Addicted To Who Or What?

引っ越しました~
by lotusruby

『春の日のクマは好きですか?』(DVD)

2007-04-28 01:11:03 | K-Movie Notes


(Image source: nkino)

ちょっと前に見た『春の日のクマは好きですか』(2003年 監督:ヨン・イ)。そろそろ血や拳が恋しくなってきた・・・

スーパーのレジ係のヒョンチェ(ペ。ドゥナ)は、ちょっとユニークな女の子で、男性からも振られてばかりだが、いつか王子様が現れるとユメを見る日々。ある日、父親(オ・グァンノク)に頼まれて借りてきた図書館の画集に、愛の告白メッセージを発見する。次に画集を借りるとまた同じようなメッセージを発見。これは自分に向けられたメッセージだと思い、相手を突き止めようとする。メッセージを送ったのは図書館の司書(ユン・ジョンシン)なのか? ヒョンチェに思いをよせる同級生ドンハ(キム・ナムジン)は気が気ではない・・・

ぺ・ドゥナのための作品とも言えそう。ぺ・ドゥナが可愛くて、彼女がいなかったら話にならない。
いやーん、オム・テウンがゲスト出演してるじゃない・・・ラッキー!と、ハイテンションで見始めたけれど、ストーリーは、不思議ちゃん系少女マンガを読んでいるみたいなホンワカ展開。恋人(オム・テウン)の横で、オヤジみたいにスルメをかじりながら映画を見るところがかわいい。

こんなキテレツな女の子とバランスをとるかのように、そんな彼女に想いを寄せる相手役を演じるのは、性格も顔立ちも無難なキム・ナムジン。このバランス感覚は最高。

キム・ナムジンといえば、ドラマ「12月の熱帯夜」でオム・テウンの姉のオム・ジョンファと共演し、(韓ドラにありがちな)不治の病を抱える青年役だった。「人妻が若い男にほだされて夫も子供も捨てて新しい世界へ」的なストーリーで、オム・ジョンファがこの変わった人妻で、キム・ナムジンはここでも地味なひたむきさで、変わりモノの人妻とのバランスをとっていた。この人妻にも、若い純粋な青年にも共感できず、妻の背中を押して家庭から解き放ってやる夫(シン・ソンウ)の切なさだけが心に残ったのだけど・・・

話が横道にそれてしまった・・・

ちょっと妄想気味で天真爛漫な
ペ・ドゥナをみていると、遊園地に遊びに行くような感覚。この作品は直球メロで、病気とか、事故とか、貧富の差に悩むカップルとか・・・いわゆる典型的な韓流エレメントはなくて、日常のありふれた接点やすれ違いを通して、自分の近くにある愛情に気付くまでの過程をじっくり描いた作品。

ヨン・イ監督は、『オールドボーイ』の予告編を製作したことで有名、CM・広告界の出身。ペ・ドゥナの部屋や衣装、この作品のポスターはポップな感じで、どこかギョーカイっぽさを感じさせるが、作品全体の色使いがとてもいいと思う 。あと、私的には、ペ・ドゥナとキム・ナムジンより、ペドゥナと父親役のオ・グォンノクのペアの方が見ていて面白かった





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