Addicted To Who Or What?

引っ越しました~
by lotusruby

『灼熱の屋上』(DVD)

2007-04-30 23:45:25 | K-Movie Notes


(Image source: cine21)

チャン・ジン監督が、監督デビュー作品『あきれた男たち』の前に、脚本と俳優で参加している作品『灼熱の屋上<原題:개같은 날의 오후(犬のような日の午後)>』(1995年 監督:イ・ミニョン)をようやく鑑賞。明日公開となる『息子』鑑賞前に、チェックしておかなくちゃと思って・・・

英題が『A Hot Roof』と聞くと、なんとなくテネシー・ウィリアムズの戯曲「熱いトタン屋根の上の猫(Cat on a Hot Tin Roof)」を思い出したりして、こちらは犬だけどあちらは猫っていうところも、もちろん互いの内容は全然違うけれど、洒落だったり?と、つい深読みしていまう。


「犬のような」とは「最悪の」という意味。「犬」って韓国語では良い意味に使われないのね。ポスターはなんだかとっても可愛いワンコの大行進なんだけれど・・・

40度を越す記録的な猛暑のある日、人々のイライラも頂点に達する時、夫ソング(イ・ジェラク)から虐待を受けていたジョンヒ(ハ・ユミ)を目撃したアパートの女達は、彼女を助けようと夫ソングをコテンパンにやっつけてしまう。救急車で移送中にソングが死んでしまい、殺人事件として、女達を捕まえようと警官隊がアパートに到着する。女達は団地の屋上に立てこもる。事件を聞きつけたテレビ局のホン記者(ムン・スジン)が事件を報道すると、女性を中心とした市民から支持を得て、女性vs男性の戦いに発展していく。

屋上に立てこもる女達にはそれぞれ男性に虐げられた過去を持ち、男性上位主義の韓国社会のアイロニーでもあり、DVの問題、フェミニズムの尊重、伝統的な儒教観念の打破・・・のようなものがちりばめられている。チャン・ジン(のちの監督)が演じるカメラ小僧が憧れるユミは、実はゲイだったりする設定も、ジェンダーフリー的なテーマだったりする。

ちょっと社会派路線?と思えなくもないが、作風はいたってコメディ。テンポもよくて、社会の重くるしさや暗さを吹き飛ばすような描き方が心地よい。女たちの考え方も決して悲観的でないところがイイ。

バラバラな存在だった女たちは、屋上に立てこもることによって、まるでバラバラのパズルがひとつの絵を生み出すように、ストーリーが組み立てられていくところが面白い。

この作品は不思議なことにスター不在。でも、どこかで見た顔があちこちに・・・。事件のドサクサに紛れて留守宅に忍び込む泥棒にキム・ミンジョン、機動隊長はチョン・ボソク(『誰にでも秘密がある』の次女の教授)、特殊部隊長はキム・スンウ、屋上に立てこもる女たちでは、ソン・オクスク(「冬ソナ」の4様のオモニ)やチョン・ソンギョン(『彼らだけの世界』のビョンホンの相手役)
、記者のムン・スジン(ドラマ「明日は愛」のチェラン)。イ・ボムスも出ているらしいが、分からなかった・・・

ホント、見ながらパズルで遊んでいるような楽しさがあって、そして最後にはきっちりパズルが仕上がる満足感も味わえる作品で、個人的にはかなり好きな作品


 


早口ことばかい?

2007-04-29 23:03:35 | Suda on J.J.Y.

また、どうしてこんなことが芸能ニュースの記事になっているのか?
たしかに、噛みそうなネタ・・・(笑)

    

「チャン・ジニョン、チョン・ジニョン、チョン・ジェヨン 私たちも混乱してます」
(2007/04/28 11:50
동아일보

忠武路の宝石のような演技者チャン・ジニョン(장진영)、チョン・ジニョン(정진영)、チョン・ジェヨン(정재영)。 これらには何の共通点がなく見えるが、'ㅈㅈㅇ' 子音が反復される類似した名前のために不本意ながら多くの人々を混乱させる。
・・・(中略)・・・
最近インタビューを持ったチョン・ジニョンは、「私だけでなく、チャン・ジニョン、チョン・ジェヨンのご当人たちもこんがらがっている。時々記事を見ると、まだ名前を間違って使う方々がある。 使われた本人の方が分かるので、気付いたら直して」と笑い飛ばした。

韓国の人の名前は確かにややこしいです。姓の数少ないため、同姓が多い上に、この韻を踏んだような名前が、韓流にハマッた頃には厄介でしたね。当の韓国人がややこしいとおっしゃるだけあって、外国人の私にとっては、ハングル文字を見ればまだ違いが分かるものの、これを聞き分けるのは至難の業なんですけどねーーー。

それと、余談ですが・・・いつもお世話になっている翻訳機君にひとこと言わせてもらうと、翻訳エンジンによって、固有名詞の表記が違ったりする・・・
OCNはちゃんと、「チャン・ジニョン、チョン・ジニョン、チョン・ジェヨン」と出るのですがね、Exciteでは、「ジャン・ジンヨン、ジョン・ジンヨン、ゾングゼヤング」。
誰それ?ってな、感じで・・・ 固有名詞の読みぐらいちゃんと訳せよっていつも思うのですがね。

そういえば、2ヶ月前にハハのテンテンクラブでジェヨンの公開出演を要請していましたが、あれどうなったのかなぁーと思ってHP見たら、まだ「要請中」で、なんだかやけにカッコイイ写真付バナーができてて・・・ ハハも引くに引けず?(笑) 一体いつまで続くのかな(笑)

   

 

 


『家族の誕生』(VCD)

2007-04-28 22:11:34 | K-Movie Notes


(Image source: nkino

昨年TIFF「アジアの風」部門で上映された『家族の誕生(
가족의 탄생)』(2006年 監督:キム・テヨン)。
2006年 第27回 青龍賞/監督賞、女優助演賞(チョン・ユミ)、2006年 第26回 韓国映画評論家協会賞/最優秀作品賞などを受賞。

この作品、韓国映画の底力という感じがした。最近見た韓国映画の中ではかなりポイント高い作品。3部構成になっていて、オムニバス形式なのねぇ~と、オムニバス好きの私好みだと思っていたら、展開は意外で・・・

第1部 - 5年も音信不通だった弟ヒョンチョル(オム・テウン)が家に戻ってくることになり喜ぶ姉ミラ(ムン・ソリ)。ところが、ヒョンチョルは母親ほど歳の離れたムシン(コ・ドゥシム)と一緒にころがりこんでくる。挙句の果て、ムシンの前の夫の前の妻の子供までもが・・・ ミラは困惑を隠し切れず、ムシンとの生活はギクシャクするが、ヒョンチョルがある日出て行ってしまう

第2部 - 日本語観光ガイドのソンギョン(コン・ヒョジン)は恋人ジュノ(リュ・スンボム)と上手くいかなくなりどこか心が荒れている。その上、彼女を悩ますのは母親のメジャ(キム・ヘオク)。家庭のある
男に入れあげ、異母弟もいる。そんなソンギョンは、とにかくこの国から出て行きたいと願っている。 

第3部 - お人よしで誰にでも優しすぎるチェヒョン(チョン・ユミ)にギョンソク(ポン・テギュ)は、彼女が助けを求める他人を放っておけず恋人との約束さえすっぽかしてしまう彼女の性格に苛立ち、自分への愛情さえも疑ってしまう。ギョンソクは、別れを決意するが・・・

この一見何の関係もなさそうな3つのストーリーが、実は一つにつながっていて、一つの家族を形成することが、この作品の見所である。家族の絆って何だろうかという問いかけが命題であるようだ。「血縁」だけが家族を形成するのではなく、「人の縁」だということ。

この作品の命題は、韓国社会、とりわけ血縁を重視する韓国の家族社会ではどう受け入れられたのだろうか? ドラマや映画の中でよく見かける、親のない子が疎まれるシーン、同族会社が多いのも「血縁」へ絶対的信頼を置いているからではないかと思ったりする。


それにしても、出演陣がなんといっても豪華(だと思う)。スターはいないけどね。弟の年上の恋人ムシンに対するムン・ソリのドン引きぶりは笑えるようで笑えないし、最近実生活で破局したカップルコン・ヒョジン&リュ・スンボムのすれ違う恋人たちの心が軋む音が聞こえそうだし、それにポン・テギュのメロ&シリアスって結構新鮮だったりして(笑)。

この作品、日本での配給がついているとか。近日劇場で見られるかもしれない。



『春の日のクマは好きですか?』(DVD)

2007-04-28 01:11:03 | K-Movie Notes


(Image source: nkino)

ちょっと前に見た『春の日のクマは好きですか』(2003年 監督:ヨン・イ)。そろそろ血や拳が恋しくなってきた・・・

スーパーのレジ係のヒョンチェ(ペ。ドゥナ)は、ちょっとユニークな女の子で、男性からも振られてばかりだが、いつか王子様が現れるとユメを見る日々。ある日、父親(オ・グァンノク)に頼まれて借りてきた図書館の画集に、愛の告白メッセージを発見する。次に画集を借りるとまた同じようなメッセージを発見。これは自分に向けられたメッセージだと思い、相手を突き止めようとする。メッセージを送ったのは図書館の司書(ユン・ジョンシン)なのか? ヒョンチェに思いをよせる同級生ドンハ(キム・ナムジン)は気が気ではない・・・

ぺ・ドゥナのための作品とも言えそう。ぺ・ドゥナが可愛くて、彼女がいなかったら話にならない。
いやーん、オム・テウンがゲスト出演してるじゃない・・・ラッキー!と、ハイテンションで見始めたけれど、ストーリーは、不思議ちゃん系少女マンガを読んでいるみたいなホンワカ展開。恋人(オム・テウン)の横で、オヤジみたいにスルメをかじりながら映画を見るところがかわいい。

こんなキテレツな女の子とバランスをとるかのように、そんな彼女に想いを寄せる相手役を演じるのは、性格も顔立ちも無難なキム・ナムジン。このバランス感覚は最高。

キム・ナムジンといえば、ドラマ「12月の熱帯夜」でオム・テウンの姉のオム・ジョンファと共演し、(韓ドラにありがちな)不治の病を抱える青年役だった。「人妻が若い男にほだされて夫も子供も捨てて新しい世界へ」的なストーリーで、オム・ジョンファがこの変わった人妻で、キム・ナムジンはここでも地味なひたむきさで、変わりモノの人妻とのバランスをとっていた。この人妻にも、若い純粋な青年にも共感できず、妻の背中を押して家庭から解き放ってやる夫(シン・ソンウ)の切なさだけが心に残ったのだけど・・・

話が横道にそれてしまった・・・

ちょっと妄想気味で天真爛漫な
ペ・ドゥナをみていると、遊園地に遊びに行くような感覚。この作品は直球メロで、病気とか、事故とか、貧富の差に悩むカップルとか・・・いわゆる典型的な韓流エレメントはなくて、日常のありふれた接点やすれ違いを通して、自分の近くにある愛情に気付くまでの過程をじっくり描いた作品。

ヨン・イ監督は、『オールドボーイ』の予告編を製作したことで有名、CM・広告界の出身。ペ・ドゥナの部屋や衣装、この作品のポスターはポップな感じで、どこかギョーカイっぽさを感じさせるが、作品全体の色使いがとてもいいと思う 。あと、私的には、ペ・ドゥナとキム・ナムジンより、ペドゥナと父親役のオ・グォンノクのペアの方が見ていて面白かった




Killers knocked me out with their ・・・ ^^;

2007-04-22 16:01:32 | Suda on J.J.Y.


今日しか上映スケジュールの合う日がない『ガン&トークス』。
リクエストを採用してくれて、ありがとうシネマートさん

「韓流は並んで待て」は大原則なので、とりあえず1時間前にシネマート六本木に行ったら、すでに並んでおられる方々が20人ほど。もしかして、公開したばかりの『フライダディ』のイ・ジュンギペン?と思ったのですが、ウォンビンペンが多かったような気がします。

あまり語ると、本編の良さが損なわれそうなので、やめておきますが、それはともかく、最近ジェヨンを見てなかったせいか、メロメロ に  を射抜かれフラフラになって帰宅しました

この作品はDVDでしか見たことがなかったので、ちょっと中だるみだと感じていた場面も、スクリーンでは全然そんなことはなく、なんてスキのない、無駄のない作品だったのかと、今さらながら気付きました(遅いよ・・・)。音楽もよかったです・・・。

何しろジェヨンだけでなくて、出演者全員の魅力がいっぱいだし、最初から最後まで、場内で笑いコケてしまわないように、笑いを噛み殺すのが大変で(汗;

『拍手する時に去れ』の配給も決まったそうで、チャン・ジン作品はまた劇場で楽しめることになりそうです・・・



『ホワイト・バレンタイン』(DVD)

2007-04-18 21:10:45 | K-Movie Notes


(Image source: cine21)

チョン・ジヒョンとパク・シニャンの『ホワイト・バレンタイン(화이트 발렌타인)』(1999年 監督:ヤン・ユノ)。
『ホワイト・バレンタイン』は見たものと思っていたら、見ていなかったことに気づいた。私がずっと以前に見たのはソン・スンホンの『ホワイトクリスマス』だった・・・ホワイト違い・・・

小鳥屋のシニャン・・・ひやぁー(汗)、誰かと思った・・・シニャンファンにとっては、あのロン毛はツボなのだろう。
鳥を愛する心優しき男ではあるのだけど、ニューヨークのセントラルパークのハトおばさん(「ホームアロン2」)を彷彿させるハトおじさん。演技の上手・下手とか、見かけの問題ではなく、どうもキャラへの「化け」がいまひとつしっくりこない。個人的には、『キリマンジャロ』みたいな役がよかったと思うのだけれど。

この作品、当時高校生だったチョン・ジヒョンのデビュー作品でもある。役柄は絵描き少女の役・・・デビューして6作目の『デイジー』で演じた絵描きの役柄と、印象がほとんど変わらない。「化け」がない。というより、見た目がいつも同じだからそう感じるのか、それともその自然体が売りなんだろうけど。

「化けの皮」って厚すぎても、薄すぎても目立ってしまうが、主演2人の化け方が甘い分、ヤン・ドングンの化けの上手さが目をひく。私が初めて見たドングンは、TVシットコム「ニューノンストップ」。イタズラ好きのやんちゃ坊主大学生役が可笑しすぎて憎めずで、かなり印象は強烈だったはずなのに、この作品では、「あれ?ドングンなの?」ってな感じの冴えない大学生を好演

この作品、全体的に話がプチプチ途切れるような感じがする。文通とか、伝書鳩とか、絵本とか、そういうアナログ的な小道具がノスタルジックといえばそうなんだけど・・・胸キュンな作品だと期待していたら、ちょっとはずれ・・・ 

見えない糸でつながっている相手を探し出すために、伝書鳩の足に糸をつけて、見える糸にしてしまう演出がちょっと面白いなぁと思った。

あらら、結局何がホワイトバレンタインだったのか・・・
『ホワイトクリスマス』も ??だったけれど、『ホワイト・バレンタイン』も ??
よくわからないまま終わってしまった。

 


『愛の傷』(DVD)

2007-04-17 23:55:56 | K-Movie Notes

(Image source: movist)
『愛の傷』(2005年 監督:ユ・サンウク)って、まさしくソープオペラ的タイトル。原題は『シュロの木の森(종려나무 숲)』。

エリート弁護士インソ(キム・ミンジョン)は、大学での講義のためバスでカンヌンに向かう。すると前日に見合いをしたキャリアウーマン ソンジュが乗り込んでくる。彼女はインソに気があり追いかけてきたのだ。インソは、ソンジュに自分の2年前の愛について語り始める。

2年前の舞台は巨済島(コジュド)。インソは、島の造船会社から請われて、特許関連の業務で島に渡る。その造船所で、男性たちに混じって働くファヨン(キム・ユミ)と出逢う。ある日酔いつぶれたファヨンをインソが家まで送りとどけるのだが、彼女の家は、シュロの木で覆われた人里はなれた海辺だった。そこで、インソは、ファヨンの祖母(チョ・ウンスク)から、自分自身とファヨンの母(キム・ユミ2役)にからむシュロの木にまつわる悲恋話を聞く。

ストーリーテラーの話の中に、さらにストーリーテラーがいて、入れ子みたいな構成。この入れ子の中で、祖母(チョ・ウンスク)、母(キム・ユミ)、娘(キム・ユミ2役)と3代にわたってこの島に生きる女性の話をつづる。メロでもちょっとヒネリのある構成で、ストーリーの奥に分け入っていくような感じで、ちょうどシュロの森を分け入るようなイメージと重なっていて、小説だったらしっとりした話で良かったような気がする。

それぞれのストーリーテラーの話が淡々としているのが気になるが、もちろんお涙ちょうだい的な情感たっぷりすぎる話だと、それはそれで陳腐になるので抑えた感じとでも言おうか。

島の造船会社で働く女性作業員と、その会社に請われてソウルからやってきた弁護士。田舎娘とシティボーイの恋。これもまたありふれた構図すぎて、せっかくシュロの木の森をかきわけて愛を探し歩くみたいなイメージが、映像になるとピンとこない。

エンディングは、「愛と青春の旅立ち」コジュド篇かとも思えたりして、ちょっと笑えた。(笑うところではなかったけれど・・・)

キム・ミンジョンはなんだか懐かしい。もともとはバラード系の歌手だったとか(今も歌手・・・マルチタレント)。ドラマ「秘密」で、アパレルの若社長役を演じていたのを思い出す。あのドラマは、キム・ハヌルとハ・ジウォンの異母姉妹対決が面白かった。

それにしても、どうしてこんな韓国内でもほとんど話題にならなかった作品が日本語化DVDになっているのか・・・版権がお手ごろ価格だったのか、韓流的メロ作品はとりあえず日本語化しておくということか・・・


 


ナンパ未遂を悔やむ

2007-04-14 22:00:00 | K-Movie Columns


(Image source: donga.com)

さて、久々にキム・ジウン監督の顔を見て・・・
なんだかステキじゃないですか。やっぱり釜山でナンパしておくのでした。ATMでお金を下ろしている男の人の背中になぜか吸い寄せられ、後姿だけで、あれはキム・ジウン監督だ!と気付いた私もエラい!? 運命のお引きあわせだったのに、ナンパの技術を持たなかったことが悔やまれます

『良い奴、悪い奴、変な奴』がドリームキャスティングなので、話題多しの監督ですが、この映画、出来上がったらぜひとも韓国で見ておきたい。理由は、韓流スター出演作品なのでおそらく日本での公開まちがいなしでしょうけど、日本では、ウソンバージョンとか、ビョンホンバージョンとかカスタマイズされそうな気がするので・・・

『オーシャンズ・イレブン』風に仕立てたいとか。でも足りないよ。イレブンどころかスリーしかいないじゃない スリーといえば、ジウン監督のオムニバス『THREE~メモリーズ』も見ていなかったな~。話が横に逸れて・・・

ところで、この『良い奴・・・』の製作が発表になったときに、ウェスタン? SF作品じゃなかったっけ、と思ったのでしたが、SFオムニバス作品『人類滅亡報告書(인류멸망보고서)』はどうなったのでしょうか。

未来の地球滅亡の時を前後して地球上で展開する話を、キム・ジウン監督、イム・ピルソン監督、ハン・ジェリム監督の3人が綴るオムニバス映画。

   
   (Image source: film2.0)


 キム・ジウン監督『天上の被創造物(천상의 피조물)』
寺で働く案内ロボットが悟りを開いて前代未聞の荒唐な状況を作り出すという内容。キム・ガンウがロボットの修理工パク・ドウォン役を、キム・ミンソンが悟りを開いたロボットを守るためにロボットの製造者と対立する意志の強い女性役。

 イム・ピルソン監督『すばらしき新世界(멋진 신세계)
循環する地球のシステムの中で、人間が消耗品に転落する過程を、ゾンビになる純真な青年の話。このゾンビ役って、リュ・スンボムでしたね。この短編はこのオムニバスのひとつだったのですねー。それにしてもゾンビ役って斬新。

 ハン・ジェリム監督『クリスマスの贈り物(크리스마스 선물)』
0・ヘンリーの美しいラブストーリー「クリスマス贈り物」を再解釈する作品で、地球滅亡を控えた恋人たちの原始的欲望をミュージカル仕立てで扱う作品。

悟りを開くロボットに、ゾンビに、ミュージカルあり・・・ 荒唐無稽とも思えるオムニバスだけど、見てみたい・・・

当初2007年1月公開予定になっていましたが・・・ 遅れている理由はお決まりの製作コスト問題。各編あたり15億ウォン、3編総額で約50億ウォンの投資が集まらず難航したようですが、とりあえず資金を確保でき、ジウン監督の『天上の被創造物』とピルソン監督の『すばらしき新世界』はすでに撮影&編集が終わっているようです。ハン・ジェリム督の『クリスマスの贈物』は、『優雅な世界』撮影後、製作開始の予定とあったので、まだ製作中なのでしょうか・・・

最近の韓国映画界、何かと投資の話ばかり。あのカン・ウソクファンドも資金繰りで苦労しているというニュースが出たばかり。興行収入の伸び悩みが資金の集まりが悪い最大の理由らしいですが、そもそも映画人口に対して製作本数が多すぎるのでしょうかね。4月だけでも、国内映画が10本以上の封切りってすごい。多い分、面白い映画を発掘できる楽しみもあるので、少なすぎてもつまらないしねー。

ハン・ジェリム監督の『クリスマスの贈物』はミュージカル形式で、音楽はアニメやゲーム音楽など多分野で活躍している菅野よう子さん(「攻殻機動隊」、「信長の野望」、「ハチミツとクローバー」など)が手がけるそうです。すでに、ハン・ジェリム監督とは現在公開中の『優雅な世界』でも手を組んでいます。最近、とくに音楽分野では、韓国映画に日本から参加するケースが増えてきました。もう珍しい話でもなくなってきたのですね。

結局、このSFオムニバスはいつ公開になるのでしょうか。それとも、もう短編で切り売りされたりして・・・。

ところで、韓国映画監督の海外進出の可能性ありという記事(古いけど・・・ FILM 2.0 해외 프로젝트, 더 꼼꼼히 따질 때 2006-07-25)を読んだのですが、海外でも評価の高いパク・チャヌク、カン・ジェギ、キム・ジウン、ポン・ジュノ、ホ・ジノ監督らには、アジア、北米、ヨーロッパからも演出オファーがあるそうです。

アジア圏の監督にはホラーをやらせようというオファーが多かった中、ジウン監督にはハリウッドあるいはヨーロッパ俳優らと共に100%英語セリフで作られるノワール映画のオファーがあったとか。 ヨーロッパのノワール映画のリメイクロジェクトだったそうで、契約がうまくいけば2007年夏にプロジェクトが動き出す予定だったようですが、この記事が古いので、その後どうなったのでしょうかねー。

どんどん、話が横に逸れていきそうなので・・・
とりあえず、ジウン監督にはまたどこかで会えることを祈りつつ・・・


 


なんだか、鳥つながり・・・

2007-04-12 23:07:03 | Suda on J.J.Y.

ひとりでペンギンネタで盛り上がっていたら、次は渡り鳥・・・

チャン・ジン監督の新作『息子』で、ジェヨンは声だけ出演するそうです。そういえば、ジェヨンは、これまでのチャン・ジン作品には全作品に出演していたのでしたね。今回は声だけでも参加。

   

チョン・ジェヨンは、挿入される3Dアニメーションで渡り鳥家族のお父さん役。渡り鳥家族の娘役はコン・ヒョジン、叔父さん役はシン・ハギュンがそれぞれ声を担当するそうです。ほかに、ユ・ヘジンも隣に住むおじさんの声だけ出演(笑)・・・さすが、ディテールが何気に豪華。

渡り鳥のアニメってなんだろう? 作品の中でどんな演出道具になっているのか、ふふ、楽しみが増えました。


 


『天下壮士マドンナ』(DVD)

2007-04-10 23:40:27 | K-Movie Notes

(Image source: nkino)
韓国版DVDを見るときは、かなり気合がいる。理解できないながらもハングルを聞き、映像を見つつ、字数制限がないと思われる英語字幕を目で追うという、重労働を強いられる。おそらく頭の中の脳はフル回転しているに違いない(笑)

さて、昨年韓国映画界で話題をさらった『天下壮士マドンナ(천하장사 마돈나)』(2006年 監督:イ・ヘヨン&イ・ヘジュン)をようやく見た。

日本でよく知られている韓流スターは誰ひとり出ていないが、日本人なら誰でも知っている某SMAPメンバー(って、韓国といえば・・・すぐわかるあの人)が出ているという、大変キチョーな?作品。日本での配給が決まっているのだから、とっとと上映してほしい。

主演のリュ・ドクファン君。『トンマッコルへようこそ』のソ・テッキ役が記憶に新しいが、この作品では、ジェヨンのマンテクもびっくりな+27 kg でチャンレジした作品。

ドクファン君演じるドングは、性同一性障害を抱え(トランスジェンダー)、マドンナみたいな女の子になりたいおデブな高校生の男の子。日本語の先生(チョナン・カン)に恋心を抱いている。ただ、家庭環境は悲惨。飲んだくれて仕事もクビになってしまうダメな父親(キム・ユンソク)と弟との3人暮らし。母親(イ・サンア)は家を飛び出したまま。

ドングは、女の子になりたくて、手術を受けることを夢見ているが資金が足りない。ある日、シルム(韓国式相撲)のトーナメントで優勝すれば、優勝賞金を手にすることができると知り、シルム部に入部。

男くさいシルム部でも、乙女心を忘れないドングのしぐさが、ドクファン君だからかわいく思えるのか・・・Tシャツを脱ぐときの「女の子脱ぎ」がかわいかった。

シルムより何よりもびっくりしたのは、あのキレのよいマドンナのダンス・・・ドクファン君ったら、踊りもできるのね。

いくらドクファン君がかわいくても、突然愛を告白されたら、チョナン・カンみたいにドン引きな反応が普通だろう。ドングの心を傷つけ、見ていて忍びないのだけど。あまりに理解不能なシチュエーションだったせいか、チョナン・カン、ハングルより日本語のイントネーションがヘンだったよ・・・あれは演技?(笑)

しかし、シルム部のコーチ(ペク・ユンシク)は、コーチのくせに一度も土俵際でドングを指南していた様子がなかったような。トイレにこもらなきゃ指示がだせないのか(笑)。この方のどこか奇妙な行動は見覚えがあると、ずーっと考えながら見ていて、ようやくエイリアン(『地球を守れ!』)であることを思い出した。

個人的な印象では、韓国社会はおそらく日本以上に、男は男らしく、女は女らしく生きることが、人間のまっとうな生き方と考えられているように思え、そんな中で、このテーマはある意味タブーの部類に入るのではないかと思う。タブーだからこそ、かえってリアリティ感があるような気がする。

ただ、映画館の中ではドングを応援し温かく見守ってあげたくなっても、映画館の外に出ればドングは冷遇されるような気がしてならない。

悩めるドングに対する父親の反応と母親の反応がまた対称的。「望みどおりに生きてみなさい」とドングの背中を押す母親と、まったく理解しようとしない父親。こういう時、異性の母親の方が強くて、同性の父親の方が拳で説得させようとしながらも内心オロオロで、リアリティ感がある。
私的にはこの父さんは Myタイプ。リアリティ感はキム・ユンソクの演技論に通じるものがあったようで、偶然下記の記事を見つけて、ちょっと嬉しくなった。そして、この父さんも変わっていくものね・・・

父さん役のキム・ユンソクのインタビュー記事(cine21 No.581)より。
「私が演じたい人物は、自分と近い人物だ。 30代後半で40代初めの韓国男性の日常を描いてみたい。どうにか人生(生活)のバランスを保とうとする人物を描きたい。」 他の俳優は‘強い’役を演じたがるが、なぜ平凡な人物を描きたいのか。「自分と近い人物を描くことで、演技と演技でないものが分かるようになる。人生(生活)の小さな波風であっても、そうしたものにさらされることにより、人間はいかようにも変貌する。・・・生半可な気持ちで人になんらかの烙印を押すことは嫌いだ」

ドクファン君のお父様はすでに他界されているそうで、「父親と対峙する息子」を映画の中で再現しているように見えたりすると、少し切ない気もする。

この作品、最初の部分は映像の背景も含めてやけに暗くて、本当にコメディ?なのかと思ったけれど、だんだんと笑いが増えて、最後には晴れ晴れした気分になる。これってドングの重たかった心が、どんどん軽くなっていくのと同じ心情風景の過程を辿るようだ。

さてさて、これでようやく心おきなくドクファン君次回作の『息子』にシフトできる・・・


『映画館の恋』

2007-04-08 22:24:08 | K-Movie Notes


(Image source: nkino)

韓国アートフィルム・ショーケース第4弾は、『映画館の恋(原題:劇場前)』(2005年 監督:ホン・サンス)。

どうも日本で上映される韓国映画は、決まってタイトルが原題より甘くなる。この作品のタイトルもまたしかり・・・ 邦題に迷わされてはならない典型。

見終わって、ホン・サンス監督にやられた、と思った。韓国アートフィルム・ショーケースのラインナップでは、一番期待していたのに、最も期待を裏切られた作品。期待すると肩すかしを食らい、期待していないとボーナスが降って湧いてきたり・・・。もちろん、いつもいつもそういうわけではないけれど、映画なんてそんなものだったな、ということを思い起こさせてくれた。昨年TIFFの『浜辺の女』上映時に、流暢な英語でティーチインをするインテリなホン・サンス監督に、ちょっと惑わされた?(笑)

ホン・サンス作品は、カンヌ常連ではあるけれど、この作品も2005年カンヌ映画祭コンペティション部門に出品された。でも、「カンヌの冠は疑ってかかれ」ということもちょっと学んだかも

『気まぐれな唇』、『女は男の未来だ』、『浜辺の女』・・・この路線で見てはいけない作品だったようで、ホン・サンス監督の初期作品は未見なのだけれど、もしかすると、そちらに近い方の作品なのかもしれない。

劇中劇の手法が取られており、
劇中劇の中にさらに劇が組み込まれている。劇場の中と外、スクリーンの中と外の世界が対比して描かれている。この作品内で描かれる映画(イ・ギウ&オム・ジウォン)と観客(キム・サンギョン&オム・ジウォン)の存在があって、そして、この作品とそれを見る自分自身(観客)の存在があって。何層にも重ねられた「存在」の存在が妙にややこしく、お菓子でいうとミルフィーユみたいな・・・でも無味なミルフィーユで・・・

オム・ジウォンが、劇中劇の映画の中でイ・ギウの恋人役、現実の世界でキム・サンギョンがちょっかいを出す女優役の2役を演じるものだから、さらに込み入っている。

作品では、映画の世界と映画館の外の世界が鏡のように映し出される。鏡のように進行するとわかった途端、睡魔が襲った・・・でもコクリとしたのは(たぶん)5分ぐらいだったと思うけれど、やっぱりストーリーは鏡のように進行していて、理解に何の支障もなかった。この倦怠感は一体何だろうか?と、寝てしまった自分を言い訳しつつ・・・

でも、もちろん現実は映画の鏡じゃないはずだし、どこで切り返してくるのかと、今か今かと待っていたけれど・・・
病院から出てきたキム・サンギョンの深刻な顔つきを見て、まさか、ここで終わらないでしょうねーと思った途端、エンドロールが流れ出し・・・
ええーっ。やられた・・・



『ホリディ』 そして・・・ 『ハッピーフィート』 ♪

2007-04-08 01:36:21 | Cinema な時間

     

本当は『ハッピーフィート』が見たかったのに、同行者に「そんな子供じみた・・・」と却下されて『ホリディ』を見たのは先週末。

『ホリディ』の出演者は全員好き。キャメロン・ディアス、ジュード・ロウ、ジャック・ブラック、ケイト・ウィンスレット・・・アメリカ女(キャメロン) X イギリス男(ジュード)、アメリカ男(ジャック) X イギリス女(ケイト)
のハッピーカップル誕生物語。

大西洋を挟んでアメリカとイギリスのアングロサクソン意識融合をはかろうみたいで、どうもしっくりこない。その最たる理由は、ホーム・エクスチェンジという設定。あれほど「セキュリティ」なるものにやたら敏感で、セキュリティへの投資を惜しまない人種が、見ず知らずの人に即日OKで家を明け渡す? ハリウッド的夢物語。ロマコメだから非現実的な部分には目をつぶれるけど。

「ロマコメの王道にこだわるが、ステレオタイプではない」(Movie Walker)と書かれてあったが、奔放で積極的、言いたいこと、やりたいことは口に出してみるアメリカ女性と、ナイーブで涙もろく、話し上手で聞き上手なイギリス男性のロマンス。キャラ設定はステレオタイプ以外なにものでもないと思うのだけど。結局、ロマコメ&ハッピーエンドって、最終的には許せてしまうのだけどね。135分は長いかな。


       

しっくりこなかった穴埋めは、ペンギンしかいない・・・
残業した日の夜、突如として劇場に駆け込みレイトショーで『ハッピーフィート』

『踊るマハラジャ』もビックリな、ペンギン数千羽による大合唱とダンス、ダンス、ダンス。『皇帝ペンギン』ミュージカル版(笑)。歌で愛を語り子孫を残す皇帝ペンギンにとって、生まれつき音痴なマンブルはいつも仲間はずれ。ダンスは得意なのに、ダンスは周囲に理解されないし、認めてもらえない。

伝統の殻を打ち破ろうとするハリウッド的お得意な「個」の主張が明確。

映像はアニメのリアル感に好き嫌いがあるようだけど、私的にはよかった。とくに、南極大陸の氷や海の背景映像が美しい。ブリザードの中、氷の塊が風の勢いで角が丸くなりボールのように氷の大地を転がる様子などは、なるほどー、と思った。

歌って踊るのだから音楽はバッチリ、ナツメロからヒップホップまで。そして、昔、60年代のヒッピーを扱った「ヘアー」というミュージカルがあったが、あの主題曲「アクエリアス」の
メロディラインも思い出させてくれる。
私もペンギンと一緒に踊りたいと思わせてくれるキュートなペンギン達。ただただキュートなだけでない。せこせこ都会のあわただしさにまみれて暮らす自分が哀れに思え、自然の摂理に従って、地球規模、宇宙感覚で氷の大地で生き抜くペンギン達に癒されるんだな、これが・・・




祝・「チャン・ジン監督WEEK !」 ってことで・・・

2007-04-06 23:58:02 | Suda on J.J.Y.

最近シネマートさんへのツッコミが私のルーチンワークのようだけど、シネマート六本木1周年記念「韓流祭」の全上映作品が発表( link to)。

いやー、ご結婚記念にあわせてか、「チャン・ジン監督WEEK!」だそうで・・・
どうみても、ジェヨン&ハギュのスダ兄弟WEEKのはずが・・・。今、ルンルンの監督には勝てず、WEEK名獲得惨敗、無念。そして、
『トンマッコル~』のパク・クァンヒョン監督の心中はちょっとビミョーかも(って、だれもパク監督に言いつけないと思うけど)。 

しかーし、なぜか「イ・ジュンギWEEK」の『王の男』とかぶってるし・・・。つまり数日間は、当初の私の思惑どおり、何気に「チョン・ジニョン DAYS」 じゃないですか(笑)


それにしても、『ガン&トークス』は、4/21(土)~27(金)1日1回まっ昼間しか上映がありません。しかも、52席しかない Screen3。こりゃ、土・日が争奪戦じゃないですか?
チャン・ジンファンの皆様、早起き必勝

  
       
ホ・ジノ監督WEEKも、ご結婚記念に合わせたのかしらん。

ポン・ジュノ監督WEEKもあります~



きゃーっ、ジェヨンが史劇!

2007-04-04 20:38:58 | Suda on J.J.Y.


100億ウォンの制作費をかけた超大作映画、史劇『神機箭(신기전)』(監督:キム・ユジン)に、チョン・ジェヨン、ホ・ジュノ、ハン・ウンジョンらがキャスティング

「マイキャプテン キム・デチュル」で、ズラがとってもよく似合っていたので、史劇に出ればいいのに、と思っていたら・・・[ニュースソース: 2007/ 04/04 12:11   스포츠서울]

ステキ・・・

世界最初多連発ロケット砲で長距離ミサイルの母胎になった朝鮮時代火砲を素材にした作品。朝鮮世宗大王(セジョンデワン)の時、神機箭開発を囲んで広がる事件など迫力感あふれる見どころが多い。

ちょっと気になるところが・・・

チョン・ジェヨンは、女色と風流を楽しみ、分別がない有閑知識人のように見えるが、行商人らを上手く統率して、強力なリーダーシップを持つ親分(城主?)「ソルジュ(설주)」(30代)役

なんですとぉぉ、珍しく女がらみか・・・

ホ・ジュノは、王の護衛の受け持つ内禁衛将で、秘密裏に神機箭開発を支援する「チャンガン(창강)」(40代)役。 ハン・ウンジョンは、論理と信念に充ちた頑固な女性科学者「ホンリ(홍리)」(20代)役。 キャラクターが明確であるだけに、俳優らの内面が映画の中に溶け込むにちがいない。

「勝負師」カン・ウソク監督の「カン・ウソク ファンド」 2号投資映画。 『単にあなたが女という理由だけで』、『約束』等を演出したキム・ユジン監督と『約束』で映画界に進出した作家イ・マニ(李晩煕)が手を組む野心作の『神機箭』は5月初めにクランクイン、年末封切り予定。

最近『ファン・ジニ』で史劇づいているあの方が背後にやっぱり・・・

「神機箭(신기전)」とは、韓国語の辞書によると「花火や信号に使った火箭(かせん)」のこと。時代背景もよく知らないけど、それは追々・・・