになっています。バージョン情報を連打して出てくるイースターエッグも

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この通りICSであるにもかからわずすでにドロイド君であることをやめたジェリービーンズ君が表示されます。バージョンナンバーは4.2でZ~Z1あたりのものを移植してきたのでしょうが中身は4.0.4(ry

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Xperia Z UltraやZ1、Z1 fに搭載されている画像処理エンジン「X-Reality™ for Mobile」も移植されているようです。見た感じ本来搭載されていたMobile Bravia Engine 2を置き換えているようですが実際に動作しているかどうかはちょっとわからないかなぁといったところ。

 

動作のほうはあくまでストックROMベースで、なおかつうちの環境は(保存領域が少ないのもあって)インストールしたアプリを最小限にとどめたのもあるのかもしれないのですが軽快で下手したらacroストック2.3やarc Sストック4.0.4よりも軽いんじゃないかなぁとすら思える軽快さになっています。Z1の環境を100%そのまま再現しているわけではないものの、2011年モデルのXperiaで最新のZ1の雰囲気を体験できるカスタムROMになっています。机の中で眠っているarcやacroがある方は試しにインストールしてみるのもいいかもしれません。




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