Addicted To Who Or What?

引っ越しました~
by lotusruby

悪役商会、じゃなくて、紹介

2008-05-27 23:40:33 | Suda on J.J.Y.


『カン・チョルジュン: 公共の敵1-1』 の公共の敵キャラのポイント
 「チョン・ジェヨン、カリスマ悪役演技変身“ネチズン期待満開”」)
 「チョン・ジェヨン、正しい生活を脱ぎ捨てる」動画アリ)

       

 社会的には成功したCEO、実は企業型組織暴力団のボス
 人面獣心の二面性
 冷徹なカリスマ
 妻子を溺愛(←素のまま、演技不要)
 最初から最後までスーツ姿、しかも、オーダメイド(見るからに仕立てよさげ)
 前作チョン・ドマン(@『正しく生きよう』)からの容貌的変身
 マイク要らず、
声に迫力あり(デカイ)

それにしても、もうすでに公共の敵から漂流者にシフトしているようなジェヨン↑


そして、この夏、期待がかかる悪役三人衆
(
 「悪役がより良くて…韓国映画活力なるだろうか」)

中央の方が見るからに漫画チックな 「ワル」 なので(笑)、並ぶと両サイドはひょっとして良い人かもしれないと思ったり・・・しないか。

       


ハン・ソッキュのあのビロードのような生声を聞いてしまったので、一体どんな悪役になるのかと楽しみ。というより、『目には目を、歯には歯を』 ではチャ・スンウォンが悪役だと思っていたけれど、ハン・ソッキュも悪役なのかな!?



Bonjour, Realisateur Kim Jee-Woon

2008-05-24 23:22:31 | K-Movie Columns


カンヌで久々にキム・ジウン監督がメディアの前に出てきたので、記念にインタビュー記事 (私流訳で) を書いておきます。( 스타뉴스 link to


    


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キム・ジウン監督 「数え切れないほどの映画はあっても、ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ウソンが出てくる映画はない」

キム・ジウン監督は、興奮より悩みの方が多いようだ。 第 61 回カンヌ国際映画祭で 『良い奴、悪い奴、変な奴』 が初めてお目見えすることについて、「カンヌ バージョンより韓国バージョンがはるかに娯楽的だ」 と何度も強調した。

完成された編集版で上映するわけではないので、さらに悩みが多いと何度も繰り返した。 そのような中でも、「映画祭側で、十分楽しむに値すると。(でなければ)招請しなかったでしょう」 として、それとなく自信を表わした。

キム・ジウン監督は、スクリーニングを翌日に控えた 23 日、カンヌのあるホテルで国内取材陣と行ったインタビューで 「数え切れないほどの映画はあっても、ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ウソンが出演する映画はない」 として、「満州ウェスタンジャンルを復活させたことより、3 人と共同作業をしたことがさらに誇らしい」 と話した。

 ウェスタンというジャンルを選択した理由があるのか。

世の中のすべてのジャンルをしてみたいという思いがあった。コミックホラーもしたし、正統ホラーもしたし、ノワールとコメディもやってみた。 SF とメロー、ウェスタンをやっていなかったが、メローはまだ時間がさらに必要なようだ。

そのような中で、イ・マニ (이만희) 監督の 『鎖を切れ』(쇠사슬을 끊어라) という作品を見た。韓国でも満州を背景にした西部劇があった。『鎖を切れ』 とセルジオ・レオーネ監督の 『続・夕陽のガンマン』(The Good, the Bad and the Ugly ) でインスピレーションを得て、『奴、奴、奴』 をすることになった。


 178 億ウォンという製作費が負担になりはしなかったか。

意図したわけではなかったが、困難な状況に封切ることになったし、重要な映画になってしまった。自らムチを打ちながら、常に緊張しようとした。(笑)


 カンヌで 『奴、奴、奴』 を初めてお目見えする所感は。

カンヌバージョンは韓国バージョンとは異なる。韓国バージョンはもっと娯楽的だろう。『奴、奴、奴』 の最終目的は、国内でマップチップ(背景)を良く作ろうと思う。カンヌで集めた意見も反映するだろう。カンヌで上映されるものは、私の生涯で最も華麗で格調高く、騒がしいモニター試写だと考えている。


 非競争部門でスティーブン・スピルバーグとウディ・アレンの作品と肩を並べることになったが。

同じレベルというよりは、同じ時間帯に上映される映画ということではないか(笑)。アジア、特に韓国映画がどんな流れであるかをカンヌでうまく見せたようだ。常に新しく探求する韓国映画の特徴を尊重してもらうことだと思う。


 満州ウェスタンの復活について自負心を感じるのか。

消えてしまったジャンルを広げて、観客を満足させることができるならば良いだろう。子供の頃、西部映画を見て好んだように、今の若者が 『奴、奴、奴』 を見て楽しんでくれることができれば良い。


 3 人の主人公と共同作業したことはどうだったか。

怪物よりさらにものすごいソン・ガンホと、「根ほり葉ほり」 という異名を取る程徹底したイ・ビョンホンと、監督デビューを控えたチョン・ウソンと一緒に仕事をしながら、果たして自分は最後までできるのかと思った。この人たちに気を取られず、上手く編集しようと努力した。

その中心にはソン・ガンホがいたようだ。ソン・ガンホは良い俳優である前に、ますます良い人になっているようだ。ソン・ガンホを中心に和気藹々だったと思う。

この映画は、俳優たちが最も多く病院を出たり入ったりした映画で記憶されるようだ。 チョン・ウソンは腕(の骨)が折れたのも知らずに撮影をしたし、その事実が分かった後にもギブスをできないまま(撮影を)続行した。そうしたら、自ずから奮い立った。


イ・ビョンホンと 『甘い人生』 に続き2作目を作業をする感じは。

イ・ビョンホンは、顔と目つきの深さと声、これらすべてにおいて繊細な演技を引き出す俳優だ。 そのような点が、ハリウッドでイ・ビョンホンが注目される理由であるようだ。


 中国での撮影条件が非常に厳しかったというが。

敦煌で撮影したが、服を着ているのに陽射しがムチを打たれるかのように痛かった。知らずに運動靴をはいて、足に火がついたかと思った。スタッフ全員に超人的な意志がなかったらやり遂げることができなかっただろう。あまりに苦労したので、やり遂げなければならないという気持ちが皆にあった。


 『奴、奴、奴』 の封切りを控えた所感があるならば。

韓国に数え切れないほどの映画はあっても、ソン・ガンホとイ・ビョンホン、チョン・ウソンが共に出てくる映画はない。消えたジャンルを復活させたことより、その点がさらに誇らしい。それぞれ違った個性と魅力を相互に引き出した。

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完成版ではないまま、なんとかカンヌに間に合わせて編集したようで、公開までにさらに手を入れるつもりなのですね。まだお金使うのかしらん(笑)。

不況といわれる韓国映画界のカンフル剤的な位置づけの作品になってしまい、ご本人も戸惑っておられるのかもしれませんが、個人的にも韓国映画界には元気になってもらいたいです~。

キム・ジウン監督がインスピレーションをもらったという、イ・マニ監督の 『鎖を切れ』 (1971年)については、Cine21 に記事があるので読んでみたら、お宝(ここでは仏像)をめぐって 3 人が登場するとか、満州をバイク(ジープ)で駆け抜けるとか、なるほど、画的にはキム・ジウン監督が見せてくれる画の原型みたいなものがありそうで、一度見てみたいものです。
 Cine21 「前近代の鎖を切って脱走する,<鎖を切れ>」

西部劇の定石は、最後に生き残るのは 1 人ですが、さて誰が生き残るのでしょうかね。カンヌでのレビューが楽しみです




『正しく生きよう』 がやってくるかも^^v

2008-05-21 23:50:16 | Suda on J.J.Y.


カンヌのマーケットニュースをちらりと読んだら、SPO さんが 「コリアンウェーブフェスティバル」 企画用に 7 編ピックアップしたとか。
 
link to

コリアンウェーブフェスティバルって韓フェスのことでしょうか。今年 9 月開催すると記事にありますが、秋にはまた韓国映画上映企画があるのでしょうかね。以下のラインナップで・・・。

そういえばシネマートの HP でアンケートをとっていましたよね。何度かポチっておいたのがよかったのか、『正しく生きよう』 のリクエストを聞き入れてくださった模様。感謝。私のリクエストはいつも聞き入れていただけるような・・・

ついでに監督と主演も呼んでください・・・

そのほか、おっさんバンドのお話の 『楽しい人生』、リュ・ドクファン君のヌードがあるらしい  『私たちの町内』、メディカルホラー?な 『リターン』 をとりあえず楽しみにしています。

ラ・フィチャン監督  『正しく生きよう  <바르게 살자>』
イ・サンギ監督 『無防備都市 <무방비 도시>』
ユン・テユン監督  『色即是空2 <색즉시공 2>』
チョン・ギリョン監督 『私たちの町内 <우리 동네>』
イ・ギュマン監督 『リターン <리턴>』
イ・ジュニク監督 『楽しい人生 <즐거운 인생>』
キム・ミジョン監督 『宮女 <궁녀>』 


パルコ劇場ドラマリーディング・シリーズ 「不器用な人々」

2008-05-20 23:29:46 | その他


「不器用な人々」
パルコ劇場ドラマリーディング・シリーズ Vol.2

作・演出:チャン・ジン
出演: 松重 豊、池田成志、小須田康人、内田 慈

【登場人物】
不器用な泥棒(チャン・ドクペ) --- 松重 豊
不慣れな女性中学教師(ユ・ファイ) --- 内田 慈
自殺願望の男 --- 池田成志
車のセールスマン(ソ・パロ) --- 池田成志
ユ・ファイの父親(ユ・ダルス) --- 池田成志
ナレーター --- 小須田康人

【ストーリー】 (PARCO 劇場HPより)
女性教師の住むアパートメントに深夜忍び込んだひとりの泥棒。
今夜も住人に見つからないうち、目ぼしいものだけ奪って立ち去ろうとするが、
眠りについたばかりの女性教師は、運悪く?起きてしまう。
侵入者を見つけて慌てるあわてる女性教師に、男は、一晩で何件かの家を回ろうとしているから危害は加えないと告げるが、そんな時同じアパートメントで事件が起こり、出口には警察官やマスコミ、野次馬が押し寄せ、泥棒は完全に足止めを食らう。
挙句の果てに彼女の父親まで訪ねて来てしまい・・・。

チャン・ジン WEEK 終わってしまいました。さすがに 1 週間以内の 3 日間のパルコ通いは疲れました。楽しかったのでなお一層今週はお疲れモードな感じで・・・

チャン・ジン監督の言葉通り、初日は 30 秒に 1 回笑いました。さすがに 2 日目は 3 分に 1 回ぐらいでしたが(笑)。あー、単純な私。だって面白かったのです

比較することに意味はありませんが・・・
行定勲監督演出の 「見知らぬ女の手紙」 は、素材の好き嫌いはあると思うのですが、「まるで舞台劇」 とジン様も評しておられてように、ドラマリーディングとしては確かに完成度が高かったです。役者は中島朋子ひとりでしたが、稽古期間は 3 日間(1 日 4 時間)あったそうです。

「不器用な人々」 では、ジン様が来日した 13 日から稽古に入り、毎日稽古していたわけではないようなので、言葉のハンディを考えると、演出と役者の意思疎通に倍かかるわけですから、これはかなりスケジュールがタイトだったのではないでしょうかね~

こんな急な仕込みでも、ただ朗読するだけでなく、セットやら小道具を駆使して、台本を持ちながらも簡単な動きを合わせて、セリフもポンポン交わしながら、間とか呼吸とかを計らいつつ、飽きさせない内容でした

ジン様の演出意図がどこまで汲みとられていたのかはわかりませんが、あれだけ笑わせてもらったということは、翻訳版でも、ばっちり笑いのツボは押さえられていたということですね。シチュエーション・コメディーで、笑いがとれなかったら OUCH ですから、役者さんの力量がモロ出ます。ドラマリーディングとはいえ、日本の演劇界でご活躍の実力派メンバーが揃って演じてくれた、チャン・ジン作品のステージを見ることができてラッキーでした。

劇中のファイがドクペにクラっとくるのも納得で、松重さんはとてもステキですし、池田さん、内田さん、小須田さん、みなさん個性豊かで好感度高でした。

「牛売り」 ネタ、「ホリデー」 ネタ、MC ネタなど、あちらのローカルネタをカットせず、そのまま観客に投げていましたが、韓国エンタメに少し足をつっこんでいるとクスッと笑えたりするところでもありました。何も知らないと、面白さがわからず、笑っている人がいるのに自分は笑えないとなると、乗り遅れた感があってちとさびしいだろうなぁとは思いましたが・・・。

でも、こういうことは翻訳モノにはつきもので、たとえば、よく欧米の映画などでもキリストのたとえ話が引用されたセリフがあったりすると、聖書を読んだことがなければ意味がよくわからないというのと同じようなものでしょう。

ところで・・・
昨年12月、現地ソウルでの 「不器用な人々」 稽古中に骨折したハン・チェヨンですが、一体このお芝居のどこを演じていて骨折したのでしょうかね? 骨折するようなシチュエーションがいまひとつ分からないのですが、あちこちに動きまわる設定だったということですよね?

ともあれ・・・
30 秒に 1 回笑えるこの作品をソウルで見たら、私はきっと 30 分に 1 回しか笑えないだろうなぁ~~と、言葉の壁の厚さをひしひしと感じたのでした(泣 &笑)。

そして・・・
ドラマ・リーディングは 「見知らぬ女の手紙」 が初めてだったのですが、別に本格舞台劇でなくとも、ドラマ・リーディングにはドラマ・リーディングなりの魅力があって、自分の頭の中で勝手に舞台を繰り広げる想像力が試されるとか、言葉の余韻に浸るとか、そんな良さも今回ちょっとわかってよかったかな~。


トークショーの時は緊張しまくっていて、心なしか弱気な声だったチャン・ジン監督ですが、ご自分の作品が日本の劇場で紹介され、今回の日本の観客の反応に満足していただけたのでしょうか。「日本でもまたやろうかなぁ」 と思ってくれたらいいのですが。

師団ごと呼べとは言いませんが、こういう形でも触れることができる機会が増えたらいいですね~
パルコ劇場さん、よろしく・・・

 


『ガタカ』 (DVD)

2008-05-20 15:42:59 | Cinema な時間


『ガタカ』

原題:GATTACA (アメリカ 1997 年)
監督:アンドリュー・ニコル
出演:イーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ジュード・ロウ


実はひそかにジュード・ロウ祭りをひとりで開催。
むふふ・・・

友人の、そのまた知人から 「ジュード・ロウを見るならコレ」 とのお勧めにしたがって。近未来 SF モノなので、あまり好きではないジャンルだけど、なんとなく気になって見てみた。

出演者はイーサン・ホークにユマ・サーマンというので、ハリウッドブロックバスターだったのか思ったら、興行的には本国で厳しかったらしく、日本でも単館系での公開だったようで、ほとんど話題にもなっていなかったみたい。


遺伝子工学が進歩した近未来。人間は、劣勢遺伝子を排除し優れた知能と体力を持った「適正者」と、劣勢遺伝子を持ったまま生まれた「不適正者」というラベルで差別されていた。

劣勢遺伝子を持ったまま生まれた不適正者であるビンセント(イーサン・ホーク)は、適正者のみがなれる宇宙飛行士を夢見ているが、ID 代わりの DNA 情報が社会を支配しているため、DNA ブローカーから適正者であるジェローム・モロー(ジュード・ロウ)を紹介してもらい、その男になりすまして、宇宙開発企業ガタカに就職し宇宙を目指す。


いやいや、これがなかなか含蓄のある作品。科学技術の進歩と人間の尊厳という壮大なテーマが横たわっている。不適正者であることがいつバレてしまうかわからないドキドキサスペンスな部分はイーサン・ホークが、適正者の哀しみという感情的な部分はジュード・ロウが、それぞれ担当している。

ビンセント(イーサン・ホーク)は DNA 情報をごまかすのだから、日々の生活がタイヘン。社会がバイオ認証ですべて管理されている以上、血液はもちろん、髪の毛 1 本、まつげ 1 本、爪の一片たりとも落としたら、そこでバレてしまう。どこにどんな落とし穴があるかわからない。

しかし、「適正者」と「不適正者」(英語では 「valids」 と 「invalids」)という人間の分類は、人間の意志などはまったく無視されているわけで、夢も希望もないのだ。そして、優性遺伝子を持つ適正者は、優遇されていても必ずしも幸せというわけではないところがある意味救い・・・。

笑ったところは、ユマ・サーマンがビンセントの素性を疑い、彼の髪の毛を郵便局の窓口みたいな検査機関に持ち込むとすぐに結果が出るという場面があるのだが、そこには女たちが列をなしてお目当ての男性の体の一部を持ち込み、その男性の将来を確認しているところ。「上物だからつかまえておけ」 みたいなコメント付きの判定が出たり(笑)。付き合う前から、遺伝子を優劣を確認できるというわけ。

また最後が衝撃的。SF という世界を描いているが、アンドロイドが出てきたりしてキワモノで見せるのではなくて、徹底的なヒューマンドラマで良かった~

 


ポスター撮影現場の動画(はーと)

2008-05-19 21:41:27 | Suda on J.J.Y.


『カン・チョルジュン: 公共の敵1-1』 ポスター撮影の動画と本予告編。 

コチラから  Naver 

ジェヨンは全然顔を出してくれないと騒いでおりましたが、いざ出てきたら、ウットリで焦っております

ポスター撮影のジェヨンとソル様のツーショットもステキだわ~

ジェヨンがばっちりネクタイ締めた 「小奇麗な」 スーツ姿って、これまで作品の中にありましたっけ? 思い出せないほど新鮮なのですけど・・・

マンテク以来?・・・ってあれは(笑)

髪型の感じも、さらさらストレート系?

あのときのキラーが、ちょっとだけ年とったって感じじゃありませんか?
カン・ウソク監督が、チョン・ジェヨンはカッコイイ公共の敵に・・・と言っておりましたが、ウソじゃなかったのね~

予想を裏切るカッチョよさで(ファンの欲目ですかね?)、ちょっと脱力気味・・・

やっぱり見に行こう!

      
 


本ポスター

2008-05-18 11:09:11 | Suda on J.J.Y.


ソル様ピンのポスターは特別ポスターだったので、こちらが本ポスター。
そんな出し惜しみしないで、最初からこちらを出してくれてよかったのに~

カンヌ出品で話題の 『ノム、ノム、ノム』 にあやかって、こちらは 『ノム、ノム』 で・・・。

      독한 놈 VS 나쁜 놈 (毒のある奴 vs 悪い奴)

今回お目見えしたポスターで、チョン・ジェヨンは口元に笑みを浮かべ、一層余裕がある表情である反面、ソル・キョングは毒気に満ちた顔で対照をなしている。 ソル・キョングの姿には ‘毒のある
奴’、チョン・ジェヨンの姿には ‘悪い奴’ と書かれていて、二つの顔表情を見れば頭がうなずく。

特にチョン・ジェヨンは、これまで無邪気なイメージをたくさん見せてきたが、今回のポスター撮影では、自身を追うカン・チョルジュンを挑発するような卑劣さが伺えて、邪悪さまで感じられる微笑でカメラ レンズを掌握した、と製作陣は明らかにした。
link to

悪い奴もいろいろ~

ジェヨンには一律的な悪役は向かないと、脚本担当のチャン・ジン監督は言っておりましたが、笑いのとれる悪役かと思いきや、記事にもありますが、このポスターを見ると、口元に笑みを浮かべ挑発的な表情で、結構いやなヤツですね。 

でもいいの~ 

 


海外用ポスター

2008-05-17 00:32:43 | K-Movie Columns


(Image source: CJ Entertainment)


『カン・チョルジュン 公共の敵1-1』 の海外用のポスターは、ジェヨン入り!!
 CJ Entertainment English サイト)

国内ではよく知られたキャラクターといえども、海外で 「カン・チョルジュン」 をひとり歩きさせたところで、訳わかりませんものね~

でも、
このポスターの英題の 『Public Enemy Returns』 の文字が何も知らない人の目に入ったとして、どうみても Enemy は、目つきが鋭すぎるソル様だと思うのではないでしょうかね・・・。ジェヨンが Enemy 役っていうのは、一種の反転?(笑)


それにしても 『神機箭』 の海外用ポスター。映画のポスターというより、どこかの宝物展みたいなポスター。国内版は、ロン毛のジェヨンを一面にステキに作ってね~


そういえば、『ノム、ノム、ノム』 ですが、L.B.H. FC 企画で韓国プレミア試写会ツアーあり。しかも封切り前、日本語字幕付き。

日本語字幕付きってことは、わざわざ FC のためだけに用意するとは思えないので、もしかしてどこか日本の配給会社が、こっそり版権買っているのかしら?と邪推したくなります


 


新作キャスティング♪

2008-05-17 00:05:06 | Suda on J.J.Y.


『カン・チョルジュン: 公共の敵1-1』 の撮影が終わったら、1 年ぐらい休養をとりたいと言っていたチョン・ジェヨン。

新作出演ニュースもなく、本当に長期休養する気なのか、その 1 年間私はどうやって過ごす?とマジで考えていたのですが・・・

昨夜 izumin さん宅で知りました。うふふ、『天下壮士マドンナ』 で新人賞をさらったイ・ヘジュン監督の次回作 『キムさん漂流記 <김씨표류기>』 にキャスティング決定
link to

自殺しようと漢江(ハンガン)に飛び込んだら、栗島(パンソム 밤섬)に漂流して島から脱出できない男キムと、オンラインの仮想世界がすべてという引きこもりの女キムとの出会いを描いた作品だそうです。相手役の引きこもり女キムは、チョン・リョウォン。撮影は今年秋以降から。

漢江での漂流って、どうやったら漂流できるのか教えて欲しい。それだけで笑えますが、奇天烈な発想でどんな展開のになるのか楽しみです。この展開、やはりメロではないよね(爆)。

ちなみにパンソムは、渡り鳥が渡来することで有名で、西江大橋(ソガンテギョ
)がかかっている島。ソガンテギョは、『グェムル』 でグェムルがこうもりのようにぶらさがって誕生したあの橋だそうです。

早速ロケ地探訪すべき? 渡り鳥ウォッチングができるらしいです。
渡り鳥にまじって漂流者いたらどうしよう

パンソム ( ソウルナビ


 


『光州 5・18』

2008-05-16 22:29:06 | K-Movie Notes


『光州 5・18』
原題:화려한 휴가 (華麗なる休暇)
監督:キム・ジフン
出演:キム・サンギョン、アン・ソンギ、イ・ヨウォン、イ・ジュンギ、パク・チョルミン


各所で拝読したレビューでは、感傷的という意見を見かけたので、泣かせる映画だろうとは思っていたけれど、私は見終わって、泣くというよりはまず 「怒り」 がこみあげてきた。これも一種の感傷か(笑)。

韓国だけでなく日本を含め多くの国で、かつて同じ国の人間同士が武器を手に取り殺し合う歴史を経験しており、今なお進行形の国もあると思うけれど、「権力」 や 「独裁」 に魂を奪われてしまった人間というのは、どうしようもなく愚かだということだ。

愚かであることがわかっていてもなお追随する人間の愚かさも罪深くて。
ともあれ、(自分を含む)愚かな人間に対する 「怒り」 がもし映画の狙いだとしたら、私はものの見事にツボにはまったことになる。

作品としてどうだったかというと、これがちょっと・・・

「はい、ここで泣いてください」 「はい、笑ってください」 というあざとさが見え見えで引いてしまった。

笑ってください という場面では、パク・チョルミンのお調子者キャラに、おそらく劇場内の観客のほとんどが引いていたのではないかと思う(推測)。誰一人笑うどころか、身動きひとつせず、しらーっとした空気だった。映画全体を振り返ると、重さ・暗さの中の和みを担当しているのは分かるのだけど。

泣いてください という場面は多すぎて、涙に含まれる悲哀の濃度がだんだん薄くなっていくような気がして、結局何が一番悲しかったのか、泣いたっけ?と実感がわかない。

個人的に一番良かったと思えた俳優は、主役のキム・サンギョン。できれば危ないことにまきこまれたくなくて平穏無事に暮らすことを望む一市民という役どころ。平凡で実直なキャラだし、演技も地味目。だからこそ、ごくごく普通の光州の市民像がそこに凝縮されていて、地味でも緻密な演技という感じがした

もっとも、助演陣が豪華で、それぞれキャラ立ちすぎてくれたのが幸いしたのかもしれない。キム・サンギョンの地味さを却って際立たせていたような・・・。アン・ソンギ先生を初めとする助演の皆さん、ステレオタイプな設定なのに強烈で・・・。これを面白いととるか、バランスが悪いととるかは、見る人によるかもしれません。

これまで正面から触れられることのなかった、誰も触れたがらなかった、国家の心の傷のようなテーマをあえて取り上げ、このテーマに関わったすべての人の想いを伝えることは到底無理だということをわかっていながら、苦心して描いたのだろうなということは、なんとなく伝わってくるのは確か。

ただ外国人の私には響いてこないものもあるに違いない

エンディングのシーンでは、死んでいった者はにこやかな笑顔なのに、生き残った者に笑顔はなく憂鬱な表情。この事件の傷跡を象徴しているのかしら。

音楽のクレジットに、チェコ・フィルとあったので、ふと 「プラハの春」 を連想してしまった。

 


ドラマリーディングって

2008-05-16 02:20:55 | Arsな時間


Director's Choice
パルコ劇場ドラマリーディング・シリーズ Vol.2
2nd  「見知らぬ女の手紙」
作:ステファン・ツヴァイク
翻訳: 池田信雄
演出: 行定 勲
出演: 中嶋朋子 西島千博

終演後~
"パルコ劇場 ドラマ・リーディング VOL.2" 開催記念

トークショー  行定 勲 × チャン・ジン
"ジャンル(映画、舞台)も国境も越えて"
映画、舞台に活躍する気鋭の演出家二人、大いに語る!


ドラマリーディングの演目自体が私を引きつけたのではなく、その後のトークショーが目当てであることは、バレバレでしょう。最近、残業続きなのですが、水曜日は NO残業デー!ってことは、これは 「来てくれ」 ってことかしらんと勘違いしたまま、退社後いそいそとパルコ劇場へ

私の場合、そもそも、ドラマリーディングって何???というところから始まるのですが・・・。
恥ずかしながら、ドラマリーディングというものにこれまで参加したことがありませんでした。近所の文学館で開催される朗読会には参加したことがあります。わりと有名な俳優がやって来て、芥川龍之介の短編小説などを朗読してくれるのです。

まぁ、ドラマリーディングと言っても、朗読の延長のようなもので、出し物が小説から戯曲に変わり、出演俳優の数が増えるだけだろうと、単純に考えていたら完全に裏切られました。

終演後のトークショーでチャン・ジン監督もこの行定勲演出の 「見知らぬ女の手紙」 は、「ドラマリーディングというよりも舞台劇そのもの」 と評していましたが、まったくその通りでした。

「見知らぬ女の手紙」 は、ある女が名前も告げずに、ある男を長年慕い続けたその情念を手紙を通じて綴るという話で、モノローグ(独白)劇です。

中嶋朋子ひとりが 80 分間ほぼずっーと手紙を読むという形で語りかけるため、彼女の集中力に圧倒されるというか、見る方も同じぐらいの集中力と緊張感を強いられました(笑)。終演後、「お疲れさまでした」 との行定監督の第一声で、ようやく緊張感がとけた感じがしました。

行定監督いわく、もともと動きの少ないモノローグを、しかもリーディング形式にするのに、観客をどうやってずっとひきつけるかということに苦労したとのこと。

中嶋朋子の後ろでは、ダンサー西島千博がコンテンポラリーダンスのような動きを見せて、手紙の中で 「愛する方」 と呼ばれる相手の男の存在を寡黙に描き、メリハリをつけて演出されていたため、リーディングだけという単調さは免れていました。

モノローグって聞いただけで、敬遠しがちなのですが、意外と入り込めるものもあるようです。


さて、このドラマリーディング・シリーズは、PARCO 劇場の空いたスケジュールを利用したトライアウト企画。

PARCO とチャン・ジン監督とのつながりは、現在、ソウルで開催されている 「演劇熱戦 2」 のプログラムに、PARCO と縁の深い三谷幸喜作 「笑いの大学」 が組まれたことがきっかけとなり、今回、チャン・ジン作・演出によるドラマリーディング「不器用な人々」が上演されることになったそうです。


初夏だというのに 10℃台前半で寒かった水曜日。私は劇場で配布された毛布にくるまって座っていたのに、チャン・ジン監督は Gパン&Tシャツにキャップ&ピンクの派手なスニーカーで登場。思わず、若いっ と呟いてしまいましたが、気合が入っているせいでしょうか・・・

行定監督のドラマリーディングを 「まるで舞台劇」 と評した後、「こちらの方が有利だな」 と呟き、PARCO 劇場の担当者から 「勝ち負けじゃないんですから」 と突っ込まれ、負けず嫌いな性格をチラリとのぞかせていました

「不器用な人々」は 30 秒に 1 回笑える作品で、韓国の観客を笑わせる自信はあるけれど、日本では観客がどう反応するのか、緊張感と不安でいっぱいなのだそうです。「緊張」 と 「不安」 という言葉を繰り返して使っていました。

このドラマリーディング
で 「面白くない」 と言われたら、二度と日本で演劇をやることはないとキッパリ。ということは 、「面白い」 と言われたら、日本市場にも本格的に進出してくれるのかもしれません。ちなみに PARCO さんは今後もチャン・ジン監督とやる気満々でしたが・・・


そんなわけで、今週末は楽しみです。

「不器用な人々」
パルコ劇場ドラマリーディング・シリーズ Vol.2 
 link to
*現時点(2008/05/16 02:00)で残席わずか



監督 vs 脚本家

2008-05-14 01:54:55 | Suda on J.J.Y.


『カン・チョルジュン: 公共の敵1-1』 では相変わらず俳優ネタがほとんど上がってこず、出演者もよくわからずじまいですが、それは見てのお楽しみということでしょうかね。

カン・ウソク監督と脚本を書いたチャン・ジン監督の対談記事が CINE 21 に出ています。今週はチャン・ジン監督来日記念ということで、ココであげておきます。

連休明けからバタバタと忙しく、ハングル記事をちゃんと読む気力がないのですが、ざっくり目を通したら、面白い裏話もチョコチョコあるようです。

カン・ウソク監督とチャン・ジン監督のなーんだか微妙な関係とか・・・
脚本をめぐるチョン・ジェヨンの陰謀(笑)とか・・・
脚本には面白い場面をどっさり盛り込んだのに、撮影では採用されていないらしいとか・・・

あとでじっくり読んでおくことにします・・・

ご興味のある方は是非コチラ↓
CINE21
 [カン・ウソク vs チャン・ジン] ビッグな面白さ、期待しても良い
 <カン・チョルジュン> の監督と脚本家として本格意気投合したカン・ウソクとチャン・ジンの対談


こんなところに

2008-05-11 02:16:36 | Suda on J.J.Y.


さっき、偶然にも CJ エンターテイメントの英語サイトをのぞいたら・・・

おっ、お初です ちっちゃいけど・・・





この説明によると、ジェヨンはキラーの時みたいに 「ジェヨン」 って役なんでしょうか・・・

以上です(笑)。


ベールに包まれた公共の敵^^;

2008-05-05 22:56:26 | Suda on J.J.Y.


そういえば、あと 1 ヶ月半ほどで公開となる 『カン・チョルジュン: 公共の敵1-1 <강철중: 공공의 적 1-1>』(6月19日公開)の 「特別」 ポスターが出てきました。何が特別なのかよくわかりませんが・・・

「カン・ウソク監督」、「チャン・ジン脚本」 の文字がデカデカと・・・
出演者名がどこにも見あたらない(笑)、と思ったら・・・


今回公開された特別ポスターで最も眼に触れるのは、傾いている表情のカン・チョルジュンと彼の顔の横に大きく場所を占めているカン・ウソク、チャン・ジンの二つの監督の名前。 普通ポスターには俳優らの名前を入れることが一般的だが、映画 <カン・チョルジュン> の特別ポスターは果敢に製作陣 2人の監督の名前を上げて、映画の完成度に対する自信を表わした。
 
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『カン・チョルジュン』 関連の記事は、毎回監督がプロモ前線に立っておられるようで、主演のソル様のスチール写真もわずか数枚で、公共の敵役のチョン・ジェヨンに至っては、その顔さえもが謎のベールに包まれています(涙&笑)。監督の顔はもういいからさ~(心の声)。

映画の公式サイトはこちらへ(
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まだ立ち上がったばかりのようで詳細はやっぱり不明。

Trailer らしきもの(*追記:特別ポスターに合わせてか、特別動画というらしいです・笑)が見られますが、カン・チョルジュン(ソル・ギョング)以外では、イ・ムンシクとユ・ヘジンがちょこっと顔を出しているだけで。

むむむ、それほどまでに出してはならぬ顔なのか、ますますベールに包まれたチョン・ジェヨン。

監督のインタビュー記事に、神秘の公共の敵キャラクターについて触れられています。
동아일보  
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- 今回はチョン・ジェヨンが‘公共の敵’になった。

“1, 2 編では初めから憎い奴と見えるようにしたし、その点について、観客の同意を得ていく方式だった。 今度は違う。 悪は悪なのに理由がある。なぜ、本当に悪い奴なのに捕まってしまうと不憫に見える、そんな奴がいないのか。 カン・チョルジュンがあまりにも単純に見えるので、相対的にそうした図が必要だった。 一言で立体的なキャラクターだ。”

ここでちょっと不満
カン・ウソク監督インタビュー記事の写真では、監督の背後に他バージョンが見えていますが、両方ともソル様ピン? これまでの 『公共の敵』 シリーズのポスターでは、1 編、2 編とも、公共の敵の顔もデーンと出ているのですが、今回はいないの?
公共の敵ピンバージョン、「特別」 ポスター激希望


  『公共の敵』

 『公共の敵 2』